【ナリくんナリ心理学】人はとにかくわかって欲しい生き物なのよね。
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん 07
人はとにかくわかって欲しい生き物なのよね。
ナリです。久しぶりに心理的なことを話したいなと思ってます(いつも「佐藤健の告白を断れるなんて! 前世はバラモンかよ!」とか、ふざけてごめんなさい。心理的なことが本業です)。
人って、とにかく「わかってほしい」生き物なんですよね。えー! そんなことないよーー! って思った人は、この「わかってほしい」をいろんな言葉にしてみるとしっくりくるかもしれません。
「わかってほしい」
「理解されたい」
「認められたい」
「褒められたい」
「愛されてたい」
「話聞いてほしい」
「大切にされたい」etc...
“すねる星人”は報われるか?
それから、わかってほしいという気持ちが、よりひねくれちゃったパターンもあります。
「あの人は頑固だ」
「社会は冷たい」
「世の中は大変だ」
「人は自分のことしか考えてない」
「どーせ、バカにされる」
「惨めだと思われる」etc..
この「わかってほしい」という気持ちが根底にあるにもかかわらず、わかってもらえてないことに怒ってる状態を、「すねる」といいます。これが、すねる星人ですね。
すねたくなる時や、すねてる人ってのは、「わかってほしい」のです。でもわかってもらえないから、「クッソーー! ムカつくぜぇー! わかってくれないなら、態度で示してやるぜ!」ってことで、そっぽ向いたり、不機嫌な状態でいようとします。
これは、すねる星人からのメッセージです。
「私は怒っている! なぜなら、お前は私のことをわかろうとしないからだ! だから私は怒っている! お前は私を怒らせたのだ! お前が悪いのだ! お前は罪悪感を持て! お前は罪悪感を抱け! そして、罪悪感を持ったあとに、私のことをわかろうとしろ!!」
というメッセージ。
そして、このメッセージに隠されているのが、すねるの原理です。
つまり、「すねる」とは、「相手に罪悪感を持たせることによって、こっちを向かせて、わからせようとすること」をいうのです。なので、ナリ心理的では、「すねるとは暴力である」と少しきつめにいっています。
よくすねる人というのは、慢性的に「わかってもらえてない」という思いを抱えています。
私はわかってもらえない人、という前提に立って社会で生活していますので、普段の生活でわかってもらえないできごとに出会うと、「ほーーら! やっぱりな!! 誰も私のことをわかってくれない! 言ったとおりだろ! やっぱり私はわかってもらえない!」と、鬼の首を取ったように騒ぎだします。
“頑張る星人”なら、わかってもらえる?
このように、人は「わかってもらえない」と、わかってもらおうとしてすねてしまう(すねる星人)になるタイプというのがいます。
その一方で、たいていの人は、「わかってもらえない」と、すごく頑張ります。
仕事を頑張ったり、お金を稼いだり、結婚できたら、痩せたらと、とにかく頑張ります。認めてもらおう、理解されよう、尊重されよう、大切にされようと、とにかく頑張ります。
ただ、大前提に「私はわかってもらえない人だ」というものを抱えていると、頑張っても頑張っても報われません。
「わかってもらいたいんだな、私」と素直に認めて、「わかってほしいです」と素直に伝えられたとき、初めて心が溶けていくような感覚を味わえるかもしれません。
「何かができたら、わかってもらえる」という幻想を追いかけるのをやめたとき、わかってもらい始めるんですよね。
そして最後に、「先にわかってあげる」をすると、わかってもらえるようになりますよ。喧嘩っていうのは、そのほとんどが「お前が先にわかれよ!」の言い合いですしね。
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※次回はナリくんのお悩み相談です。お楽しみに。
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