【真船佳奈】#3後編 切れない包丁、傷ついたフライパン…アメリカン朝食作り【ぼっち旅】
●暮らすように泊まる…airbnbって結局どうなの?〈後編〉
さっそく近所のスーパーへ
ホテルやカフェで豪華な朝食を楽しむのもいいけれど、私の今回の夢は「暮らすように泊まること」。
特にぼっち旅行では飯場所を探すのもめんどくさくなることもしばしばなので、朝くらいは気兼ねなく、自由に好きなものを食べたい!食材を買いためて、それで毎日朝食を作ろうという魂胆。
やって来たのは近所のスーパー。
NYでうっかりどうしても丸美屋の麻婆春雨が食べたくなっても売っています。
まずは精肉売り場へ。アメリカと言ったら、ベーコンでしょ! 知らんけど。
どれがハムでどれがベーコンでどれがソーセージかわからなくなるくらいの品ぞろえ。
肉でゲシュタルト崩壊してくる。
そしてチーズは、なんかアメリカンな名前のついていたこれをチョイス。アメリカンな名前っていうよりは、もう名前がアメリカンなんだけど。
バタラーの私はどでかいホイップバターを購入。画像だと小さく見えるが、実際は丼くらいの大きさ。バターといえば牛の絵が描いてあるイメージだったけど、タイガーリリーみたいな女性がデザインされている。おいしくなあれと呪文をかけている場面だろうか。
普段炭水化物と脂ばっかり食べているくせに急に「野菜も食べなきゃ体に悪いぞ★」という旅行ハイになってドレッシングも購入。
これが10日分の食材。
可愛くてジャケ買いしたパン。
よく見てみると……
お前、貧乏って名前なのか……
ちなみに、基本的な塩コショウ、はちみつ、粉チーズなどの調味料は完備。
フライパンさん、どんな恋愛をしてきたんだい?
早速これまた備え付けの調理器具や食器を使って
夢のアメリカン朝食を調理開始。
わあ美味しそう! しかしなんか卵がこびりついてうまくひっくり返せない。
フライパンをよくみると、めっちゃくちゃに傷ついてる。どんな恋愛をして来たらここまで傷つけられるんだ。完全にダメなやつ。でも捨てられない。そんなこともあるよね。
というわけで、意図せずスクランブルエッグになりましたが、アメリカン朝食が出来上がった。包丁も全く切れなかったので、最後らへん、ベーコンを手で引き裂いてた。殺人鬼の気分になった。
ステキな朝食10日間
こうして、10日間全く使い物にならない調理道具と戦いながら、粉砕されたフレンチトーストや
諦めてそのまま焼いたネクタイみたいなベーコンソテーなど素敵な朝食を10日間楽しむことができた。
めちゃくちゃ良かった(調理器具以外)
急激なまとめをすると、調理器具だけはクソだったが、10日間めちゃくちゃ快適に宿泊をすることができた。今までは朝寝坊をしたくても、ホテルのゴミみたいな朝ごはんを食べるために早起きしなくてはいけない……なんてこともしばしばだったが、思う存分好きなものを好きな時間に食べて二度寝三度寝していた。
ホテルだと朝食一食3000円ほどとられることもあるが、今回は10日間で3000円程度。とってもリーズナブルに済ませることができたので、浮いた分で無駄なものをたくさん買うことができた。(結局無駄)何よりも、誰にも邪魔されない、素敵な海外一人暮らし気分を味わえてとっても幸せ。
この制度最高すぎて、別荘とかいらなくなるんじゃないか。別荘持つ予定もないけど。
このようにAirbnbをめちゃくちゃほめたたえたけれど、彼らにお金をもらってるわけでもなんでもない。むしろ、お金下さい。
- 次回は甘党でも何でも無い真船さんがNYの「映えスイーツ」に挑みます。「挑みます」としか言えないくらい、挑んでます。お楽しみに。
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