【真船佳奈】#4 微笑みの国タイランドで目を凝らすと完全アウトな寺を見つけた【ぼっち旅】
●最高に楽しいぼっち旅をしよう!灼熱のタイ編
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毎度毎度「こんなに参考にならない旅行ルポも珍しい」と評判の♯最高に楽しいぼっち旅をしよう!
でも本人は「これは『地球の歩き方』レベルに参考になっちゃうかもしれない…」と思いながら取材してるんだよ!かわいそうだね!
さて、タイと言えば仏教国家。インスタで#タイ と検索したら金ピカなドでかい仏像やら荘厳なお寺がわんさか出てくる。猫も杓子もサワディカーポーズ(胸の前に手を合わせる)をキメちゃってる。
私も寺の前でサワディカーポーズ決めちゃおうじゃないの。定番の寺巡り記事書いちゃって、二度と「世界一読むだけ無駄な旅行ルポ」と言わせないんだからね!
というわけで、やってきたのはWat Pariwatというお寺。バンコクから車で30分くらい(車中爆睡してたので覚えてねえ)。
これは天国から手を振る私ではなく、あまりの暑さにカメラがイカれているだけなのでご心配なく。
早速寺の門の所で「俺の左側の上腕二頭筋を見てくれ!」「いやいや俺の右の上腕二頭筋を……」みたいに訴えてくる銅像がお出迎え。ライザップの入り口かな?
こじんまりとしたお寺なのだが、溢れ出る個性で一部のニッチ層に人気を博す隠れ家的な寺でもある。別に隠れてもいないが。
この通り、遠くから見たときは少し西洋の文化も入り混じったようなモダンデザインの建物。
しかし寄って見てみると……
お分りいただけるだろうか、1つ1つのパーツが見事なタイルモザイクでできているのだ。
これは美しい!細部にまで職人技が光る。どうです、今回は役に立ちそうな情報でしょ…?フフフ
さらに寄ってみると……
アレッ?
暑すぎて私かカメラがイカれたかと思ったけど、違う。
これ、アレだ!アレだわ!完全にアレなやつだわ!
東南アジアのちょっとアレな施設に行くと、こういったどこかで見たことある、でもちょっと違うキャラクターさんにお会いすることがよくある。だが、それらは総じてクオリティが低い。
それに比べてこの寺のちょっとアレなキャラクターさん達を見て欲しい。
乳首にまで職人の細かい技が現れている。
そんなとこに力を入れなくていいのに、丁寧な職人技が駆使されているのだ。
どうしてミッ●ーに乳首を付けたのかわからない。権力を全く恐れない精神がすごい。
スーパーマンらしき男性を発見。
建設中に暑すぎて大工さん達が「もう暑いから昨日見た映画の像でも作っちゃおうぜ」という流れでやってしまったんだろうか。
大きさ比較用にツーショット撮ってみたけれど、私の顔がでかいのであまり参考にならない。
「これ、三越ライオンのパクリ?!」と思ったが完全に考えすぎである。
おそらく後から洋服などを付け足しているせいだろうか。全然似ていないキャラクターも多い。どちらかというと「亀仙人のコスプレをしている一般男性」の像。
「うまくピースができない」など無駄なディティールにこだわっている。
本家のキャラクターのディテールというよりは、「老人特有」のディテール。
完全にアウトな子もいた。リアル志向。
でも「完全に電気ネズミキャラクターか」と問われるとちょっと違う気もするので、難しい所である。
「ここは俺が守るから、行け!」といっているかのような某ポ●イさんも。
周りも相当癖が強いので、一番弱そうなのが玉にきず。
アウト系はあまりに多すぎて文章に書ききれないので、以下ダイジェスト画像でどうぞ。
こちらの見所は著作権アウトな像だけではない。真面目に作ったのかおふざけで作ったのかわからない、やたらクセの強いオリジナル像も必見だ。
「これ骨董品屋で買ったんだけどホンモノかな~、出張なんでも鑑定団来ないかな~」とか言いそうな半ギョ人さんの像。
たまたま着ていった服(一張羅)がめちゃくちゃマッチして私も壁画の一部と化すことができた。
自撮りっ子がいたので一緒にSNOWさせていただいた。友達いねえからありがてえ、ありがてえ。
「お客さん、終電ですよ!」「ムニャ〜」みたいなやりとりの図もあった。私か。新宿で飲んでたのに高尾山口駅で発見されたかつての私なのか。
「方向性の違いで解散したインディーズバンド」
「頭頂部を絶壁にしあう、地味な死闘」
「俺の服だけどこやった」
「サウナ中の真船」
(ヤバイ……ワイだけ急所丸出しやん……)
「今日クラブ行ってくっから!」
「お父さんはお前をそんな子に育てた覚えはない!」
などなど、寺の外側では様々な人間模様が繰り広げられていたが、寺内部には穏やかな時が流れておりました。
LEDライトで7色に光る仕様。ドンキホーテによく来る若者のセンスみたいな感じ好き。
世界一役に立つ旅行ルポを目指すので、参拝方法を紹介。
まずお布施箱にお布施を入れたら、紙に挟まれた金箔をもらう。
このように小さな金箔が入っているのでそっと取り出す。
そうするとほぼ金箔が手につく。9割手についてしまうがめげない。
残り1割の金箔を仏像に貼り付ける。
意図せずピンポイントで乳首を撫で回してしまい、めちゃくちゃセクハラを働いてしまっている。
いやあ、やべえ寺だと思ったけれど、やはり荘厳だなあ。来てよかったなあと思っていると……
ひいいいい!やっぱりアウト!
ちなみにこのお寺には2棟の本殿があり、もう1棟が建設中か改装中なのだが……
どうやら新しい寺の装飾テーマは「世界の偉人合戦」のようである。日本の武士とエジプトのクレオパトラ的な人が戦っている。乞うご期待にもほどがある。
〜おまけ〜
その後車で1時間かけて「ドラえ●ん寺」とやらに行ってきたのだが、完全にアウトすぎて掲載NGだったため、モザイクバージョンでお送りする。
こちらは一見普通の寺なのだが、壁画をよーく見ると、ドラえ●んがいる。
このほかにも壁画の中にたくさんのドラ●もんを見ることができたが、暑かったので、夢だと思うことにした。
相変わらず全く役に立たない旅行ルポになってしまったが、今後もご愛読よろしく願うばかりである。
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