知念美加子の「MY LIFE, MY CLOSET」01

自分の好きをまとうことこそ「モテコーデ」

女性誌「ViVi」などで活躍中のスタイリスト知念美加子さんにとって、ファッションは「自分自身を高めてくれる日常」。その日、見た・感じた・聞いたことから感じたインスピレーションをファッションに反映するそうです。知念さんのファッションのルーツを知るべく、頭の中をのぞいてみました。

●MY LIFE, MY CLOSET 01ファッション×モテ

モテって一見、相手目線の基準。相手にあわせることのように思えるんですけど、私は自分を曲げて他人に合わせてモテを得たいとは思えないんですよね。

モテるためにどんな服を着て良いかわからない。そんな時こそ、あえて「流行っているらしい」とか「これがモテコーデ!」という情報を先に置かないで、「自分の好きなもの」を見つめなおすのもいいのかもしれません。

自分の気分に敏感になりながら選んだ洋服を着る。実はそれが相手に自分を知ってもらえるという意味で「モテ」につながるかも。

派手な格好に彼は「オシャレだね」

私は中3からお付き合いしている彼と結婚したんですが、長く付き合っているせいで、異性からの「モテ」も実はよくわからない。彼以外の男性にモテたいと思ったことがないので……

この人はちゃんと私を好きになってくれる人

3の夏。初めてのデートの時のことは、今でも覚えています。デニムのジージャン、黄色のキャミソール、黒に白のドットのスカート。それは自分的に無難なファッションでした。

それからだんだん、派手な格好になっていきました。34回目のデートの時は、ボーダーのタイツ、黒いチュールのスカート、ピンクのノースリーブ。こんなど派手な格好でも彼は「オシャレだね」って言ってくれたんです。その時に、この人は大丈夫。ちゃんと私を好きになってくれる人だなって自信が持てました。

これまで、雑誌を見ながら「いっせーので、どのファッションが好きか言おう」と言っても、彼と趣味があったことがない。洋服や帽子・マフラーなど昔はプレゼントしていたけど、今はもう趣味が違うのがわかったので、しません(笑)。彼が好きな服装はわかっていても、私はそれをやらないし。私のしたいファッションしかしない。彼にも彼の好きなファッションをしてほしと思っています。

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1987年、那覇市生まれ。スタイリストのアシスタントを2年経験し、2011年に独立。雑誌「ViVi」を中心に活動する人気スタイリスト。
フォトグラファー。北海道中標津出身。自身の作品を制作しながら映画スチール、雑誌、書籍、ブランドルックブック、オウンドメディア、広告など幅広く活動中。
20~30代の女性の多様な生き方、価値観を伝え、これからの生き方をともに考えるメディアを目指しています。
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