【古谷有美】誰かのお守りになる1枚を。―みんみん画伯×telling,
TBSの朝の顔、古谷有美アナ。またの名を「みんみん画伯」。インスタグラムに投稿される、繊細でスタイリッシュなイラストが人気です。telling,の「story」インタビューに登場した女性たちの言葉から、イラストをお届けします。
●みんみん画伯×telling,_Story 01赤澤えるさん
誰かのお守りになるような1枚を
telling,に掲載されている「story」のインタビューは、ほとんどの人にとっては会ったこともない「ある女性」の人生のお話。でもふとそこに、あなたや、わたしや、わたしたちみんながいませんか。
そんなふとした瞬間の気持ちを、絵に込めてみたいと思いました。
誰かのお守りみたいに、誰かを励ませるように、見てくれた人の一瞬をため息ばかりの日常から奪ってしまえるように。
クローゼット、いつか特別な場所になるのかな
さて、お気に入りの一着。について。
どうして? その問いには、人それぞれの答えがあるでしょう。やたらと人に褒められる。大好きな人が選んでくれた。母から譲ってもらった。格安で買えた……。わたしはちいさいころ、母親のクローゼットを開けるのが怖かった。憧れというよりも畏敬(いけい)の念みたいなものを、幼心に感じて。薄いヴェールのようなスカーフや、とろとろで奇麗なビロードのスカート、丁寧に織られたタータンチェックのワンピース。自分のたんすでは見たこともないそれらが、コロンの甘い香りと一緒に閉じ込められたあのクローゼットの重い扉は、わたしひとりだけのときに、こっそり開ける場所でした。まるで何百年も眠っていたミイラの棺を開けるように、それはもう、ギギギーっと、おそるおそる。わたしのクローゼットもいつか、そんな特別な場所になるのかな。
(ちなみに今では、母ゆずりの古着がお気に入りの1着です)
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