川口春奈×横浜流星「着飾る恋には理由があって」3話。デジタルデトックスどころではない駿の手繋ぎ「たぶん、好きだね」

川口春奈主演「着飾る恋には理由があって」。インテリアメーカーの広報として、メディア対応や広告宣伝のPR活動などを担当する真柴くるみ(川口春奈)。ひょんなことから個性派揃いのシェアハウスに住まわせてもらうことに。アーティストの卵、羽瀬彩夏(中村アン)の絵を見に行きがてら、キャンプ旅行をすることになった4人。キュンがてんこ盛りだった3話を振り返ります。

3話目でこんなに幸せでいいの?と思うほどキュンてんこ盛り。
子どもっぽさも、男らしさも兼ね備えている藤野駿(横浜流星)の良い男ぶりが発揮された。着飾った“アフター真柴さん”ではなく、素朴な“ビフォー真柴さんを好きなところも良い。

「たぶん、好きだね」

真柴くるみ(川口春奈)、駿、寺井陽人(丸山隆平)は、羽瀬彩夏(中村アン)の絵を見るために山梨へ向かう。ついでに4人でキャンプをすることになった。
頑張り屋さんのくるみはずっと可愛いし、いつもツンとしている羽瀬のたまの笑顔は嬉しくなるし、皆を気にかけるはるちゃんも素敵。だけど、なんといっても駿だ。

くるみの手にはいつもスマホが握られている。第1話で7年片思いの相手・葉山元社長(向井理)を探すときも、スマホが握り締められていた。駿は「デジタルデトックス」だと言い、そんなくるみのスマホの電源を切る。

バーベキューで2人きりになったくるみと駿。駿は、写真を撮ろうとするくるみからスマホを取り上げ、代わりに自分の手を繋ぐ。さらに魚を食べたいと言うくるみにナチュラルなアーンを繰り出す。この時点でもうデトックスどころじゃない。
駿は、今話散々してきた夢の話を始める。本当は、夢にくるみが出てきていた。ふざけて呼ぶ「マメシバ真柴」ではなく「真柴さん」と言うところもキュンポイント。

くるみ「もしかして、私のこと好きなのかもね〜?」
駿「どうかな〜。ちょっと待って、考える。あー、そうだね。たぶん、好きだね」

このセリフの言い回し、間、表情が最高だった。何度も見返したくなる。その後の2人の雰囲気に、見ているこちらも幸せになった。戸惑いの後、照れ臭いけど嬉しそうなくるみの笑顔。くるみの笑顔が見れて、嬉しそうな駿。こんなに幸せでこの先どうなるんだろう?

最後の最後でまた掴まれる

ドラマのラストは、時間を少し遡って駿側の視点になる。今話では、秘湯で川に流されてしまったくるみの服を買いに行った場面だった。店のおばちゃんにどういう子の服を買うのか聞かれ、スラスラと答える駿。

駿「服にうるさい。仕事ばっかしてていっつも携帯持ってる。頑張るけどしょっちゅう空回りして、自分のこと棚に上げて誰かを助けようとするお人好し?」
おばちゃん「好きな子ね」

否定はせずに、「IらぶYAMANASHI」のロンTを慌てて買う。その後、一度見たくるみとの掛け合いが再び始まる。画面が真っ暗になり「To be continued」が表示されてからの「嫌なら脱げば?」。一度聞いたセリフなのに、背景を知った後に見ると熱が全然違う。
毎話、ラストで心をぎゅいんと摘まれる。今夜も最後の最後まで楽しみだ。

イラスト、イラストレビュー、ときどき粘土をつくる人。京都府出身。
ドラマレビュー