【真船佳奈】♯16 人生でいつまで、ぼっち旅ができるのだろう（お土産もあるよ）【ぼっち旅】

●最高に楽しいぼっち旅をしよう！灼熱のタイ編

• 記事末尾でコメント欄オープン中です！
• 前回はこちら

ぼっち旅の連載企画を始めた2018年9月からちょうど1年が経った。

当時29歳だった私は、三十路目前にして彼氏と別れ、結婚も出産も仕事における立ち位置も先行き不透明、思考回路はショート寸前状態で単身初のNYに足を踏み入れた。

そこで変なキャラクターにボラれたり、頭のおかしなコスプレをしたり…なんだかわけがわからないけれどとにかく自由に旅を楽しんだところ、ありがたいことに多くの方に記事を読んでもらえて、今回3回目の「ぼっち旅シリーズ」を連載するチャンスをいただくことができた。足掛け1年、この（telling,さん的に連載して大丈夫なのかい？朝日新聞の上の人、怒ってない？）みたいな記事をやらせていただけているのだから本当に幸せ者である。

時は流れ私は30歳になった。ぼっち旅の連載中に彼氏もできて、一緒に暮らし始めて4ヶ月ほどが経った。ベッドの上に巨体を横たえてピザポテトをバリボリ食べるという「世界仰天ニュース」に出てくるアメリカのデブばりにだらけていても笑いはすれど文句は言わないので、一緒にいてとても楽である。
ぼっち旅に出かける時も気持ちよく送り出してくれる。

しかしその反面周りからは「彼氏ができてもぼっち旅行くの？」と最近よく聞かれるようになった。（いや彼氏がいようといなかろうと、私ぁ私！風来坊だよ！風の吹くまま気の向くままだよ！）と思っていたが、（一緒に生活している人がいるのにこんなに自由にしていていいんだろうか…）とふと冷静になる時もある。
思いやる相手ができたら、私の時間は私だけのものではなくなってしまうのかもしれない。
人生でぼっちを満喫できる時間って、どのくらいあるんだろうか。

▲私だけの時間　とは

私はもう「ぼっち」ではなくなるんだろうか。2人が基本単位になって、私という人間は溶けてなくなってしまうのだろうか。

▲溶けてなくなってしまうかもしれない私

最近改めて思うが、一人旅というのは本当に贅沢な時間だ。
私という人間だけに集中して、自分のことだけを大事にしていられる。
女性の人生は、どんどん肩書きが変わる。「妻」「母」…周りからの呼び名がどんなに変わっても、変わらない本当の私を実感するために、これからもずっと
ぼっち旅をしていきたいというのはワガママなことだろうか。

▲非常に贅沢な時間を過ごす私とおもち

「じゃあ、お母さんぼっちしてくるわ」と言って旅に出てしまう母は、非難を浴びるかもしれない。そういう妻や母親はそもそも見たことがないが、前例がなくとも、願わくば私はそういう人間であり続けたいと思う。

というわけで、これからも最高に楽しいぼっち旅は続く。（予定

＜さて、ここまで耐えてくれた人にお土産だよ！＞

さて「この校長先生のお話みたいなのいつまで続くの〜！」と思って倒れそうになっていた貴方に朗報。
ここまで耐えてくれていたお礼に、プレゼントタイムだよー！

前回の台湾編でも大好評だった（と思いたい、思い込んでいる）プレゼント企画。
今回は応募者とみんなの愛が溢れすぎて朝日新聞のサーバーがダウンするレベルを狙いたいので、誰もが欲しい商品をタイの夜市で見つけてきた。
絶対にみんな欲しいので、すぐに応募するように。

〈A賞：モー！カウわいい！リュック賞　１名様〉

A賞にふさわしい、オシャレ女子の必携アイテム「牛リュック」。日本では見たことのないデザイン。ちゃんと革でできているそうな。これを持っていたらきっと「モ～ウ！カウわいい（可愛い）！」と言われちゃうけど、そんなつまんねえギャグかましてくるやつとは距離を置いたほうがいいよ。

〈B賞：おっぱいにもなる！ココナッツのお皿賞３名様〉

B賞はこちらのココナッツ製の器！友人に写真を見せた時に唯一「これだけは欲しい」と言わしめたまともなお土産。内側は貝？で装飾されています。
色は選べません。服の下に入れたら、おっぱいに見えちゃうかも！見えないかも！

〈Ｃ賞：荒削り微笑ネコちゃん賞　2名様〉

ちょっと目が逝ってる木彫りの猫さんの像をみつけて即買い。一つは自宅用にしようと思ったのだが、日本に帰ってよくよく見ると怖かったので、みんなにあげる事にした。ごめん。

そして、今回の目玉！
〈Ｄ賞：真船のお見合い写真賞　１名様〉

真船がタイの写真館で撮ってきたキメキメの写真を、5枚セットにしてプレゼント！あんだけさっき「彼氏いるいるピースピースv ぼっちじゃなくなっちゃうかもイヤん」と騒いでいてなんなんだが、こちらのお見合い写真を見て「結婚したい」と思う奇特な男性も（単純にどんなやつか見てみたいので）募集中。

いかがだっただろうか。こんなに頑張って選んだのに応募者がいなかったら絶対に泣くのでとりあえず応募してみて欲しい。多分結構な確率で当たる。

今回もぼっち旅を最後まで見守ってくれて本当にありがとうございました！
また次の旅も、皆様とご一緒できますように。応募者がありますように。

• 【『最高に楽しいぼっち旅をしよう！　灼熱のタイ編』旅のお土産プレゼント】

• 真船佳奈さんの連載「最高に楽しいぼっち旅をしよう！　灼熱のタイ編」のお土産を、抽選で読者の皆さんにプレゼントします。賞品は下記の通りです。

  【A賞：モー！カウわいい！リュック賞】1名様
  【B賞：おっぱいにもなる！ココナッツのお皿賞】3名様
  【C賞：荒削り微笑ネコちゃん賞】2名様
  【D賞：真船のお見合い写真賞】1名様

• 希望する方は2019年9月30日までに、下記の応募フォームに必要情報を記載したうえ、希望するお土産（一つまで）を明記して送信してください。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
• 【応募期間は終了しました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました】

• 【最高に楽しい最高に楽しいぼっち旅をしよう！灼熱のタイ編】の記事一覧
• ＃1 タイの超ローカル遊園地に行ったら闇が見えた〈前編〉
• ＃2 タイの超ローカル遊園地に行ったら闇が見えた〈後編〉
• #3 運動神経ゼロだけどムエタイの本場で修行してきた
• #4 微笑みの国タイランドで目を凝らすと完全アウトな寺を見つけた
• ＃5 生きてるけど地獄に落ちてきた
• #6 タイに行ったら虫を食おう
• #7 クセ強すぎィ！タイ通も唸る激ヤバ店を紹介する
• #8 動物に嫌われすぎる私が虎さんにもっふもっふにされたお話
• #9 地上60メートルから飛び降りてみた
• #10 自撮りで「デートに行ってきた風」の写真を撮影する術を見つけてきた
• ＃11 タイにいながらにして日本文化を堪能してきたけどなんか違った
• ＃12 美容大国タイで最新…？脱毛をして泣いた話
• #13 タイの民族衣装で見合い写真を撮ってきた
• #14 タイでエビを釣ってみた
• #15 タイの屋台でせんべろになれるのか？！
• ＃16 人生でいつまで、ぼっち旅ができるのだろう