尽くす女こそ、凛と背筋を伸ばすべし!真面目で優しい女性へのアドバイス【モラハラ03】
●モラハラと愛のあいだ③
マジメで優しい尽くす女が陥るワナ
多くの女性は、結婚が決まったとき、こう決断します。
「これからは、内助の功を発揮するために、夫を支えよう!」
そうして、仕事をセーブし、交友関係も整理して、
家庭にチカラを注ぎだします。
完璧なインテリア、センスのいい食卓。まさに理想を絵に描いたようような結婚生活。
なのに帰ってこない旦那を、何故だかひとりぼっちで待つことになる…。
帰ってきても、態度が素っ気ない。
会話もなくスマホに夢中。
話しかければ、全て皮肉で返され、舌打ち、ため息はお家芸。
稼ぎはいいのに、家庭で使うお金にはどケチという始末……。
(どうしてこうなっちゃうの?私が悪かったの?)
間違った尽くし方をした結果、関係は悪化。
自尊心もむしばまれ、少しづつ病んでいくのです…。
なぜ、尽くす女はモラハラされるのか?
尽くしてるのに、モラハラでやり返される。
なぜ、この様な関係に陥ってしまうのでしょうか?
実は、多くの女性たちは、
尽くす=下手に出ること
と勘違いしているように思います。
ところが、男性は縦社会のイキモノです。
自分に下手に出る人間に対して、「こいつは格下だな」と判断し、冷酷な対応をする人が多い。
これは人間性を越えた、本能だと理解していただければよいと思います。
だから、同性から見ていい子ほど、
男性の顔色をうかがって、ナメられ、
「あの子あんなに旦那に尽くしてるのに、浮気されてたんだって!」
的な事件が勃発するのだと思うのです。
モラハラ気質の男性との付き合い方
ライターMさんの、旦那様はバリバリやり手の経営者。
こういうタイプは、ビジネスの場で厳しい競争に身を置いていることもあって攻撃性がほかの男性より高いことが推測されます。下手に出てはいけないタイプといえるでしょう。
この手のタイプとの付き合い方は、ナメられないよう注意しなくてはいけません。
ナメられない正しい尽くし方とは?
夫が安心して働く環境を整える。
このこと自体は間違いではないと思います。
ライターMさんが、すべきことは
●自分の世界を取りもどす
●いつでも別れてもいい覚悟を決める
●夫の褒め師になる!
この3つです。
結婚前、夫が貴女に惹かれたミステリアスな部分、魅力的な部分。
それを、「家庭を支えるには必要ないこと」と、切り捨てていませんか?
男性は、いつまでたっても、自分の知らない一面を持ってる女性に惹かれるものです。
仕事で成功するなど、新たな目標をもって、イキイキと、自分の人生を生きてください!
そして、2つめの、
「いつでも別れてもいい覚悟を決める」。
すべての男性との関係において言えることなのですが、
「この女、俺があんまりにもナメた対応したら、いなくなるだろうな……」
こういうピリッとした緊張感を持たせることが、大切だと思うのです!
男性は、何をやっても、すがってくるであろう女性を、本能的に大切にはできない気がします。
最後に、3つめの褒め師。単純に、男性は褒めコトバにめっぽう弱いものです。
外でのストレスを家庭で発散する、内弁慶タイプの男性は、実は自信がなく、褒めコトバに飢えているケースが、多々あります。
そんな男性にとって、妻からの褒めコトバは、生きていくためのエネルギーそのものと言っても、過言じゃありません。
かけるコトバは超シンプル。
「すごい!ありがとうね」「助かったわ」
たったこれだけのコトバをかけ続けるだけで、拍子抜けするほど、モラハラ対応が軟化することもあります。
男性の思考回路は、私たち女性が思ってるよりもずっと単純なのではないか、とこれまで1500人以上に恋愛指南をしてきて、たくさんの男女を見てきた私は思うのです。
「うちの夫なんて褒めるところゼロよ!」
そう決めつけずに、騙されたと思って、褒め師になりきったつもりで実践してみてください。
そしてこの夫婦円満計画、半年から一年と自分の中で、期間を決めておくのも大切です。
夫のモラハラに改善が見られない場合、別居や離婚なども視野に入れて次の行動に移すことも、必要なことではないか?と思うのです。
どうぞ、何よりもご自身を大切に。
本当の意味での尽くす女とは
●精神的に自立した、女性としてのプライドを漂わせるからこそ、尽くす行為は成りたつもの。
●尽くす行為以上に、褒めコトバを男性は求めてると知るべし!
●期間を決めて実行し、悔いのない人生を!
続きの記事<モラハラ夫のことは弟だと思ってみる。離婚しないモラハラ対策とは>はこちら
- telling,では、特集「モラハラと愛のあいだ。」と題して、様々な角度からモラハラについて考えています。これって、愛?それとも・・・。
- 「ブス」「デブ」と言われても、モラハラ夫と離婚したくない【01】
- モルヒネを打つのを止めて、「モラハラ」という痛みと向き合う【02】
- モラハラ夫のことは弟だと思ってみる。離婚しないモラハラ対策とは【04】
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- まじめな人ほどブラック企業やモラハラから逃げない3つの理由【06】
- 「妖怪男ウォッチ」ぱぷりこさん:モラハラ夫の暴言の中に「成長の糧」はない【07】
- 「モラハラ被害に遭っている」という現実を自覚して、痛みと向き合って【08】
- モラハラ夫がいつか変わると思っていませんか-モラハラと愛のあいだ【09】
●神崎メリ
パートナーの心に寄り添い、凛として生きる力『メス力』と、男性心理に基づいた恋愛指南で多くの指示を集める。LINEBLOGにて、累計1500人の恋愛相談に回答。instagramでは、思わずあるあるとうなずく、恋愛格言を発信中。
- ※これから、本特集「モラハラと愛のあいだ。」では、こんな状況でも夫から離れられない筆者に対して、いろんな方々からのアドバイスを掲載していきます。
「この方の意見を聞きたい!」というご要望も大歓迎です。 - 同じように悩んだ経験がある方、モラハラに悩む友人にアドバイスした経験がある方、ぜひ「#モラ愛」でTwitter/Instagram/Facebookで投稿してみてください。
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第1回「ブス」「デブ」と言われても、モラハラ夫と離婚したくない【モラハラ01】
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第2回モルヒネを打つのを止めて、「モラハラ」という痛みと向き合う【モラハラ02
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第3回尽くす女こそ、凛と背筋を伸ばすべし!真面目で優しい女性へのアドバイス【モ
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第4回モラハラ夫のことは弟だと思ってみる。離婚しないモラハラ対策とは【モラハラ
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第5回「モラハラ夫がいるから成長できる」…それ本当に因果関係ある?【モラハラ0