世界一集中できるワークスペースで、実際に集中して仕事してきた

2017年12月にオープンし、「世界一集中できるワークスペース」としてじわじわと注目を集めている「Think Lab(シンク・ラボ)」。集中力を測れるメガネ「JINS MEME」を開発・販売している株式会社ジンズがプロデュースする会員制ワークスペースです。一体どんな空間なのか? telling,編集部が取材してきました。

●特集:「集中力」を高めるには?

ビルの中に静寂の集中空間出現

 やってきたのは飯田橋駅から徒歩2分、飯田橋グラン・ブルームという複合ビル。この29階に、“世界一集中できるワークスペース”「Think Lab」があります。

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 入り口からなんだか静かな雰囲気……「丸、三角、四角」のマークは禅の精神を表しているそうです。

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 オフィスにつながる通路。高野薪の香りが濃く漂います。集中するのにいい方法は、まず緊張し、それからリラックスするというのが一番効果があるそう。そしてプロスポーツ選手のように、何かルーティンを設けること。確かに、集中力についてインタビューしたフリーアナウンサーの新井恵理那さんも、仕事に入る前のルーティンの大切さを語ってくれました。

 こうした思想から、「この通路で緊張して抜けたところで一気にリラックスする」という集中するためのルーティンを強制的にもたせようとしているとのことです。

「いちばん集中できる空間は寺社仏閣である」という考えのもと、ワークスペースをつくるプロジェクトチームが高野山で合宿もしたのだそう。その時に感じた印象が、オフィス全体にも反映されています。

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 ちょっとドキドキしながら通路を入った先には、この景色!

 眼の前に明るい景色と緑が飛び込んできて、一気にリラックスするのがわかります。この緑の量も、視界の中に入る緑の量で最もリラックス効果の高い量について、という研究から、割合を決められているとのことです。

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 畳のスペースもあり、ここで出社前の時間帯に「マインドフルネス朝道場」が開催されることもあるそうです。

実際に仕事してみた

 執務スペースに入ると、明るすぎず、それでいて目に負担のかからない明るさに保たれています。湿度も60%程度と、呼吸が楽と感じる環境。この日は花粉が猛威をふるっていましたが、ここに来るとだいぶ楽になった感じ……。

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 机の配置は、すべて一方向を向いています。3列それぞれ椅子が違っています。

 人間の脳の構造として、下を向くと細かいことを詰める作業モードに入り、上を向くとアイディアが出てくる発散モードになるんだそうです。その特性を活かしたつくり。

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 一番後ろの列は、ロジカルに集中して作業したいときのための椅子。座ると自然と下を向くようになっています。

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 真ん中の列は、背中がしっかりホールドされる椅子。背筋も伸びて気持ちいいです。ぐっとリクライニングするので、考え込む時、アイディアを出したい時、どちらにも対応できるそう。

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 窓際の席は机が最初から上を向いています。体をすっぽり入れてみると、もうこれだけでちょっとプライベート空間が確保できた気分に。

 どの椅子に座るか迷いましたが、間を取って真ん中の列で30分ほど作業をしてみました。流れてくるのは鳥の鳴き声。外は明るいけれど、ブラインドで適度に光が遮られて眩しさは気になりません。そしてかすかに香る高野薪の香り…。いつしかぐぐっと集中して、あっという間に時間が経っていました。

さらに集中したい時のためのスペースも

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「COCOON(繭)」と名付けられたこちらのスペースは、完全に一人になれるスペース。壁に囲まれて、視界に入ってくる情報を少なくすることで、より目の前の物事にフォーカスできます。

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 飛行機のビジネスクラスのような席も。たしかに電車とか飛行機って妙に集中できたりしますね。

カフェスペースではドリンク・軽食の提供あり

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 仕事に疲れた時はカフェスペースで一休み。執務スペースでは私語厳禁ですが、こちらではリラックスして雑談したり、ディスカッションをしたりと、自由に使えます。

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 全てセルフサービスで、コーヒー、紅茶などの飲み物や、栄養補助食品、カップスープなどの軽食もあります。そしてなんとこれは全部無料!「Think Lab」は集中に関する実験的なスペースで、さまざまな企業がパートナー企業として入っているのだそうです。

 ビールもあります。なぜ?と聞いたら、就寝の4時間前までにアルコール摂取を終えて深い眠りにつくため、あえてオフィスに設置しているそう。なるほど……。

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 出口はまた暗い通路を通って、日常に戻っていきます。

 現在は会社単位の契約がメインですが、1時間1,500円のドロップインも可能だそう。ギュッと集中したい時に一度利用してみてはいかがでしょう?

未婚、既婚、子どもの有無、転職や独立の経験者。恋好き、旅好き、おいしいもの好き(缶チューハイ含む)。さまざまなstoryを持つ「telling,」編集部メンバー。
フォトグラファー。岡山県出身。東京工芸大学工学部写真工学科卒業後スタジオエビス入社、稲越功一氏に師事。2003年フリーランスに。 ライフワークとして毎日写真を撮り続ける。

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