ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方101のルール

近距離の海外旅行、マイルを貯めるよりもLCCがお得って本当?

「人間の幅を広げるものは3つある。人と会い、本を読み、旅をすることだ」。私の尊敬する投資家、午堂登紀雄さんの言葉です。  え? A子さんもこの格言を知ってる? だから、10月にJALマイルを貯めるのも兼ねて香港に行く! 随分と活動的なんですね~。でも、東京から香港までの路線だったら、JALを使うよりもLCCを利用したほうが得なのでは?  連載12回目となる今回は、「知って得する格安航空会社(LCC)の上手な使い方」についてお伝えします。

●ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方 101のルール〈12〉

ルール012 知って得する格安航空会社(LCC)の上手な使い方

 こんにちは。億万長者の生方(うぶかた)です。え? 億万長者なのにLCCを使うのかって? もちろん、使いますよ! 長距離移動だったら貯めたマイルを交換して特典航空券を使いますが、近場のアジアだったらLCCのほうがお得ですからね。

  • ※LCC‥‥(Low Cost Carrier・格安航空会社)

1マイルの価値を知る

 A子さんはついにマイルの価値に気づいたのですね。マイルに注目する姿勢は立派です。ところで、香港まで既存の大手航空会社の飛行機で往復すると7~8万円はかかっちゃいますよ。え? JALのマイルを貯めたいって?(汗)。
 バニラやジェットスターなどのLCCだったら2万円を切るものもあるのに。
   普段から格安航空会社系のTwitterをフォローするなどして情報を入手しておくと、最大80%オフなど激安チケットも入手できることも……。

 この間なんて、ピーチ釧路線就航記念セール、大阪―釜山線の片道1990円~なんてものもありましたね。大阪―香港だったら3690円~というチケットも見かけましたよ。

マイルを貯めるために現金を多く払ったら本末転倒

 もちろん、機内預け荷物を利用するのに数千円かかる、機内の食事やドリンクが有料、座席自体がひと回り狭い、足を伸ばせるスペースが少ないなどデメリットはあります。が、ここまで値段の差があると見逃せないのでは?

 LCCだとマイルが貯まらない? そもそも、マイルが貯まるといったって、7~8万円の航空券では1万1000円~2万9600円分。だったらJALを使うよりも、最初から2万円くらいのLCCでチケットをとったほうがお得なんじゃないですか? 
 マイルを貯めるために現金を多く払っていたら本末転倒でしょ。それに、マイルを貯めても有効期限内に特典航空券の予約をしなければ、1円も回収できないのと同じですよ(汗)。

事前準備でLCCのデメリットを回避

 LCCは遅延が多いって? そんなときは最初から到着が遅れることを想定して計画を立てたり、飛行機が遅れたときの損害を補償してくれる航空機遅延保険付きクレジットカードを持っておくのもいいですよ。
 機内用のブランケットは有料、もしくは用意されていない? それも、機内に羽織る物を持ち込むだけで解決できます。
 座席が狭いので、定期的にトイレに行って、余裕のあるスペースで軽いストレッチをすることで、エコノミークラス症候群も予防できますよ~。

移動費を抑えて現地でのアクティビティーを満喫

 香港のホテル代は驚くほど高いです。
 移動費が抑えられれば、観光やエステなど現地でのアクティビティーを豪華にすることもできますし、仕事をカバーしてくれている職場の後輩に豪華なお土産を買うこともできるでしょう。
 A子さん、次回からは移動手段にLCCを加えることで旅の選択肢を広げて計画してみてくださいね~。より、得るものが多くなるはずですよ!

続きの記事<お金持ちになりたければ絶対に知っておくべき「時間のルール」>はこちら

構成:間野由利子

明治大学サービス創新研究所客員研究員。就職当時から節約生活を送り投資で財を築く。早期退職した現在は海外の別荘と日本を行き来する日々。著書に「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」
明治大学サービス創新研究所客員研究員。ミリオネアとの偶然の出会いをキッカケに、お金と時間、行動について真剣に考え直すことに。オンライン学習講座Schooにて『文章アレルギーのあなたに贈るライティングテクニック』講座を開講中。
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