ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方101のルール

海外移住も夢じゃない!? 流行のテレワークに潜む意外な”落とし穴”!

お金は貯めたいけれど、節約も貯金も苦手でお金がないナシコさん。40代までに投資と節約をバランスよく進めた億万長者のジョージ先生に、お金&時間との付き合い方を相談します。今回は、”テレワーク”について考えます。 生徒のナシコさん:31歳、独身、女性、中小企業に勤める。現在、お金に困っているわけではないけど、結婚しないかもしれないため、将来マンションを購入することを考えている。 ジョージ先生: 元公務員。不動産投資で資産形成し、40代でアーリーリタイア。現在は日本の自宅と海外の別荘を行き来し、悠々自適の生活を送る。

●スタバが好き、お金も好き。投資家×お金ワカラナイ女子のQ&A  17

毎日の通勤時間、そこに時間をかける意味はある?

生徒: 聞いてください! ついにうちの会社もテレワークを取り入れることになったんですよ!
先生: へぇー。出社しないで自宅で会社の仕事をするというやつですね。働き方改革ってやつですか?

生徒: そうそう! 在宅勤務。まだ準備段階で、試験的に何回か導入するところから始まるみたいです。

先生: 通勤時間の短縮になっていいんじゃないですか? 私も、サラリーマンをやっていたときは毎日職場に通っていましたが、往復の通勤にかかる時間は馬鹿になりませんからね~。

生徒: そうなんですよ。会社まで片道1時間かかるから、往復2時間。週5日、1カ月働いたら40時間。1年で480時間。

先生: いいところに気が付きましたね~。

時間の節約とともにお金が貯まるワケ

生徒: 家で仕事をするなら、メイクしたり、会社に着ていく洋服を選んだりしなくていいし、在宅だったら会社にかかってくる電話を取るために自分の作業を中断しなくちゃいけないわずらわしさもないから、仕事に集中できそうです。

先生: 同僚とのムダなおしゃべりも減るのでは?

生徒: はぁ……。よくご存じで……。仕事のやり取りはSlack(スラック)やChatWork(チャットワーク)などのコミュニケーションツールがあれば、自宅にいても会社の人とやり取りできるし、コミュニケーションは問題なさそうだから、いいかなって。

先生: 毎日のランチ代も、自宅で食べればお金はかからないでしょ。1日2時間、自由な時間ができて、ランチ代も浮く。会社に行くからとお金をかけていた化粧品代や洋服代も減り、かわりに貯金が増えるのでは?

生徒: ほんと、お金が貯まりそう! ただ、ちょっと心配なことがあって……。

テレワークを自宅で行う際の問題点は?

先生: テレワークをするのに、なにか問題があるんですか?

生徒: 自宅ですると集中力が途切れがちになるんですよね~。ほら、オフィスだと、まわりが仕事をしているから、それにつられて自分もやらなきゃという感じになるんですが、自宅だとついダラダラしちゃいそうなんですよね。

先生: それは、その日にやるべきことを明確にしていないからでは? 朝、仕事を始める前に、今日の仕事内容を整理して1つずつ片付けて行けば、そんなにダラダラしている余裕はないはずですよ。

生徒: あともう一つ問題があって、自宅で仕事ができると、長時間労働になりそうなんですよね~。キリのいいところまでやってしまおうと思って、ついつい業務時間外もやってしまいそう。

先生: それはテレワークをする人の問題点でしょうね~。それも、その日のゴールを決めていれば、ある程度は解決する話じゃないですか? 無計画にやっていたら、いつまでもダラダラやってしまうわけです。それで翌日は「疲れた」といって、生産性が落ちる。

テレワークを使った働き方をしたいのは、場所や時間に縛られず仕事をしたいからなのでは? だったらやるべきことを明確にして、時間を区切ってやるだけです。

生徒: せっかくだったら、海外に移住してテレワークで仕事を受けられるようになったらいいのにな~。

先生: 日本の会社に籍を置きながら海外出張者という扱いで仕事をする人もいますよ。まだ数は少ないでしょうが。労働法の問題などがあるため、あなたの会社ですぐに実施できるかどうかはわかりませんが、将来的にはそういう働き方も増えてくるかもしれませんね。

生徒: そうですね! いろんな働き方が選択できるようになるといいですね!

【ジョージ先生のつぶやき】
テレワークをする人が増えたら、毎朝の通勤電車の混雑が緩和され、通勤ストレスも減るかもしれません。その一方で、つい働きすぎて長時間労働につながりかねないので、注意してください。ナシコさんも、海外移住して快適な環境で仕事をしたら、もっと生産性があがるかもしれませんね~。

 ●今回のまとめ

  • 通勤時間をカットし、場所にとらわれず働けるのがテレワークのメリット
  • いつでも仕事ができる環境のため時間管理には注意が必要
  • 会社から許可が下りれば、海外移住も夢じゃない!?

監修:生方 正

明治大学サービス創新研究所客員研究員。ミリオネアとの偶然の出会いをキッカケに、お金と時間、行動について真剣に考え直すことに。オンライン学習講座Schooにて『文章アレルギーのあなたに贈るライティングテクニック』講座を開講中。
明治大学サービス創新研究所客員研究員。就職当時から節約生活を送り投資で財を築く。早期退職した現在は海外の別荘と日本を行き来する日々。著書に「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」
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