戸田恵梨香×永野芽郁『ハコヅメ』3話。女性警察官だからできること、川合だからできること

戸田恵梨香、永野芽郁のW主演ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』がスタート。​ワケあり元エース刑事・藤聖子(戸田恵梨香)×天然新人・川合麻依(永野芽郁)の最強ペアが事件に恋に奮闘します。今回、藤の期待に応えたい川合が初めて挑むのは、聴取。ところが被害者の女子高生・彩菜(畑芽育)は話すことをやめてしまいます。彩菜の事件に予期せぬ展開が……。
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川合、初めての聴取

交番での公務中、刑事課から呼び出された川合(永野芽郁)。
「知らない男に変なことをされた」という女子高生の聴取をしてほしいと頼まれる。

川合にとって初めての聴取。
被害者の女子高生・彩菜(畑芽育)ともリラックスした感じで聴取が始まったように見えた。
しかし彩菜は途中で話すのをやめてしまう。
「何かもう大丈夫かも。さっきまで頭きてたけどお姉さんに話したら収まっちゃいました」

しかし後日、この事件の目撃者が現れる。他校の男子高校生・早見(池田優斗)が目撃し、犯人の顔もおぼろげながら覚えていた。
しかも早見の証言は彩菜本人の話より深刻な内容だった。

性犯罪の聴取は被害者の気持ちを第一に行わなければいけない。
川合にはそれができていなかった。

藤(戸田恵梨香)の言葉も珍しく厳しい。
「性犯罪の聴取は私たち女性警察官にしかできない事のほうが多いの。あなたはもっと覚悟を持って挑むべきだった」

川合は「何で気づいてあげられなかったんだろう……」「せっかく彼女が勇気を出して警察まで来てくれたのに」と激しく後悔する。

川合、似顔絵捜査官の才能が開花?

その翌日。
藤が犯人の似顔絵を川合に描かせることを思いつく。

再び目撃者の高校生・早見を再び呼び出して似顔絵作成を開始。
ハコ長(ムロツヨシ)の似顔絵は特徴をとらえて好評だったが、ハコ長を見ながら描いたもの。犯人の似顔絵は目撃者の証言だけで描かなければいけない難しさがある。

川合は「まず眉毛が濃かったって言ってるけどそれは海苔みたいな感じ?」「野菜で言うと?」など独特なワードセンスで犯人の特徴を掴んでいく。川合のフレンドリーさも良かったようだ。川合画伯による犯人の似顔絵が出来上がった。

さらに川合は「(目撃者の早見は)犯人に鋭く睨まれたせいで目が大きいイメージを持ったのかも」と推測。
藤が似顔絵の目をボールペンで半分隠す。刑事課がざわついた。
数年前に強制わいせつで逮捕され執行猶予中の安田大二郎(北澤ひとし)にそっくりだったのだ。

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フリーイラストレーター。ドラマ・バラエティなどテレビ番組のイラストレビューの他、和文化に関する記事制作・編集も行う。趣味はお笑いライブに行くこと(年間100本ほど)。金沢市出身、東京在住。
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