【心ときめくプチ浮気】パートナーとよい関係を保つためのお作法
●メンバー
ミカさん(28歳・独身)ライター・レースクイーン「キスまでは浮気じゃない」
カナさん(34歳・既婚)編集者「浮気じゃなくて本気なら…」
ルミコさん(32歳・独身)ライター・コラムニスト 「機会があればするかも」マリエさん(25歳・既婚)メーカー勤務「本命に気持ちがあれば浮気OK」
前編はこちら!【浮気の定義】やったことの内容だけで線引きするのは難しい
一線を越える前の“プチ浮気”が一番…
――自分や相手にパートナーがいて、一線を越えないけれどいちゃいちゃしたり、こっそりときめくことを“プチ浮気”と定義します。経験、ありますか?
ミカ めっちゃある~! すごく素敵な既婚者の知り合いがいて、会うたびに超ときめいてるから、ある意味“プチ浮気”だと思う。でも、私は絶対に浮気しないし浮気相手にもならない主義だから、一線は越えない。酔っぱらうと誰にでもキスしちゃうけど、その人だけはきっちり避ける(笑)。
ルミコ なんで?
ミカ だって、法を犯して恋愛しても、泥沼にはまるだけじゃないですか。心は浮ついてるけど、身体はしてない!
カナ そういう心だけの“プチ浮気”って、一番楽しくない? そこから肉体関係もある浮気に発展すると、あとは堕落していくだけ。ジェットコースターで少しずつのぼっていくときが、一番アドレナリン出るのに似てる。
――心がときめくだけの“プチ浮気”から、肉体関係ありの“浮気”になって、冷めたことはありますか?
カナ すぐ冷めたことはないですね。でも、浮気からはじまった恋愛を振り返ると、ふたりで飲みに行ったりして盛り上がって、セックスするまでが一番楽しかった。最初のうちは、めちゃくちゃ素敵に見えたんですよ。「私の恋愛の教科書に書いてあったの、この人だ!」って思うくらい。……相手が既婚者だったし、数年後には魅力を感じなくなって自分から清算したんですけど。
ミカ 手に入らない相手だからこそ魅力的に見えて盛り上がるのはわかる気がしますね。
心ときめく瞬間が、日常を潤してくれる
マリエ 私は、人生経験としての“プチ浮気”もあると思う。たとえば「きっとこの人とは結婚できないだろうな」っていうハイスペック男子とか、既婚者のおじさんとも、ちょっといちゃつくだけなら勉強になるし。恋愛ほどヘビーじゃないから、気軽に経験値を積める。
ミカ 確かに、自分が成長するための“プチ浮気”はあるかも。仕事と家を往復するなかで、心ときめく瞬間があると、日常がドラマチックになるし。それが誰かを深く傷つけると笑えないけど、友達に楽しく話せるくらいなら、ちょうどいい。
カナ 私も旦那と大ゲンカをしたとき、男友達がデートに連れ出してくれて、すごく楽しかったことがある。一緒にお酒を飲んだだけだけど、たぶんそれが“プチ浮気”かな?
ミカ 旦那さんとうまくやっていくために、必要なエッセンスって感じですか?
カナ 「それがないとやっていけない!」ってほどではないけど、気分転換できて、いい時間だったね。旦那にも、もちろんバレてない。
浮気をするなら、本命に敬意を払って隠しとおせ
――では、相手の浮気に対してはどうでしょうか?
ミカ 彼氏の家に浮気相手の痕跡があったら、すぐに見つける自信がある! 遊んでる人と付き合ってたときは、化粧落としにネックレス、つけまつ毛、彼への置き手紙……いっぱい見つけましたね。手紙なんて、全部違う女の子から7通くらいあった(笑)。
ルミコ そこまでされると逆に清々しいね(笑)。見つけたときはどうするの?
ミカ 浮気を見つけるたびに許してあげてると、上下関係が変わってくるんですよ。こっちが彼をマウンティングできるというか。
マリエ なるほどね! ちょっと上に立てて、最終的に自分のことを見ててくれるなら、別に浮気されてもいいのかな……。
ミカ 男の人の浮気は、ツメが甘いからすぐばれるんですよ。男友達と遊びに行ったはずなのに、ほかの女と会ってたり。SNSパトロールで、友達の彼の浮気を見つけたこともありますよ。
カナ どうやって見つけるの!?
ミカ たとえばTwitterで鍵アカウントの発言は見えなくても、相手の女が鍵ナシだったらリプライは読めるじゃないですか。そこから名前ややりとりの時間帯を調べたり、相手の本名からFacebookを見れば、関係性なんてすぐわかる。
ルミコ 浮気は、するならちゃんと隠すべきだよね。ばれずにやる手腕があるなら、もはや見上げたもんだよ。
マリエ 目に見えるかたちでするのは“悪”ですよ。浮気するなら、本命に敬意を払うべき。ばれるってことは最低限の気が遣えないってことだと思う。私はちゃんと完全犯罪を心がけてるもん(笑)。
日々を彩る“プチ浮気”は、すこしの背徳感もあって、楽しいもの。
でも、そこから先に進むなら、きちんと本命に隠しとおすのがマナーのようです。
とはいえ、考え方は人それぞれ。あなたはどうですか?