フードリポーターえびてんの手土産図鑑

「仕事先・取引先」で高評価な手土産ベスト3はこれ!手土産のプロが厳選

ライター・蛯原天(えびてん)さんが、手土産のプロに取材する「フードリポーターえびてんの、私もあげたいもらいたい手土産図鑑」。今回は、西武池袋本店のコンシェルジュに、仕事先・取引先に持っていく手土産を選んでもらいました。どんなポイントに気をつけて選べばいいのでしょうか?

●フードリポーターえびてんの、私もあげたいもらいたい手土産図鑑【西武池袋本店 03】

ライターの蛯原天です!
前回に引き続き、西武池袋本店コンシェルジュの百瀬真奈美さんにお話を伺いました。今回はビジネスシーンで喜ばれる手土産を紹介します!

お菓子のご相談を受ける「スイーツアテンダント」を6年務め、その後全館全商品のお買い物をナビゲートする「コンシェルジュ」に。まさに接客のプロ! なんと勤続30年とのこと。これはいろいろ教えていただけそう!

正直なところ、仕事先には何を持っていったらいいのかお悩みの方も多いはず……。私も一番悩むことが多いです。これを選べば評価アップ!?ビジネスウーマンのイケてるお手土産ってなんでしょうか?百瀬さん、教えて下さーい!

「定番と内容量」で誰からも喜ばれる!ハズさないお菓子とは

●銀のぶどう 衣しゃ

百瀬さん(以下百瀬) 薄衣のラングドシャを折りたたんで仕上げている「衣(きぬ)しゃ」。楓はメープルを練り込んだ季節限定のお味です。
48枚で3,240円と、とてもリーズナブルな価格です。人数の多い取引先様などにご挨拶に行く場合には、48枚入りをお選び頂ければ、一部署全員に行き渡るのではないでしょうか。他にもサイズ展開があるので、人数に合わせてお選びいただけます。

――折り畳まれた形が美しいですね!たしかに48枚入りは間違いがなさそう。楓のように季節の味が入るのであれば、いつお手土産にしても新鮮味があっていいですね。

●ヨックモック シガール

百瀬 定番のヨックモックは、当店でも売上ナンバーワンでハズさないお手土産です。海外でも人気で、特に中東のお客様からのリクエストが多いんですよ。気温に強くて日持ちもする点が、海外のお客様のお土産としても親しまれているのだと思います。原材料の欄には、配合比の多い素材から記載をしているんですが、バターが一番はじめに書かれているんです。しっとりした生地とバターの贅沢な香りは老若男女から愛される、はずさない大定番です。

――大好きです〜!実は「これ定番だよなぁ」と思って二の足を踏むこともありましたが、ヨックモック頂いて「またか」と思うことって、そういえばないですね(笑)。美味しいことを知ってますもの。もらったら嬉しいですよね。

●共楽堂 ほくほ栗

百瀬 ちょっと改まったシーン、例えば会社の代表クラスの方が、会食のあとにお取引先の皆様にお手土産を、などというシーンでは、共楽堂をおすすめします。「旬果瞬菓」――旬の果物などを使い、その一瞬輝くお菓子作りをコンセプトにしているブランドです。
ぶどう一粒を求肥で包んだお菓子はご存知の方も多いのではないでしょうか。

この秋から冬にかけては、和栗を100%使用したスイートポテトの栗版、スイートマロンのほくほ栗を販売しています。お値段も少しよろしくて高級感もあります。季節を感じて頂けるお手土産です。

――ふんわり柔らかくて甘さも上品!でも栗の味が濃くてこれはお年を召した方も喜びそう。こうやって試食できるのはデパートの良さですね。有り難いです!

誰からも喜ばれるものだからこそ定番になる

百瀬 さまざまな方が集う会社組織ですから、どなたにも喜んで頂けるものを選びたいですよね。ポイントとしては、個包装で分けやすく、個数も大小豊富に取り揃えていて、お日持ちのするもの。また上席の方もご存知の定番商品は、やはりはずさないと思いますし、ご挨拶に喜ばれるお品だと思います。

<えびてんのひとりごと>
定番のお菓子には、定番になるだけの理由がある。そのお菓子のストーリーから改めてお勉強するのもいいかもしれません。日本を代表する銘菓をスマートにチョイスして、真心をこめてお渡ししたいですね。

次回は「お世話になっている目上の方」への手土産を紹介します!

続きの記事<お世話になった目上の方へ。西武池袋本店で選ぶ、名店の手土産3選>はこちら

タレント・フリーアナウンサー / 八丈島うまれ、伊豆大島出身。生放送や式典のMCをはじめ、ナレーション、WEBメディアの執筆までを一手に請け負うマルチプレイヤー。
1989年東京生まれ、神奈川育ち。写真学校卒業後、出版社カメラマンとして勤務。現在フリーランス。
えびてんの手土産図鑑