パッションのある生活
●telling, Diary ―私たちの心の中。
パッションのある生活
外国語を学ぶのが趣味です。
語学学習の何が楽しいかというと、やはり海外旅行に行った時に言葉が通じるのがいい。
普段は使わない言葉が自分の口から出てきて、それが相手に伝わるのは魔法みたいだと思う。
「コーヒーください」とか「これいくら?」程度の会話でも、現地の言葉で話すのはとても楽しい。
だからできるだけ、スペインに行ったらスペイン語を、トルコに行ったらトルコ語を、
と、その国の言葉を少しでも話すように心がけている。
タイに行ったとき、都市部はずいぶん英語が通じるのでついつい英語を話してしまっていたけど、チェンマイに行った時はできるだけタイ語で会話するようにした。
数字、挨拶、これください、おいしい、ありがとうが言えれば自分的には及第点。
いつかペラペラになる日を夢みて、少しずつ勉強を続けている。
言葉が通じない国で、自分の気持ちを少しでも伝えられるようになるのは、とても大きな変化だ。
私が勉強している言語の中で、一番流暢に話せるのは英語。次がスペイン語。
英語は本当にどこの国に行っても大体通じて便利だし、いろんな人と話せるからいい。
相手の話を聞くのも楽しいし、自分自身のことや、日本のことを説明するのもワクワクする。
この人の知らないことを伝えられたかな、日本に興味を持ってくれたら嬉しいな、と思う。
旅先で日本のことを尋ねられたら、情熱を持って説明するようにしている。
少し前にテレビで「What is your passion? あなたの情熱は何?」と会う人に聞きまくる女性を見た。
彼女の名前はボーク重子さんという。
重子さんはアメリカ在住、人生や仕事に迷う人を導くライフコーチという仕事をしている。
カラフルなお洋服、華やかなヘアセット。迷いなく話す重子さんのエネルギーが画面越しにも伝わってくる。
力強くズバスバと物事を語る一方で、クライアントの話を聞く様子は優しさに溢れていた。
エネルギッシュでありつつ、人の悩みに寄り添うことのできる繊細な感性の持ち主だと思った。
何事にもポジティブで、とても情熱的な彼女から発せられた「あなたの情熱は何?」という質問が、
番組が終わった後もずっと胸に残った。
私の情熱はなんだろうか。
ポールダンス、旅行、そして語学学習。
語りたい、伝えたい、通じ合いたいというパッションがあるからこそ語学学習は楽しい。
これが受験勉強で、ただテストに必要なことを暗記し続けるだけだったら絶対に続かなかった。
語りたい言葉があるからこそ、情熱を持って学習を続けられている。
踊ることもそうだな。踊ることは、語ることのできないエネルギーの爆発。
踊りでしか昇華できないエネルギーをいつも持て余して、ステージにぶつけている。パッションそのもの。
英語では、何か物事に迷った時「Follow your Passion」と言われることがある。
自分のパッションに従え、という意味なのですが、とても好きな言葉です。
ゴーストの囁きやパッションのきらめきに従って生きていく、暑苦しい人生。
今後とも情熱を追いかけて汗だくで暮らしたいと思います。
あなたのパッションは何ですか?
-
第6回変化を楽しむ
-
第7回木を育てる
-
第8回パッションのある生活
-
第9回あの日モテたかった私へ
-
第10回地面に感謝