川口春奈×横浜流星『着飾る恋には理由があって』4話「ギューしてもらってもいいですか?」は破壊力が強すぎた

川口春奈主演「着飾る恋には理由があって」。インテリアメーカーの広報として、メディア対応や広告宣伝のPR活動などを担当する真柴くるみ(川口春奈)。ひょんなことから個性派揃いのシェアハウスに住むことに。シェアハウスの住人、羽瀬彩夏(中村アン)はアルバイト先の男性との関係を相談します。それを心配する寺井陽人(丸山隆平)。そして、藤野駿(横浜流星)に気持ちを揺さぶられているくるみ……。それぞれの関係が気になる4話を振り返ります。

頼ることができた彩夏

羽瀬彩夏(中村アン)の状況は思った以上に残酷なものだった。
アルバイト先の男性とは付き合っているわけではないと第2話で明かされていた。が、妊娠したかもしれないという。絵も夢も諦めないといけないと思うと、怖くて確かめる勇気を持てないでいた。真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)は妊娠検査薬を買いに走り、寺井陽人(丸山隆平)は嘘をついて彩夏を1人にしない。彩夏は「彼に話すべきかどうか」を陽人に相談した。

陽人「もし、相手が俺やったら話してほしいけどな」
彩夏「あなたが相手だったら、私も話してる」

彩夏は勇気を出して、相手の男と話をしようとするが、実は結婚間近だと知る。彩夏の顔も見ず、気まずそうに配達に出発する男。一度は目を逸らすも、彩夏を追いかけた陽人。彩夏は、心配する陽人に苛立ちをぶつけてしまう。

陽人の役どころは、どの言葉にも仕事感が出てもったいないな、損だなと思っていたが、回を重ねるごとに人を気遣う言葉の重みが響いてきた。過去に大切な人に何かあったのかもしれないとすら想像してしまう。

彩夏の妊娠検査結果は陰性だったが、少なからず好意を寄せていた相手に裏切られた形になる。陰性でよかったね、で済むわけがない。自分のこと、相手のこと、子どものことを散々悩んだだろう。これからの意識も変わるはずだ。今回4人を頼ったように、たまには誰かに頼りながら過ごしてほしい。

人のことばかり気遣う陽人は、誰かに頼れているのだろうか?
今後の彩夏と陽人の関係が気になるが、相談者の舟木さん(黒川智花)が気になりすぎる。

くるみと駿が可愛すぎる

サービスエリアで駿に「なんだ?その顔は」と言われるお餅をすするくるみ。インスタや仕事では見せないであろう表情が愛おしい。突然撮られた写真のポカン顔、蕎麦屋へ向かうとき「いいじゃん、二人で」と駿に言われたときのはにかみ、ドラッグストアで「そういう関係じゃない」と言われて不満そうな顔。全部可愛い。そして、「ギューしてもらってもいいですか?」は破壊力が強すぎた。

駿の表情もずるいくらいに素敵だ。着飾ったくるみをじーっと見てからの「ビフォーのほうが良い」。こっそり抹茶最中を渡すとき、壁を4回叩いて「お・や・す・み」を伝えるときの笑顔。蕎麦屋で店主に「そうなればいいかな……なんて」と言ってくるみを見るあたたかい視線。
お互いの想いを確認しあった後には、2人で抹茶最中を食べながら笑い合う。2人の笑顔に幸せを分けてもらった。

回想ばかりの登場だった元社長・葉山(向井理)にも動きがありそうだ。帰国し、三角関係となるのか。

イラスト、イラストレビュー、ときどき粘土をつくる人。京都府出身。
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