最高に楽しいぼっち旅をしよう!灼熱のタイ編

【真船佳奈】#2 タイの超ローカル遊園地に行ったら闇が見えた〈後編〉【ぼっち旅】

telling,の人気連載「“親指レディ”OLサム子」の作者にして現役テレビ局員の真船佳奈さん。NY、台湾に続く「ぼっち旅」の第3弾は、灼熱の地・タイへの訪問記です。真船さんが最初に訪れたタイの遊園地には、意外な「闇」が待ち受けていました。

●最高に楽しいぼっち旅をしよう!灼熱のタイ編

<あらすじ>
灼熱のタイランドローカルの遊園地にやってきたはいいけど、なんか色々とやばい……。

* * * * *

さて、お昼ご飯も食べたが、お昼時のタイの暑さはMAX。
毛穴から汗が吹き出てくる自然ホットヨガ状態だが・・・

ヒゲから!汗が!出ている!!!!!

少しでも涼しい気持ちになりたい、とやってきたのはお化け屋敷。

真船は大学時代なぜか「怪談の世界比較」をしていた。
その研究結果によると、この「お化け屋敷」ほど宗教感や地域性の違いが出る乗り物はない。

「急に真船が饒舌になってきてそっちの方が怖い」と思われそうだが聞いてほしい。
幽霊は死後の存在だが生前の姿や性格を反映させた形で現れる。
海外のホラービデオに日本の着物を着た幽霊が映ることはないし、日本家屋に「YOU WILL DIE」みたいな伝言を残すアメリカンな幽霊も現れない。あくまで土着型なのである。

さらに幽霊の性格も国民性が出る。日本の幽霊はあまり言いたいことを言わず、恨めしそうに佇んでいるのに対し西洋の幽霊は積極的だ。自分の姿を認識させようと車を運転したり、風呂場を血まみれにしたりやりたい放題である。簡単にいうと日本のおばけは「そこにいる静かな恐怖」、海外の幽霊は「びっくり系」が多い。
そんな恐怖感が反映されているのがお化け屋敷なのだ。

すごい語った後でなんなのだが、真船はめちゃくちゃお化け屋敷が苦手だ。だって普通に怖くない?「ちょっとどうかしちゃったのか」ってくらい叫んじゃって、他の客から悲鳴の演出だと思われることもしばしばである。

店員さんに「怖くない?」と尋ね、「小さい子も中に入っているし、3分くらいで終わるから大丈夫」と説得されて中に入る29歳。ちなみに中はフラッシュ撮影禁止なので写真は無い。

中は歩くタイプのお化け屋敷。西洋の顔つきのおばけがいたように思うが、パニックに陥って全然中を見る余裕がなかった。「さっきの熱弁はなんだったんだ」と罵っていただいていい。
前方にいた知らない男性のシャツをつかんだりして嫌がられた。

恐怖ゾーンをくぐり抜けた先、やっとフラッシュなしで撮影できそうだったので写真をとってみた。

あれ…?なんか、日本の神楽…みたいな…?

あれ…?風呂上がりの私…?

タイは仏教がメイン宗教なので、最後の「天国ゾーン」は仏教感溢れる作りになっていた。
ぜひお化け屋敷に強い方に行っていただき、きちんとしたルポを書いていただきたい。好きな言葉は、「他力本願」です。

アウトっぽいジャングルクルー●へ

絶叫系にお化け屋敷に…と、駆け抜けてきた遊園地取材。
そろそろ平和な乗り物に乗って〆たいよね、ということでやってきましたジャングルゾーン。

こちらでは、サファリっぽい雰囲気の中を汽車または船に乗って旅できるという、ディズニーラ●ドの人気アトラクション「ジャングルク●ーズ」や「ウエスタンリ●ー鉄道」に似た体験ができる。

船の方は大人気らしく、長蛇の列。

リアルに運転するタイプっぽかった。本格派。

待つのが嫌なので、比較的大人数が乗れる鉄道タイプに乗り込んで、いざジャングルへ!

まず我々を出迎えてくれるのは、大きなゴリラ!

列車が来ると動き出して威嚇をしてくれる仕組み。
私と同じような胸の大きさなので親近感が湧いて仕方ない。
さて次はどんな動物かな〜?

あれ…?ニンゲン…?
解説も全くないので、自分でストーリーを紡いでいく必要がある。しかし私の中の情報捜査官を総動員しても状況が全くわからない。つっこみどころが多すぎる。
そして京王線くらいのスピード出してっからシャッターも思考も色々と追いつかない。客に見せる気がない。

そんな中、ジャングルっぽい鳥さんが登場!そうそうこれだよ!求めていたのは…

鳥さん!後ろ!後ろー!!!

全く気の抜けないジャングルクルーズ、続いてはキリンさん。やたら張りぼて感があるけどみんな盛り上がっている。

バイソンさんも現れた。風も心地よく、とっても楽しいアトラクションである。

私の大好きな象もいたゾウ!(ライターやめちまえ

たくさんの鹿がいるゾーンも。ゴリラ以降動物たちがピクリとも動かないのが少々物足りないが、省エネもいいかもしれない。

と、急にリアルに動く動物の像が。

本物やんけ。

その後も絶対に悪い話してるカンガルーや、

暗黒面に落とされたパンダなどを堪能。
さあいよいよラスト!どんな動物がでてくるかな~^^

え・・・?

なにこの闇…?見てはいけないものを見させられてるの…?!

何とも言えない気持ちになってアトラクション終了。
暗殺された人物がだれだったのか、今までの動物は何の伏線だったのか…今となっては誰も知る由がない…。

暑さのせいで見た白昼夢だと思うことにした。
最後は遊園地前の絶妙な映えスポットでぱしゃり。

プールもあってめちゃくちゃコスパもいいので、ぜひ行ってみてほしい。

テレビ東京社員(現在BSテレ東 編成部出向中)。AD時代の経験談を『オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組作ってます』(朝日新聞出版)にまとめ、2017年に漫画家デビュー。ツイッターアカウントは@mafune_kana
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