【真船佳奈】#15 タイの屋台でせんべろになれるのか?!【ぼっち旅】
●最高に楽しいぼっち旅をしよう!灼熱のタイ編
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先日、友達に「真船って何にお金を使ってるの」と聞かれ、ハッとした。
ほとんど心当たりがないのに、実際お金はない。とんだサスペンスである。
まず衣食住の住でいうと、最近引っ越して家賃は半額にまで下がったし、家具も全部クッソ安く揃えた。「とりあえず生きていける」がコンセプトの家だ。
続いて「衣」だが、私は恐ろしいほどファッションセンスがない。太ったので服を買う楽しみもない。「レギュラー服」と名付けた3980円のワンピースの色違いを2着買って、それを交互に着まわしている。よく雑誌で「着まわし1週間」などと言いながら10着くらい服が写っているのを見ると、私の方がよっぽど着まわしニスタだと思う。着回しというか、着たきり雀のプロである。
1日10人くらい同じのを持ってる人を見かけるロンシャンのバッグが唯一の所持ブランド物だが、それも5年も持ち歩いているので、穴が空いている。「温泉発掘中にみつかった古代人の装飾品」て科学博物館に飾られても違和感ないくらい色褪せている。
突き詰めていくと「飲み代」と「飲んで太ったダイエット費用」にほとんどのお金を使い果たして来たことが判明した。
養分を買って、その養分を消費するためにまた金払って…って、一人忙しく経済を回し続けていた。残ったのは脂肪の塊だ。死亡。
そんな脂肪の塊の私もリーズナブルで美味しいタイランドでだったらお金を使わず楽しく酔えるかもしれない…!
少々無理やりな導入だが今回はタイでせんべろをやってみたらどのくらい充実するのか検証してみる。
ちなみに日本のせんべろというと…
ジョッキビール 290円
もつ煮込み 300円
ハムカツ 250円
枝豆 250円
合計:1090円
と厳密には千円では少々物足りなさの残る結果となってしまいがちだ。
そこで今回のルールは、こちら。
- 千円(300バーツ)でベロベロになる
- 瓶ビール1本、または缶の酒2本は購入
- お腹が満足するくらいのつまみを買う
こちらの3点を守って検証していきたい。
やって来たのは、ラチャダー夜市。ここの夜市、美しい写真を撮れる事でも有名。
色とりどりの屋根が密集した幻想的な風景の写真を一度は目にしたことがあるのでは?
所狭しと色々な店がそれぞれにいい匂いをまきちらしている。
井之頭五郎とすれ違ってもおかしくないグルメスポットである。
新鮮な海鮮焼きのお店が数多く出展していたが、メニュー自体は大人数用らしく、エビ4匹で300バーツ。今回の予算を超えてしまうのでNG。
色とりどりの寿司ロールは1個ずつ購入可能。しかし海外の「SUSHI」にいい思い出がないので素通り。
たこ焼き的な何かも売っている。6個で50バーツ。
なかなか理想にたどり着けない。
そこで目に入ったのがこちら…チキン!全然日本で食えるけど、いや毎日食ってるけど、いつでもどこでも食べたい、それがチキン!
フライドチキンに様々な味のソースを絡めている。
1ピース10バーツから買えるので3つの味を買ってみることにする。
こちらで30バーツ(約100円)
全然タイっぽくない料理だが、食べたくなっちゃったんだから仕方ない。
続いて立ち寄ったのは、串焼きみたいなものを焼いている屋台。
串に刺さっている何かを買うと、目の前で焼いてくれてタレをかけてくれるシステム。1本10バーツ。よし、おばちゃん1つ買うたろ。金ならある!(千円)
チキンボールを1本購入。どんだけチキン好きなんだよ。
これで残り料金は260バーツ。
その後もポークスペアリブや虫など、心惹かれる屋台が続く。
続いて、「タコが自分の串焼きを食べて怒っている」という非常にシュールなイラスト看板を掲げたこちらの屋台へ。
海鮮串焼きだが、1串10バーツからと非常にリーズナブル。
ここではクラゲの串焼き(15バーツ)といかげそ(20バーツ)を購入。まだまだ金ならあるぞお!
日本だと300円はするもろこし焼きも30バーツ。買っちゃう買っちゃう!
まだまだお金が余っている〜!私を酔わせてどうする気〜!
着席型のお店のご飯も頼んじゃってみる。
チキン3本(30バーツ)
クラゲの串焼き・イカゲソ(35バーツ)
もろこし焼き(30バーツ)
チキンボール(10バーツ)
瓶ビール1本(100バーツ)
青菜炒め(80バーツ)
しめて285バーツ!
これで千円以下!どうです?なんか安いんだか普通なんだか微妙な結果になったけど、いや安いだろ!本気出せばあと1品変えたけど、もういいだろ!
タイの蒸し暑い中で食べるピリ辛チキンとキンキンに冷えたビールは最高!
クラゲもコリコリした食感が軟骨かじってるみたいで楽しいし、(楽しいか…?)
ソースがどの店もほぼ同じ味だったのは盲点だけどとっても美味しい!
日本のトウモロコシ食べる感覚で挑むとちょっと悲しい味。甘みはないので、歯磨きするみたいな感覚で食べてみよう!(どんな感覚?)
実はこちらの屋台取材が6日間の滞在で最後の取材!肩の荷を下ろし切って飲んだ酒はマジでうまかった…!まあべろべろになるのは無理だったけど、腹は膨れた。ビールあと500本持ってこい!
さて、綺麗に閉めようと思ったが次回に続く。(え、まだ続くの…)というため息が聞こえてきそうだが、どうかお楽しみに!
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