【安藤なつ】ご自愛? 自分のことについて
●乙女とたこ焼き 06
自分のことについて
これまで、たこ焼き、バイク、カマキリ、入浴剤、料理と、とにかく愛するものについて語ってきた。今日は「安藤なつ」の内面について、あなただけに話そう。
性格は、人見知り。人見知りっぽくないと言われることがあるのは、感情が読みづらい体型のせいじゃないかと思う。
お笑いのステージの時も緊張している。いくら練習しようが、どうやっても緊張する。よって、克服方法は特にない。(ちなみに、相方のカズレーザーはまったく緊張していない)。
そもそも、人前に立つことだってぶっちゃけ得意なほうではない。
そんなこと言っておいて矛盾するようだけれど、「人の目」は気にしないタイプ。
好きなものは好き。人と合わせなくてもいい
中学生の時に好きだったアーティストは、個性的過ぎてクラスの誰も共感してくれなかった。その時の自分はまわりから浮いていたのかもしれないけど、浮いているかどうかは本人にはわからないもの。そんな頃から、「仲間の話に入っていけなくもて、話したいことじゃなかったら無理に合わせなくていい」と思うようになった。相手も同じように、自分が興味ない話は聞きたいと思わないだろうし。まわりとは違っても、自分の好きなもの、好きなことを大事にしたい、
人と意見がぶつかってしまった時は、「昨日はごめんね」で終わる。陰でグチグチ言ったりしないで、ちゃんと言い合って、でも翌日には気持ちよく。こんなふうにサッパリと、人とはつきあっていきたい。
でも、何か思うことがあっても、気軽に排出できないことだってある。
ためてためて、堪えきれずブチっときてしまうことも。そういうところは、意外と女子っぽいのかな。
これは我慢できないぞ、という時は、感情的にはならないで、論理的に冷静に、淡々と話すよう心がけている。「そちらが思うことがあって、つらいことがあったら言ってください。こっちも努力をします」というように。
ま、「思うこと」はためないのが一番。でも、ためない人って、いるのだろうか。
ストレスは日々溜まるものだ。解消法は、やっぱりたこ焼き、バイク、バブルのお風呂。好きなものを心から楽しむ、これに尽きますね。
構成:小野ヒデコ
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