フードリポーターえびてんの手土産図鑑

西武池袋本店のコンシェルジュに、今おすすめの手土産を聞いてきた!

今回から始まる連載、「フードリポーターえびてんの、私もあげたいもらいたい手土産図鑑」。ライターの蛯原天(えびてん)さんが「手土産のプロ」を訪ねて、ハズさない手土産を徹底取材します。第一回は、日々多くの人が訪れる西武池袋本店へ。「女子会」「仕事先」「お世話になった方」と、今すぐ使える3つのシーン別お手土産を紹介します。これを読めばあなたのオトナ女子力がレベルアップするかも…?

●フードリポーターえびてんの、私もあげたいもらいたい手土産図鑑【西武池袋本店01 】

はじめまして、フリーアナウンサー&フードリポーターの蛯原天です。
生放送番組のMCから、突撃取材、執筆まで幅広く活動しています。
趣味は筋トレと美味しいものを食べること!特に赤身肉とチョコは目にいれても痛くないくらいひいきにしております。

さて、私日々いろんな人に会うのですが、
「ステキな手土産を持っていかねば」なシーンって、けっこうあるんですよね。
デキる女子として気の利いたところをちょっと見せたい。
手土産を語って、ちょっとドヤりたい。
なによりみんなに「おいしい!」と言われたい。
あー、でも結局同じお店のものを選んでしまいがちな現実……。

こんなときは、その道のプロに聞こう!とリサーチしていると、なんと「百貨店一のおもたせ通」なる人物がいるそうな……。これは賢者感ハンパない!
ということで早速、西武池袋本店に行ってきました!

その道30年の大ベテラン!西武池袋本店のプロ登場

ご紹介しますっ!
百瀬真奈美さんです。

お菓子のご相談を受ける「スイーツアテンダント」を6年務め、その後全館全商品のお買い物をナビゲートする「コンシェルジュ」に。まさに接客のプロ! なんと勤続30年とのこと。これはいろいろ教えていただけそう!

――仕事でもプライベートでも、手土産を持っていくことが多いんですけど、センスがよくて、相手にも喜んでもらえる品選びに悩んでまして……。

百瀬さん(以下百瀬) 私も、よく手土産に関する相談をお受けします。10代〜80代まで色々なシチュエーションで聞かれますが、意外にも20~30代の方がご相談が多いんですよ。
お客様のお悩みで多いのが、「自分で色々調べた結果わからなくなってしまった」というものです。今の時代、ネットなどにも情報があふれているので、調べれば調べるほど深みにハマっていってしまうようです。

――まさにそれです!

百瀬 先方様がどのような方であるのか、どういったお好みであるのか、そういったところをお聞きしながら個別にご相談を承り、店舗におつなぎしています。「本当にこれでいいのかな?」と迷ったときにも、私どものご提案が後押しになればと思っています。

西武池袋本店には、お菓子だけで80以上の店舗がある。平日だと17〜18万人、土日には20万人ものお客さんが来店するそう!

今さら聞けない手土産の基本ルールとは

――「私が贈りたい手土産」を膨大な数のお店から選んでくれるなんてありがたすぎます。もう一つ、そもそも、手土産を選ぶ際のルールやマナーってあるんでしょうか?

百瀬 一概には言えませんが、お菓子であれば、予算3000〜5000円くらいでお探しの方が多いです。
また、個包装であることも比較的重要なポイントです。その場で食べきれなくてもお土産にできますし、配りやすいですしね。
また日持ちがするというところで選ばれるお客様も多いです。その他、小さなお子様のいる方・妊婦さん・授乳中の方などには、アルコールや刺激物の入ったものは避けたほうがよろしいというように、いらっしゃるメンバーのことを思い浮かべながら、考えていただくとよいのではないでしょうか。
あと、もう一つ大事なことが。

――え、なんですか?

実物を見ることが手土産選びの最短距離

百瀬 実物を見ることです。実際に商品を見てみると「あれ、思っていたより小さかった」などイメージが違う場合もありますよね。
お手土産を買いにいらっしゃるときは、時間があるときばかりではないと思います。ネットで調べるより、実物をご覧頂き、場合によっては試食もできるデパートの方が時間を有効に使える場合もあります。

――見たほうが確実だとは思うんですけど、目移りしちゃうんですよね……。

百瀬 そんなときこそ私たちコンシェルジュの出番です。広い店内を歩き回るのは大変ですから、最短距離で目当てのお品物へたどり着くためにも、どんどん聞いていただければと思います。

西武池袋本店では、駅直結のインフォメーション横にコンシェルジュデスクが。脇目も振らず突進します!

<えびてんのひとりごと>
私も考えすぎて煮詰まってしまうことが多々ありました……。
コンシェルジュさんはもっと敷居が高いと思っていたのですが、知識豊富で話しやすくて、自分も心から納得できるおもたせを選ぶことができました。
おもたせはハズせないからこそ、プロに頼って自分にはない引き出しを開けてもらいたいですね。

次回(11月28日公開予定)はいよいよコンシェルジュ厳選のお手土産を紹介します!

タレント・フリーアナウンサー / 八丈島うまれ、伊豆大島出身。生放送や式典のMCをはじめ、ナレーション、WEBメディアの執筆までを一手に請け負うマルチプレイヤー。
1989年東京生まれ、神奈川育ち。写真学校卒業後、出版社カメラマンとして勤務。現在フリーランス。
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