スタバが好き、お金も好き。投資家×お金ワカラナイ女子のQ&A 15

ハロウィンの仮装パーティ、実は騒いだ人のほうがお得!?

お金は貯めたいけれど、節約も貯金も苦手でお金がないナシコさん。40代までに投資と節約をバランスよく進めた億万長者のジョージ先生に、お金&時間との付き合い方を相談します。今回は、”ハロウィンの経済効果”について考えます。 生徒のナシコさん:31歳、独身、女性、中小企業に勤める。現在、お金に困っているわけではないけど、結婚しないかもしれないため、将来マンションを購入することを考えている。 ジョージ先生: 元公務員。不動産投資で資産形成し、40代でアーリーリタイア。現在は日本の自宅と海外の別荘を行き来し、悠々自適の生活を送る。

●スタバが好き、お金も好き。投資家×お金ワカラナイ女子のQ&A  15

生徒:もうすぐハロウィンですね! 今年はどんな仮装をしようかな~。

先生:ハロウィンで、なにかするんですか?

生徒:もちろんですよ~。去年は、友達と集まって仮装パーティーして、すっごく盛り上がったんですから! 今年は先生も一緒にいかがですか?

先生:いや、私は…。ところで、ナシコさん、ハロウィンの起源は知ってますか?

生徒:知ってる、知ってる!古代ケルト人が起源と考えられているお祭りでしょ。秋の収穫祭を祝い、悪霊を退治するのが始まりだって、どこかに書いてありましたよ。

先生:あなた、悪霊退治でもするんですか?ハロウィンのブームに便乗して、仮装したいだけでしょ? 

生徒:そうですけど、それがなにか?ハロウィンによる経済効果は1305億円って聞きましたよ。クリスマスの経済効果は7000億円というから、それに比べたらまだまだですけど。

先生:その一部に加担しているわけですね~。今年も新しいコスプレ衣装を買ったり、ハロウィングッズを買ったり、毎年六本木や川崎で行われるパレードなんかにも参加するわけですよね~、お金かけて。

生徒:いいじゃないですか~!だって好きなんだもん。

大忙しの警察官と清掃ボランティア。経済効果はあるけれど……

先生:ハロウィンの夜、六本木や渋谷で、酔っぱらいが増えるわ、ゴミは散らかるわ、あげくのはてには警察官にお世話になる人まで出てくるわけですよ。ボランティアの人がゴミを拾ったり、警察官の無駄な仕事を増やしたりして。これじゃあ、経済効果があったとしても、迷惑をこうむる人も多そうですけどね。

生徒:たしかにね。ゴミは各自で持ち帰ったほうがいいでしょうね。でも、ハロウィンがあることによって、仮装してみんなでワイワイ盛り上がれるのが楽しいんですよね!それに、最近はうちの会社でもハロウィンパーティ―をしようという感じになっていて、いつもは仏頂面した上司が「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公、ジャック・スパロウなんかになり切っていたりするわけですよ。

上司の違う一面が見られて、なんかちょっとかわいいなって(笑)。社内コミュニケーションの向上にもつながっているから、いいんじゃないですか?

先生:仲のいい会社でよかったですね~。

ハロウィン否定派もクリスマスは参加イベント好きは国民性?

生徒:先生だって、去年のクリスマスは投資家仲間で集まって、会員制のホテルでクリスマスパーティーをしてたじゃないですか!それと一緒ですよ!

先生:…はぁ。まあそうですね(汗)。

生徒:仮装するときの衣装にかけるお金がもったいないとか、そんなことでしょ?大丈夫。ちゃんと年間予算の中に組み込んでますから。衣装だって毎年買っているわけじゃなく、2、3年に一度ローテーションして着ているわけだから、実はそんなにお金はかかってないってことですよ。1年に1回くらいは非現実的なところでパーティーを楽しみたいんです!

ということで、先生も今年はハロウィンパーティーに参加してくださいね!

先生:え!?いや、私はちょっと…!

(ジョージ先生のつぶやき)
日本記念日協会の推計によれば、2017年のハロウィンの経済効果は1305億円。クリスマスの約7000億円と比べるとまだまだ低いようです。ただし、年々増加傾向にあります。今後はもっと大きな市場になるかもしれません。来年以降のハロウィンに向けて、株価が上がりそうな企業に投資するのもいいかもしれませんね。

 ●今回のまとめ

  • ハロウィンによる経済効果はこれからも増加していくと思われる。
  • イベントが社内のコミュニケーションを円滑にする場合もある。
  • ハロウィンを楽しむ際には、お酒の飲みすぎ、ゴミの処理など他人に迷惑をかけないように注意

監修:生方 正

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明治大学サービス創新研究所客員研究員。ミリオネアとの偶然の出会いをキッカケに、お金と時間、行動について真剣に考え直すことに。オンライン学習講座Schooにて『文章アレルギーのあなたに贈るライティングテクニック』講座を開講中。
明治大学サービス創新研究所客員研究員。就職当時から節約生活を送り投資で財を築く。早期退職した現在は海外の別荘と日本を行き来する日々。著書に「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」
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