意識、どんどん下げてこう。by ナリくん

【ナリ心理学ナリくんお悩み相談】結婚を「先送り」する男性の心理って…?

月間400万PVのAmebaオフィシャルブロガー、公式line@のフォロワーは約28,000人。心理学や哲学について、笑いを交えながら教えてくれる「ナリ心理学」ナリくんのエッセイ&お悩み相談です。無理して「意識高い系」でいようとするより、今までとはちょっと違った見方、していきませんか。毎週木曜更新です。

●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん【お悩み相談編】

「今は結婚より仕事」という彼。これって本当ですか?

※今回は、「ナリくんに聞きたい!」と、telling,に寄せられたお悩みの中からお答えします!(相談したいお悩みがある方は、この記事の下にあるリンクからどうぞ)

Q:今回のお悩み ↓

  • 仕事ができてクレバー、あらゆることにセンスが良い、読書家で勉強も怠らない、料理も掃除も大好き、それでいてほどよく変人な好きな人(35歳)がいます。彼が先日「仕事で成功したいし、結婚は40代までは考えられない」と言っていました。確かに今彼はスタートアップしたての会社で働いており、中枢を担う仕事を任されています。でも、本当に仕事が理由でしょうか? いわゆる「なんでも1人でできる」男性が結婚を先送りにする心理を知りたいです。(33歳/女性)

A:ナリくんのお答え 

はい。本当に仕事が理由です。

ナリです。
なぜ本当にそう思っているのか、びっくりするくらい淡々と話しますね(笑)。

なぜ40代まで結婚は考えられないのか? それは、単純に「時間を仕事に割きたい」のと、男性は基本的に、「子どもを産むかどうかで結婚を考えなくていい」という理由からでしょう。

まず、時間を仕事に割きたいについてですが、僕自身も20代前半の頃に「今は仕事以外やる気が起きない」という時期が確かにありました。とにかく仕事が優先なのです。とにかく若いうちに仕事を頑張って起きたかった、何か実績をつくっておきたかった、だから優先順位がとにかく「仕事」。そういう男性は本当にたくさんいると思います。

これは何も女性差別的な意見ではなく、やはり男性のほうが「人生における仕事の重要度」が高い傾向にありませんか?(女性はそれが低い、とは言っていません)。そうなっている大きな要因は、「歴史」でしょう。単純に「今までの日本社会がそうだった」というだけです。もちろん、もう「男性は仕事、女性は子育て」とは限らない。でも現実は、まだこの傾向が残っていると思います。

質問に出てくる男性はきっと、本当に仕事がしたいのです。
20、30代は、仕事に身を捧げたいのです。僕自身も会社を経営し、自らビジネスをしていますが、やはり「どこかで本気になる時期」って必要だと思っています。それがその男性は40代になるまでなのでしょう。本当に仕事が好きなのでしょう。それって、素晴らしいことだと思います。

彼は「結婚を先送り」しているのか?

もう一つ、その男性が子どもを欲しいかどうかはわかりませんが、欲しい場合も、男性にとっては自分が40、50代であろうと、相手の女性が出産できればいいのです(冷たい言い方になってすみません)。

そうなってくると本当に、40代までは仕事、それから結婚相手を探すなんていうのは遅くないのです。

淡々と話しましたが、その男性は本当に仕事したいんだと思います。僕も仕事大好きだから、わかります。仕事って本当に楽しいですから、しかも、やればやっただけ評価されるようなポジションにいたら、なおさらです。

最後に、「いわゆる“なんでも1人でできる”男性が結婚を先送りにする心理を知りたいです」について。
まず、「先送り」という言葉が出てきている時点で、「○○歳頃までには結婚すべきである」みたいな決めつけが含まれているように感じますけれども、本人は別に先送りしている感覚、ないと思いますよ。ごく自然に、20、30代は仕事を一生懸命やって、40代になったら結婚相手を探そう、そういう人生設計なだけでしょう。難しい心理は何もないと思います。

たぶん、彼は本当に自分が思うとおりに生きているんだと思いますよ。

続きの記事<失恋から立ち直れません…>はこちら

●ナリくん初の著書、好評発売中です。

『あなた何様? 』

『あなた何様? 』

著:ナリ
発行:サンマーク出版 

あなたのそのお悩み、ナリくんに相談してみませんか? telling,までお悩みをお寄せください。https://telling.asahi.com/request

●ナリくんのブログ「ナリ心理学」オフィシャルブログ

月間400万PVのブログを運営する株式会社ナリ心理学を主宰。Amebaオフィシャルブロガー。
フォトグラファー。北海道中標津出身。自身の作品を制作しながら映画スチール、雑誌、書籍、ブランドルックブック、オウンドメディア、広告など幅広く活動中。