2代目バチェラー・小柳津林太郎さん

2代目バチェラー小柳津さん「人生をさらすことに抵抗ない」

2代目バチェラー小柳津(おやいづ)林太郎さん(37)へのインタビュー。前編では恋愛や結婚についてお話をうかがいました。今回は、バチェラー・ジャパンを見てモヤモヤした“あの疑問”について、小柳津さんに質問してきました。

――そもそも、バチェラーに参加なさったのは、どういう出会いに期待をしていたのでしょう?「出会いの場」なんて必要なさそうです。

小柳津林太郎さん(以下小柳津): 12年間IT企業にいたので、ベンチャーや広告業界の人ばかりだったんですよね。もっと違うバックグラウンドを持つ人と出会ってみたかったんです。保育士とか、栄養士とか、タレントとかもそうですし。

――ご自身のスペックがある意味「景品」として見られることは、どうお考えでした?

小柳津: 入り口が年収とか外見だとしても、最終的に僕のほうが、そういうことで判断してくる女性を選ばなければいいのかなと思っていました。全員に聞いたわけじゃないですけど、僕が五体不満足になったとしても、一緒にいてくれるか、というのは見ていました。僕も、相手の内面・核を知りたいと思っていましたし。

2代目バチェラー・小柳津林太郎さん

例えば自立している女性かどうか。僕は「ついて行きます!」みたいな女性は苦手なんです。もちろん専業主婦という仕事は立派だと思うけど、自分のやりたいことがあって、社会にバリューをだしたいっていう人も尊敬します。

――自立して、働いている女性……なら、バチェラー応募条件の「3カ月参加」を満たすことは難しくないですか?

小柳津: あはは。その通り。でもアメリカ版の本家バチェラーの場合、フリーランスの女性もたくさん参加しているんですよ。バチェラー1の時は、始まったばかりでキャスティングが難しかったかもしれないけど、2では、新しい人がくるんじゃないかっていう期待もゼロじゃなかったです。フタをあけてみないとわからない。リスクを見てやらないより、やった方がいいじゃないですか。こんな月9のドラマなみに大規模な番組の主人公を務めることなんて一生涯ないと思いました。

2代目バチェラー・小柳津林太郎さん

僕は僕で選ばれる側でもあった

――女の人を“選ぶ”っていうことに対してはどうですか。抵抗ないですか。

小柳津: ある意味、評価者である以上、限られた時間の中で白黒つけなきゃいけない。それはすごい怖かったですよ。だからこそちゃんと、核に迫るコミュニケーションを心がけていました。普段は一目惚れが多いんですけど、今回は俯瞰的に見るように気をつけていました。

それから、僕は僕で選ばれる側であったとも思っています。僕の場合は「選んで!」っていう女の子たちよりも、(最後の2人にまで残った)小口那奈子さんのように「私は私であなたを審査したい」というスタンスの子に対して、かっこいいなって思っていましたし。

――小口さんを選んでおけばよかった、と?

小柳津: 最後の二人はすごく迷いました。でも、あのときの決断は、それでよかったと思ってます。過去は振り返らないので。元カノとよりを戻す、という関係になったこともないですしね。

一方で、この「作品」の作り手としての意識もやっぱりあって、面白いものにしなきゃ、とは常に思っていました。

――思い出、ではなく「作品」という意識の方が強いですか?

小柳津: そうですね。僕の恋愛だけど、アマゾン・プライムが作っている作品であることも間違いないですからね。台本もうそも一切ないですけど、人に見られるものを作らなきゃ、という意識はありました。少なくとも、バチェラー3にバトンをつなげられるものにしないと、と。

――そこで意識したことはありますか?

小柳津: 初代バチェラーの久保裕丈さんとの差別化ですかね。まあ意識しなくても全然違うんですけど(笑)。

久保さんはミスターパーフェクトみたいな方。弱みを見せない。対して、僕はあえて自分をさらけ出すように意識していました。久保さんと僕、冷静と情熱、みたいな(笑)。

2代目バチェラー・小柳津林太郎さん

ほっぺにキスはたいしたことないでしょ

――番組中盤で、20代前半の子たちをバッサバッサ落としているのが印象的でした。私のまわりのアラサー女たちは「小柳津!よくやった」と(笑)。

小柳津: あはは。ありがとうございます(笑)。彼女たちも、もう少し色んな恋愛をした方がいいんじゃないかなって思ったんです。僕はほっぺにキスはたいしたことないでしょ、って思うけど、人によっては、キスはセックスよりハードル高い人もいる。恋愛経験を同じくらい積んだ上での結婚じゃないと難しいのかなと思います。それは、年齢の話ではないです。最終的に、27歳の2人が残ったのも年齢によるところではないです。

――この取材もそうですけど、小柳津さんのこれまでやってきた「お仕事」よりも、「恋愛や結婚」にフィーチャーされることについてはいかがですか。俺の魅力はそこじゃないんだけど……というのはありませんか。

小柳津: 全然ないですね。僕は演劇をしていたので、自分の人生をさらけ出すことに抵抗ないんですよ。とやかく言われることになれていますね。これをきっかけに、知ってもらえたらいいな、くらいです。

  • ●小柳津林太郎さんプロフィール
    1981年京都府出身。幼少期をニューヨークで過ごす。慶應義塾大学を卒業後、サイバーエージェントに入社、広告営業を担当する。入社2年目に子会社の社長に。2018年5月放送のバチェラー・ジャパンの2代目バチェラーに選ばれ注目を浴びる。ビジネスと表現活動の両輪をハイブリッドサラリーマンとして邁進中。
    Instagram: rinsta_gram1002
    Twitter: @mcrin72
    Blog: 「小柳津林太郎のReality De Show」
telling,の妹媒体?「かがみよかがみ」編集長。telling,に立ち上げからかかわる初期メン。2009年朝日新聞入社。「全ての人を満足させようと思ったら、一人も熱狂させられない」という感じで生きていこうと思っています。
写真家。1982年東京生まれ。東京造形大学卒業後、新聞社などでのアシスタントを経て2009年よりフリーランス。 コマーシャルフォトグラファーとしての仕事のかたわら、都市を主題とした写真作品の制作を続けている。