【古谷有美】「なんか好き」って最強かも。―みんみん画伯×telling,
     
 TBSの朝の顔、古谷有美アナ。またの名を「みんみん画伯」。インスタグラムに投稿される、繊細でスタイリッシュなイラストが人気です。telling,の「story」インタビューに登場した女性たちの言葉から、イラストをお届けします。  
 
    
                                                                            ●みんみん画伯×telling,_Story 02のんさん
覚えているのは、とにかく「なんか好き」だったってこと。
春だからなのか、ぼーっとすることがふえました。
音楽をかけて、そのままうたた寝ができたら本当に幸せだな。
普段から音楽は何でもまんべんなく、そのつど、自分が心地よいと感じる音ならほんとうに何でも聴くので、曲名が分からないこともよくある。
ふと遠い記憶からかすかに流れてくる、あの歌、あの声。あの、誰かに借りたCDに入っていた、名もなき曲。すごくすごく好きだったのだけれど。
思い出したいのに、思い出せない。覚えているのは、とにかく「なんか好き」だったってこと。
その「なんか好き」っていうのが、今の音楽の楽しみ方や、ほかのことの楽しみ方にも通じているから、面白い。
そんなことをぼーっと考えながら歩いていた雨上がり、可愛い歌声で現実に引き戻される。
ぶかぶかの長靴を履いたちいさな男の子が、お母さんに手を引かれてこちらを見ながら歌っている。大きな声で「さっかみちー、とーんねるー、くさぁっぱらー!」なんと気持ち良さそうなこと。うんうん、歌詞の意味はよくわからないけど、なんか、歌が好きなんだ!というのがビシビシと伝わる。
「なんか」の力、いいなぁ。
思わずこっそり口ずさんでいた。
あるこう、あるこう、わたしはげんき......。
- ●みんみん画伯が読んだ「Story」記事はこちら
 - のん 「ヘタクソだからやっちゃダメ」って、誰が決めるんだろう
 
                                                                                    好きを仕事に
    
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