婚外恋愛を考える

不倫歴4年の独身女が考えた「守るべき不倫の5カ条」

自民党の今井絵理子議員(35)がブログで発表した「交際宣言」が話題を呼んでいます。交際発覚当初、相手が妻帯者だったことから「不倫」疑惑とされており、大バッシングが起きています。 誰もが、不倫がダメだということはわかっている。でも、偉い人も、賢い人も不倫の沼に落ちてしまう。「不倫ダメ、絶対!」と言っているだけではなく、もはや不倫は不可抗力、と開き直って「誰も傷つかない不倫のお作法」を考える方が現実的では……? と、不倫歴4年、商社勤務の女性(独身、33歳)が、”守るべき5カ条”を語ってくれました。

●婚外恋愛を考える

しょうがない、既婚者は魅力的だ

 きょうも元気に不倫してます! めでたく今年で4年目になりました!
 なんて、私がカミングアウトしている友人は、片手で数えるほどしかいません。墓場まで持っていく所存です。

 既婚の女友達に言われるのは「悪いことは言わない。既婚者だけはやめて。それさえやめたら、どんな相手でも応援するから」ということ。アイノウ! 不倫がいけないことなのは、もちろん知っています。

 ただ、こちら側の言い分として、一言いいですか。
 しょうがないよ。 既婚者は魅力的なんだもの!!!!

 じゃあ、未婚の同世代で私と同じ条件の男を連れてきてごらんあそばせよ。
 30オーバー、年収900万円、見た目はそこそこ。
 そんな優良物件が、30オーバー、年収900万円、見た目はそこそこの女を選ぶと思いますか?

 選びませんよね。それなら若くて美しい女を選びます。

 そうなの。「未婚」というフィルターをつけるだけで、どうやったって格下の男としか付き合えないんです!!!!!

 はい、2択

 A未婚の格下男と妥協の交際
 B既婚のイケてる男との不倫

 みなさん、それでも不倫はだめですか? 不倫するくらいなら、格下男と付き合えよ、って言えますか??

 私も散々悩んだんですけど、ある朝、目がさめて思ったんです。「もう不倫でいい!むしろ不倫しかないかも…!」と。

不倫の心構え五箇条

 もちろん、不倫をする以上、絶対に守らなきゃいけないルールや心構えがあると思っています。私が考える心構えは5つ。

① 慰謝料300万円を払う覚悟
 最低限で、最大で、超絶大事な守るべきミッションは「相手の家庭を壊さないこと」。なので、絶対に口外しない。もしばれたらどうするの?って聞かれたら、ポンと払う慰謝料300万円の用意はできています。

 つまらない未婚男に払うデート代を思えば、ステキな既婚男との思い出に300万円払います。そりゃそうですよ。

② 結婚してほしいって言わない
 結婚したいんだったら、不倫なんておやめなさいと全力で言いたいです。結婚願望はないけれど、いちゃいちゃしたい人限定のお遊びです。

③ 奥さんと比べない 
 2番目の女でいいの? と言われれば、別に1番も2番もないと思うんです。家庭を築きたい女と、デートしたい女は違うのかな、と。ラーメンを食べたい日もあれば、カツ丼を食べたい日もある。ラーメンもカツ丼も、みんな違ってみんないい。

 心が弱ってる時はそうは思えないけど、まあ元気なときはそういうスタンスで。

④ 男の人と会う機会を減らさない
 私は私でラーメンもカツ丼も食べたい。ラーメンしか食べないもん!みたいな忠誠を誓う気はございません。

⑤ 恋愛至上主義にならない
 恋愛だけが自己肯定感を満たすものではない! 彼に選ばれるだけが、私の人生じゃない。むしろ、選ばれているのではない、選んでいるんだということを忘れちゃいけない。

 ちゃんと恋愛以外に熱中できる、仕事や習い事などの軸を持つこと。会えない夜を乗り越えるために必要なことだと思っています。

 5つあげてみましたが、別にそんなに難しいことじゃないです。結構こういう風に考える女性も多いのでは? 
 だから、口外しないこと、相手の家庭にばれないことを大前提に、300万円ぽんっと出せて、結婚願望がなくて、2人の関係に納得していて、そこそこモテて、恋愛以外に軸がある人なら不倫してもいいんじゃないですかね?

 だって、人生短いのにつまんない男と付き合ってる時間はないよ。それに、1人の人を60年間愛し続けるなんて制度、どう考えたって破綻しているじゃないですか。 

 「だめよ! 不倫なんてだめよ!」と他人を批判するのっておかしいと思うんです。そして、「どうしたら人は不倫と上手に付き合っていけるか」を考える方が現実的ではないでしょうか。そんなふうに、提案させていただきます。

20~30代の女性の多様な生き方、価値観を伝え、これからの生き方をともに考えるメディアを目指しています。
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