私らしい“結婚”

アプリ婚経験者が考える、出会いツールとしてのアプリ最強説

もはや出会いの機会として当たり前になっている婚活アプリや出会いアプリ。ライターのMさんも、アプリ経由で会った二人目の男性と約1年半付き合って結婚。現在、結婚生活1年目です。アプリってどんな人に向いているの?周囲には何て話してる?気になるポイントも押さえつつ綴ってくれた、経験者による「アプリ婚のススメ」です。

●私らしい“結婚”

最近はアプリを使っている人も増え、20代の男女にとってアプリで出会うのは、合コンや友人の紹介と同様に普通の出会い方になっていると思います。実際に、友人との女子会では、「○○っていうアプリ使ってるんだよね」「私は別のやつ。そっちのアプリはどう?」なんて会話が普通に飛び交います。私も最初は、友達と「やってみようよ!」というノリでアプリを始めたのですが、実際に使ってみると、とにかく私に合った「出会いのツール」でした。

飲み会嫌いな私にとって、合コンは苦行の場だった

何が合っていたかというと、まず一つは最初から二人で会えるということ。そもそも私は大人数での飲み会が苦手なのですが、合コンはその典型。「場を盛り上げなきゃ」「気の利いたことを言わなきゃ」という空気が本当にだめなんです。加えて、私はお酒もそんなに飲めないので、大して話せず気疲れして終了……というのがいつものパターンでした。

一方で、アプリは二人で会うことがほとんど。事前に「お酒は苦手」と伝えておけばカフェで会うこともできるし、何より周りに気を使わずにお互いの話ができます。また、これは私の体感ですが、アプリをやっている男性も「合コンのような場は苦手」と思っている人が多く、変な気疲れせずにすみました。

普段会わない人に出会える!

もう一つは、アプリなら普段の生活では絶対に会わないような人と出会えるということ。実際、今の夫は出身地も大学も仕事もまるで私と違います。唯一の共通点は東京に住んでいたということくらい。それだけ共通点の少ない夫ですが、性格はめちゃくちゃ合いました。

学校や職場での、いわゆる「自然な出会い」ももちろん素敵だと思うけれど、そのコミュニティってごくごく狭いもの。もしかしたらまったく違うところに自分にすごく合う人がいるかもしれない。そういった人に会う手段って今まではほとんどなかったけれど、アプリはそれを可能にしてくれたと思います。

ちなみに、私と夫は育った環境も仕事もまるで違うのですが、それがお互い新しい発見や刺激になって楽しいです。かつ、趣味や性格が合うので、普段の生活はストレスフリーな快適生活を送れています。

両親には「友達の紹介」とか適当に言っています

さて、ここまでいいことばかりを書いてきましたが、「親や友人にはなんて言っているの?」と気になる人もいるでしょう。私の場合、友人には正直に「アプリで会った」と言っています。冒頭にも書いたとおり、アプリをやっている友人は多いので、すんなりと受け入れてもらえます。

そして、問題の(?)両親には「友達の紹介」と言っています。べつに正直に話してもいいんですが、もし「え……アプリ?」と難色を示されたら面倒くさいので、なら最初から言わないでおこう、というただそれだけです。

この「なんて紹介するのか」問題に加えて、私の経験から一つアプリのデメリットを挙げるとすれば、「恋人に対する姿しか知らない」というのがあります。最初から二人で会うので、相手が友人と一緒にいるときの姿や、職場での姿は知らないままなんですよね。私の場合は、彼が積極的に自分の友人に会わせてくれたので不安はなかったのですが、気になる人は友人に会わせてほしいと頼んでみてもいいかもしれません。

いろいろ書きましたが、総じてアプリはいい出会いのツールだと思っています。アプリは出会い系、だなんて認識もう古い!ぜひ積極的に活用してもらいたいな、と思っています。

続きの記事<お見合いアプリは結婚への近道? 経験者が語る「スペック」より大切なもの>はこちら

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