川口春奈×横浜流星『着飾る恋には理由があって』5話。見つめる時間も、手も、横顔も、美しすぎたキス

川口春奈主演「着飾る恋には理由があって」。インテリアメーカーの広報として、メディア対応や広告宣伝のPR活動などを担当する真柴くるみ(川口春奈)。ひょんなことから個性派揃いのシェアハウスに住むことに。お互いの想いを確認し合ったくるみと駿(横浜流星)。くるみは恋人らしい特別感が欲しいのに、駿は変化を望まず、せっかくの休みのデートもいつもの散歩。お互いの価値観の違いに不安をつのらせるものの……。

価値観の違いが「こうしなきゃいけない」を解いてくれる

香子(夏川結衣)曰く、「一切無理をしないノールール、縛りのない自由人、それが駿くん。自分にルールを課して無理してでも頑張る、それが真柴くるみ」。
とにかく正反対な2人だ。

お互いの想いを確認しあった真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)だが、せっかくの休みなのにデートがいつもの散歩でくるみは少し不満そう。くるみは準備に時間をかけるが、駿の準備はシンプルで、くるみを待つことになる。駿の準備できた時点で、くるみはまだ10段階中の4。

くるみは自分たちの関係を皆に話すのか隠すのかを悩んでいるが、、駿は水の如く流れに任すという。釣りは苦手だが、休みの日は一緒に過ごしたいから行きたいと言うくるみに、駿は「無理しなくていいよ」と1人で行く気満々。くるみは携帯を持ってほしいが、駿は習慣がないから無理だと即答。

くるみは、駿との価値観、習慣の違いに不満と不安を募らせた。
さらに、職場でも求められていない気がして悶々とする。

くるみと舟木さんは似ている?

そんな中、陽人(丸山隆平)の相談者、舟木さん(黒川智花)の立てこもり事件が起こる。
距離を置こうとする陽人への切ない抗議行動だ。

仕事において「もっと役に立ちたい、必要だって言われたい」と考えるくるみと舟木さん。この2人、誰かを追い続けてきたところも少し似ている。
駿の意見は全く違った。
駿「誰かに何か言われなきゃダメなのかな。誰かに必要だって言われて、役に立ってるって言われて、そういうのが幸せ? 俺は自分で決めたい。自分の価値は、自分で決める。誰にも左右されない。うん、そうなりたい」

ルームシェアメンバーはもちろん、香子の元夫・礼史(生瀬勝久)、舟木さん、それぞれが他人の価値観の違いに触れて少しづつ変わっていく様子が、見ていてすっと心に染みてくる。誰かが誰かの「こうしなきゃいけない」を解いてくれる優しいドラマだ。

キスシーンが美しすぎた

くるみ「正反対。考え方も習慣も価値観も正反対だけど私にないものたくさん持ってる。藤野さんのこともっと知りたい。そう思えるうちは、一緒にいるって決めた。流れのまま、水のごとく。」
駿は大きな手を伸ばす。キッチンカーの窓から体を乗り出し、くるみにキスした。見つめる時間も、手も、横顔も、主題歌の歌詞が相まって、美しすぎた。駐車場と思えないほどキラキラ見えた。

駿は、来なくていいと言っていた釣りにくるみを誘う。くるみも楽しめるよう、サンドイッチとカレーとポテトのアリオリを作る約束をした。スーパーマイペースの駿がくるみのペースも考えてくれた。くるみだけでなく、駿も少しづつ変わっている。
くるみは、シンプルな服装とノーメイクの“ビフォー真柴さん”で駿と公園へ出かける。ビフォーですでにレベル10ですよと思うところはあるが、相手に合わせたわけではなく、自分で着飾らないことを選んだくるみが素敵だ。

そして、ついに元社長・葉山祥吾(向井理)と再会する。積もる思いがあふれて会話にならない2人。結果、駿の部屋で葉山が寝ていた!
次回のあらすじを見たところ、駿が快く受け入れたようだ。さらに奇妙になったシェアハウスの様子が楽しみだ。

イラスト、イラストレビュー、ときどき粘土をつくる人。京都府出身。
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