結婚1、2年目でレス。あいのり・桃さん「眠れない夜もあった」
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もやもやした気持ちをずっと抱えていて、それをリセットするつもりで離婚しました。彼のことは愛していたし、向こうもたくさん愛情をくれるんだけど、何かが足りなくて。人として大好きな気持ちは変わらなかったのですが、いつしか男として見られなくなっていました。彼も同じで、私のことを女として見られなくなっていたんだと思います。
結婚して1、2年目くらいが1番、セックスレスの問題で悩んでいました。私のジョークをからめた誘い方で、彼に嫌な思いをさせて、拒否されてしまったことがきっかけでした。私も、傷ついて「私が他の人としてもいいの!」って心にもないことを言い返したりして。
今思えば、裸でうろうろしたり、一緒にお風呂に入っていたりしたのも「女として見てもらえない」きっかけになっていたのかもしれません。
大好き、でも満たされない
3年目からは「ないこと」に、諦めがつくようになっていました。「子ども、いつごろつくろうかな」という話はするんですけど、アクションはおこさない。26歳でほとんどそういうのがなくなって、このまま私は一生誰からも女として見られなくなるんじゃないかなと悩んでいました。もちろん、それだけが女の証しではないし、愛情はたくさんもらっていた。なのに満たされないのはなんでだろう、何が足りないんだろう、と泣いてしまう夜もありました。
満たされていない、という思いがあったので、与えることも少なくなっていることに気づきました。昔のブログを読み返すと「彼のために頑張る」という言葉が出てくるのに、その頃にはそうした気持ちがなくなってしまっていた。そんな私にも、常に優しく、癒やしをくれる彼。「離婚」まで踏み込むのは違うのかなと、もやもやしていました。
その間に、まわりの友だちは結婚して、妊娠・出産していく。母親という次のステージに進んでいくのに、私は何もかわらない日々が続いている。「私は何者でもない」「誰からも必要とされていない」という漠然とした将来への不安が常にありました。
別居をはさむも変わらず
実は、昨年、1カ月の期間限定で別居していたんです。いくつか理由はあったのですが、少し離れたら、また昔みたいな恋愛感情が戻るかなっていう思いもありました。だけど、戻ってきても、良くも悪くもなにも変わらなかった。また兄妹みたいな楽しく居心地の良い日々が続きました。
でもやっぱりもやもやした気持ちはおさまらず、このままじゃだめだと思って、今年6月のシンガポール旅行で、この問題について切り出しました。私も彼からのアクションを待つだけじゃなくて、自分から動けば良かったんです。だけど、もう諦めモードに入ってしまっていました。
シンガポールでの話し合いで「離婚しよう」って決めました。お互いにとってもそれがベストな選択なのかなって。それから、2人で「最後の晩餐」の日を決めて離婚に向けて準備を進めていきました。
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●桃(もも)さんプロフィール 1985年東京出身。大学卒業後に人気テレビ番組「あいのり」(フジ系)に参加し、8カ国の旅を経て帰国。2009年にブログを開始し、常にランキング上位の人気ブロガーに。コスメや洋服などの商品のプロデュースなども手がける。
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