上白石萌音「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」4話。玉森裕太との雨のキスシーンにキュン必至

上白石萌音主演「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」。超安定志向の平凡女子、鈴木奈未(上白石萌音)がひょんなことから採用されたファッション雑誌の編集部を舞台に成長する“お仕事&ラブコメディ”。ついに「MIYAVI」創刊号が発売!おしゃれに目覚めた奈未はブランドのレセプションパーティーで潤之介と出会ってしまいます。このまま子犬の沼にハマってしまうのか……。

「俺、彼氏なんで」
「俺の1番を2番にするとかありえないから」
「あっち“も“2人になりたいんじゃないかな」
潤之介(玉森裕太)の思わせぶりな言葉の数々。ラストでは奈未(上白石萌音)からのキスに、潤之介からのお返しキス。潤之介ラッシュの第4話だった。

麗子はもはや良い上司

ファッション誌「MIYAVI」がついに出版され、売り上げは好調。次号に向け、編集長・麗子(菜々緒)の昔の上司であるウエクサジンコ(高岡早紀)に次号特集ページを依頼。
ジンコは副社長・宇賀神(ユースケ・サンタマリア)の元妻でもあった。麗子は宇賀神が気になって壁にぶつかるドジっぷりを見せる。ジンコは宇賀神に再婚を伝えただけだった。
奈未と波長の合う『ZEAL』編集長・高橋麻美(高橋メアリージュン)と宇賀神はどういう関係なのか。第1話で車に乗る2ショットを見たきり、描かれていない。合併の話が出てきたことから、ただの仕事のつながりかもしれない。
麗子の「恋愛はまだまだ」という人間的な一面も見ているので、どれだけ冷たい言葉を吐かれても、信頼が勝る。奈未の意見も取り入れるようになった。もう仕事ができてカッコ良い上司でしかない。
手強いのは潤之介の方だ。

美しい雨のキスシーン

お洒落に目覚めた奈未は、同僚に連れられブランドのレセプションパーティーに参加した。そこで初恋の相手ケンちゃんこと日置健也(犬飼貴丈)と再会するが、そのケンちゃんは思いの外最低だった。
1話で奈未に婚約者を紹介したのに、平気で二股を持ちかけてきた。直接目を見ず、鏡に向かって話しかけ続けるのがとても不気味。東京に来て変わってしまったのか。「全員良い人」なドラマが多い最近のTBS火曜日10時には珍しい最低さだ。それぞれの成長が楽しみなドラマなだけに、ケンちゃんのその後も少しだけ気になる。
奈未を無理やり連れ出そうとするケンちゃんから助けてくれたのは、もちろん潤之介。タキシード姿で突然現れ、手を引いて逃げる。子犬の沼にこれ以上はまりたくない奈未は、とっさに半径1mのディスタンスを取るよう潤之介に言ってしまう。きっちり守る潤之介が可愛かった。
距離を守っていただけに、ラストのキスシーンはキュン必至。雨降る中、まさに子犬のように待ち続ける潤之介に愛おしさが止められないといった様子でキスする奈未。優しく微笑み、キスを返す潤之介。言葉なく見つめる2人が美しかった。

今夜放送の第5話では、潤之介の幼馴染・蓮見理緒(倉科カナ)が登場。まだまだ奈未が乗り越えるものは多い。

次回はこちら:上白石萌音「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」5話。強すぎるライバル、倉科カナ登場。今夜も「Luv Bias」待ち

イラスト、イラストレビュー、ときどき粘土をつくる人。京都府出身。
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