重岡大毅「#家族募集します」1ヶ月ぶり放送再開!2話振り返り。岸井ゆきのはヘイトを覆せたのだろうか?

重岡大毅(ジャニーズWEST)主演「♯家族募集します」。シングルファーザーになったばかりの赤城俊平(重岡大毅)は、偶然再会した幼なじみの小山内蒼介(仲野太賀)から、いっしょに子育てをする家族をSNSで募集することを提案されます。性格も価値観も違う男女4人と子ども3人が、ひとつ屋根の下で暮らしていく姿を描くホームドラマがスタート!2話でにじやに転がり込んできたのは、超自由奔放な横瀬めいく(岸井ゆきの)親子。ワケありげなめいくに、蒼介は苛立ちを隠せず……。

東京オリンピックによる中断で、およそ1カ月ぶりに放送される「#家族募集します」。話を忘れてしまった人のためにも、これから観始めるって人のためにも、前回放送された第2話について振り返りたい。

他人の子どもにマヨネーズを食わせるということ

お好み焼き屋「にじや」の2階を借りて蒼介(仲野太賀)が募集したルームシェアに、ミュージシャンを志すめいく(岸井ゆきの)が息子の大地(三浦綺羅)を連れて現れた。しかし、めいくはお金も仕事もなく、「ママがいなくても平気だね!」などと口走るほど子育ても適当。作ってもらった「にじや」のお好み焼きにマヨネーズやタバスコを大量にかけるなど無神経な一面もあって、蒼介はイライラを隠せない。

強烈だったのは、めいくが幼い他人の子どもにマヨネーズを大量に食べさせたこと。マヨネーズはアリか、お菓子はどれくらい食べていいのか、ジャンクフードはオッケーなのか、という家庭内ルールは、親同士でかなり敏感になる部分だ。

まぁ、だいたいの家が意外にお菓子もマヨネーズも普通に食べさせていると思うが、世の中には添加物を一切取らせないという親もいる。念のため確認するマナーを持っていないめいくは、これまで子どもが生まれて6年間、まったく他の家庭と向き合ってきていないのかもしれない。というか、そもそもどうやってこれまで育ててきたのか気になるところだ。離婚は最近のできごとなのだろうか。

マヨネーズをぶちまけるめいくを、俊平(重岡大毅)は笑って許したが、礼(木村文乃)は拒否反応を示した。子どもを親らしく大切にする真面目な礼と、友人のように子どもと接する自由奔放なめいく、という構図。この先も何かと対立するシーン(もっとも、めいくは気にしていなそうだが)が生まれそうだ。

前半のヘイトをひっくり返せたのか問題

翌日、めいくが子どもを置いて行き先も告げずに「にじや」を出て行ってしまう。「子どもを捨てた!」と騒ぎ立てる蒼介。一方で俊平と礼は、「すぐに戻ってくる」とどっしりした構えだ。幼い頃に母親に捨てられた過去がある蒼介は過敏になっていた……という描かれ方だったが、一般的に考えて、全く知らない(しかも無神経そうな)親から予告もお願いもなく子どもを押し付けられたら、蒼介の態度が正しい気もする。信じる力は素晴らしいのだけれども。

夜になっても息子を放って帰らないめいくは、いつも弾き語りをしている駅前広場にいた。しかし、子どもを置いて夢を追いかけていいのか悩みを抱え、歌う気になれない。長老と呼ばれる音楽仲間から「その気持ちを歌にすればいい」とアドバイスを受けると、吹っ切れためいくは歌詞をつけずに「ららら~」と歌い始める。

ただのネグレクトママかと思ったら、夢と子育ての間で苦しむ普通の母親だった。めいくにはめいくの事情があって、ただのおかしな人ではなかった。という展開なのだが、正直どうだろう。同じような境遇の人には刺さるのかもしれないが、前半のヘイトが溜まりすぎていて、それをひっくり返すほどの劇的なシーンとはちょっと思えなかった。

新たなスタイルで歌詞がまだないため「ららら~」と歌う、という演出の良さはわかるのだが、子どもへの想いを即興で歌った方が素直に感情移入できた気もする。アドバイスをくれた長老も、「頭で歌詞を考えるな。腹の底から声出してメロディ乗っけたらそれがあんたの歌になる」と言ってくれていた。

めいくは、唯一無二の存在

とはいえこのシーンは、この先「ららら~」に歌詞がつく前フリにもなっていそう。もしかしたら、めいくのことは「こいつないわ~」ぐらいの感じで見ていた方がこのドラマは楽しめるのかもしれない。

また、子どものために頑張りすぎてしまう俊平と礼に対して、唯一めいくは自分を大切にしている親だ。蒼介には子どもはいないが(実はいる可能性も)、家族に対してのこだわりが強すぎて余裕がない。ルームシェアドラマは「ここに住みたい!」と思わせてくれるかが重要だが、家を引っ掻き回すめいくが、その楽しさを作る存在になるのかもしれない。

第3話は、俊平が息子の陽(佐藤遥灯)にママ(山本美月)が死んだことを伝えようとする回。うまく話せても話せなくても、泣いてしまいそうだ。

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企画、動画制作、ブサヘア、ライターなど活動はいろいろ。 趣味はいろいろあるけれど、子育てが一番面白い。
イラスト、イラストレビュー、ときどき粘土をつくる人。京都府出身。
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