【ナリ心理学ナリくんお悩み相談】お母さん私のこと好きですか?
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん【お悩み相談編】
Q:今回のお悩み ↓
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あの人に愛されなくては、自分は幸せではないはずだっていう考え方は、どうやって変えたらいいのでしょうか。「愛されないと幸せになれない」と考えているからこそ、今が苦しくて全然幸せじゃないというのは分かってはいるのですが……。この場合はどうしたらいいのでしょうか。
A:ナリくんのお答え
「あの人」とは不倫相手だそうです。でもそれ、ホント?
ナリです。「あの人」とは誰を指しているのか、質問者さんに確認したら、「不倫相手」でした。質問者さんは、女性で既婚。そして、不倫していて、ナリにこの質問をしてくれました。
ではいきましょう。
「あの人」とは、不倫相手のことを指しているようですが、このコラムの読者さんならわかると思います。そうです、「あの人」とは、不倫相手でも、旦那さんでもなく、母親です。自分の母親を指しています。
隠す、すり替える、目をそらす
まず、不倫相手は、旦那さんの替え玉。
どんな経緯で不倫をしたのかはわかりませんが、この方、まず相談内容がすごく抽象的でした。たくさんの人からの相談を受けてきてわかったのですが、抽象的な質問をする人は隠し事をしていることが多いです。
実際、この質問を受けたあとに、ナリ心理学公式LINE@でやりとりした結果、「不倫をしている」ということがわかりました。「不倫をしている」というのは、相談に乗るうえで正直ものすごく大切な事実なのですが、最初の段階ではそれを隠していたわけです。
この人はすぐ不倫相手だと教えてくれましたが、全然教えてくれない人もいます。自分でわかってるんですよね、「不倫してることそのもの」と向き合うべきなのに、そことは向き合わすに、表面的なことに目を向けてるって。それが、曖昧な言葉遣い、抽象的なしゃべり方になる。これは、不倫うんぬん関係ない心理ですね。
まず、不倫相手は「そもそも旦那さんと向き合いたくない」からわざわざ作った存在ですからね。旦那さんの影武者です。不倫相手について考えている時間のほぼすべてが、旦那さんと向き合わなきゃいけない事実を打ち消すためにあります。
旦那は旦那で、母親の替え玉
そして、旦那さんの存在も今度は、母親との替え玉だったりします。
ま、正直、実家暮らしをしなくなったら、母親との関係って希薄になれます。僕も18歳で上京してもう11年。年に数回しか母親となんて会いません。そんなもんです。そうしたら、自分と母親との関係のなかに何かがあったとしても「無視できる」ものです。生活に目に見えて支障ないですもん。無視、できますよね。
母親が嫌い、母親が許せない、母親を弱いと思っていると、その娘である自分の存在すら、「欠けてる何か」だと認識してしまったりします。
私は欠けてる女。まわりの人にお見せするのが恥ずかしい女。
そんな自己認識で社会に出ます。そうすると、少しでも「こっちを向いてくれる人」に必要以上に執着したり、依存したりします。
母親から旦那へ、旦那から不倫相手へ
最初はいいのです。欠けてる部分が埋まった気がするので、幸せで幸せで、満たされてる気がして仕方ないのです。ウキウキです。
ただ、人間ですから、「いつまでも新鮮」というわけにはいきません。人並み以上に他人の不機嫌に敏感なあなたは、疑います。疑心暗鬼になります。小さな不満がたまります。この人は埋めてくれないと思い始めます。そんな満たされない思いが湧き上がってきたときに、優しくしてくれたのが、「あの人」です。あの男性です。それが不倫となるわけです。
「私を埋めてくれる誰か探し」をやめるには
ヤドカリのように、新しい貝殻を探すように。私を埋めてくれる何かを求めてさまよいます。不倫相手から見放されそうになったら、次は心理学に執着するのでしょうか。それはいつまで続くのでしょうか。
やめる方法は簡単で、「母はあなたのことを愛していい」「母親は弱くない」とわかるまで母親とぶつかることですよ。つらいけどね。それしかないと思います。
相手(母親)が屈することでも、あなたが屈することでもないのです。和解する気でぶつかるまでです。いつかどこかの地点であなたが、「よっしゃ!もう吹っ切れた!!」と感じます。それがやめどき。
続きの記事<結婚を「先送り」する男性の心理って…?>はこちら
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