2代目バチェラー小柳津さん「今も恋はしてますよ」
――最終話では「恋より愛をとりたい」と倉田さんを「運命の女性」として選びました。しかし、破局の理由が「兄弟と言いますか、心友のような関係に変わっていきました」と。「心友」こそ、まさに愛の最終形とも思うのですが……結局、結婚には恋が必要だったということでしょうか。
小柳津林太郎さん(以下小柳津): そうですね。今回の破局を通じて、恋の延長線上に、愛があるのかなって気づいたんです。結局、僕はロマンチストなんですよね。僕から「愛してる」と言えるくらいの強い愛がないと、続かないんですよ。自分を好きな人のために何かしたい、その人にとってのヒーローでありたい、という気持ちが関係を続ける原動力だからかもしれません。
――家族よりも恋人でありたい、ということですか?
小柳津: 一生枯れない恋をしたい。それを夢見て、37歳まで独身になっちゃったのかもしれません(笑)。ずっとラブラブな恋人のような関係でいたいんです。
――ご両親の影響でしょうか?
小柳津: いいえ、全然。むしろ、うちの両親はお見合い結婚なんで。ただ、大学から演劇をやってきたので、恋愛ドラマや小説にでてくるヒーローみたいなものに憧れてるんです。番組に参加したのもそうです。自分の人生のラブストーリーを作りたかった。
愛されるより愛する方が大事なのかも
――結婚に対して、気持ちの変化はありますか?
小柳津: 結婚はしたいですね。「一生この人を幸せにする」と誓うのが結婚だと思うので、そうした強い思いがある人がいれば、結婚したいと思っています。事実婚でも、法律婚でも、どちらでもいいです。ただ、僕は「小柳津」を残していきたいので、できれば法律婚がいいかな。でも、相手が名字を変えたくないというなら、事実婚でもいいです。相手次第かなって思います。
――今後の恋愛についてはどうですか。
小柳津: 恋はしてますよ。この人を幸せにしたいっていう気持ちもあるので、できれば結婚もしたいなと妄想はしています(笑)。
愛されることが幸せなんだと思ったこともありましたけど、結局男は自分が「愛する」ことの方が大事なのかなと思うんです。6対4くらいで男が強い方がいい。大学時代に思い描いた「ヒーローになりたい」っていう思いは変えられないんですよね(笑)。
好きって論理的じゃない
――これまで、その「愛した」っていう女性たちに共通点ってあるんですか。
小柳津: うーん……。あ!元カノに共通点ありました。朝起きたての声がかわいい!!
――寝てみないとわかんないってことですか(笑)。バチェラーだとそこ確かめられないじゃないですか。
小柳津: でも、好きであり続けるために、大事な価値観ではあると思います。ずっと相性が悪いままだと、関係を続けるのは難しい。
だいたい、好きって論理的じゃないんですよ。「○○だから、うまくいく」なんてことはない。例えば、僕は家族の反対があったとしても、関係ないと思っています。なぜなら僕が守るから。家事が苦手なら、家政婦でも家事代行でも雇えばいい。
ただ、僕を夢中にさせてほしい。結局「僕が好き」であれば、障害なんてないんです。
自分の「好き」を大事にしてほしい
――それが1番難しいのでは……。telling,を読んでいるミレニアル女性たちに何かメッセージをいただけますか。
小柳津: 自分の恋心、「好き」という気持ちを大事にしてほしいってことですね。年収とか、頭の良さとか、相手の形而上的な条件とかどうでもいいと思う。
――確かに、小柳津さんの考え方なら、障害なんてないですよね。とはいえですよ、なかなか、「好き」に出会えない女性も多いと思います。どうしたら「好き」に出会えるのでしょう。
小柳津: 好きになるためのアクションを起こしていないんじゃないですか。バーの隣の人に話しかけてみるとか、よく顔を合わせる仕事の関係者を知ろうとするとか。チャンスはどこにでもあるんじゃないですかね。僕はフェスで出会った女性と恋に落ちたこともありますよ。
それも面倒くさいと思うなら、今は恋のニーズがないんだと思います。“仕事が恋人”でいいと思います。
- ●小柳津林太郎さんプロフィール
- 1981年京都府出身。幼少期をニューヨークで過ごす。慶應義塾大学を卒業後、サイバーエージェントに入社、広告営業を担当する。入社2年目に子会社の社長に。2018年5月放送のバチェラー・ジャパンの2代目バチェラーに選ばれ注目を浴びる。ビジネスと表現活動の両輪をハイブリッドサラリーマンとして邁進中。
Instagram: rinsta_gram1002
Twitter: @mcrin72
Blog: 「小柳津林太郎のReality De Show」
- 後編では、バチェラー・ジャパンを見て思った素朴な疑問「女を選ぶことについてどう思ったの?」「自分のスペックが“景品”とみられるのに抵抗なかった?」などを聞きました。バチェラーファンのみなさん、お楽しみに。
- 【後編はこちら】2代目バチェラー小柳津さん「人生をさらすことに抵抗ない」
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