【ナリ心理学ナリくん】人と人は分かり合えない。
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん 11
人と人は分かり合えない
ほんとにいろいろ考えたんですけど、どうしたって「人の気持ち」なんてわからないことに気づきました。
だから、自分のことを「人の気持ちをわかってあげられない人間だ」なんて、蔑まなくてもいいのですよ。
人間は、誰も人の気持ちなんてわからないのだから。それって当たり前で、別の個体なんだから。2人いたら心が2つだ。親と子だってわからない。双子だってわからない。
「いや、私たちはお互いの気持ちを完璧に分かり合えてる」という人がいても(いたらいたで全然いいのだけど)、残念ながらそれはそう言ってるだけだ。絶対に、それを証明することは不可能だ。もちろん、その人たちが幸せだったらそもそも証明なんてどうでもいいし、私たちは通じ合ってる! で完結。そこに介入しようなんて思ってないけれど。
無理に合わせていると、心がすり減る
人と人が分かり合えることなんて不可能。
自分のまわりに、理解できないことをしている人や、理解できないことを要求してくる人っていると思います。それを、理解しようとして頑張ったり、応えようとして頑張って、疲れてしまう。理解できないこと、納得できてないこと、同意できてないことを無理やりやろうとすると、心がすり減っていく。
人は、自分ではなく、誰かにやらされてる時間が増えれば増えるほど自我が薄くなり、自分を見失う。
つまり、理解できない人の言動に合わせようとすると、自分を見失うってことだ。
“尊重”し合うためには別れが必要なことも
ただ、尊重し合うことはできる。
尊重し合うというのは、「あの人のやってることはまったく意味がわからないけど、あの人にはあの人なりの理由があるんだな」と考えることである。
理解できなくてもいい。意味がわからなくててもいい。あの人にはあの人の考え方があるのだから。否定はしなくていい。
ただ、尊重し合うということは、お互いの考え方が違うのであれば、「スッキリ別れる」ことが大事で、それを決断する勇気が必要だ。
別れる勇気がないとき、無理にでも相手のことを理解しようとして、自分の心をすり減らすことになってしまう。それに、自分は相手を尊重しようとしても、相手は「理解しろ!」と強制してくることはある。それも、尊重しなければいけない。つまり、合わないのであれば別れる決断をしっかりするってことだ。
人と人は理解しあえない。その上で尊重したいと思うかどうか。
そうすると、人間関係はものすごくドライに感じるが、自分への負担が減っていく。
人と人はわかりあえない。尊重し合うことだ。
●ナリくん初の著書、好評発売中です!
- ●おすすめ:いま読まれています。
- はあちゅうさん「事実婚」してみて、どうですか??
- ●おすすめ:ひそかに知りたい……男性の本音。
- 妊活について、30歳「イノセント夫」が思うことって?
- 男性のリアル婚活事情、大逆転入籍を果たした37歳C男の場合
- おすすめ記事をお届けします!【telling,メルマガ登録】はこちら!