海外旅行保険は、クレジットカードで本当に足りるの?
●ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方 101のルール〈10〉
ルール010 いざという時に使えない!? 海外旅行保険付帯クレジットカードに潜む落とし穴
こんにちは。億万長者の生方(うぶかた)です。
海外旅行保険が付いているクレジットカードって、結構多いですよね~。
しかし、この存在を忘れて、毎回数千円を支払って旅行保険に加入している人もいますよね。それを考えると、A子さん、クレジットカードの保険ですまそうとはさすがですね!
いやぁ、実は私もけっこうお世話になっているんですよね。某国でパスポートを盗まれたときに「携行品損害補償」。腕にオデキができたときは「治療費用補償」で帰国後に皮膚科に通院、非常に助かりました!
その海外旅行保険付帯カード、自動付帯?利用付帯?
ところで、A子さんが持っている海外旅行保険付きのクレジットカードって「自動付帯」と「利用付帯」どちらですか?
え、わからない?
自動付帯だとカードを所持しているだけでいいのですが、利用付帯となると、ツアー代金の支払い、空港までの交通費の支払いにカードを使わないと、そもそも保険のスイッチがオンにならないのですよ。
ケガや病気、荷物を盗まれたり、物を壊したりしたときに必要な賠償責任に関する保険はどのくらいの保障枠なのですか?
え、それもわらかない!? もしや、死亡保障しかついていないとか……(汗)。
補償が不足することを考えて、カードは複数枚もつ
たとえば、年会費無料の割に補償が手厚いのが楽天カード。携帯品損害で20万円、疾病・傷害治療で200万円まで補償されます。
しかし、アメリカで盲腸の手術をしようものなら、200万円以上の治療費がかかりますから、補償枠以上の金額は自腹になります……(大汗)。
「1枚では補償が心配!」という人は、クレジットカードを複数枚持っているといいですよ! 補償枠を合算することもできることもありますからね~。
高額な年会費を支払っても得! ゴールドやプラチナカードのメリットとは
年に何度も海外に行くであれば、1万円程度の年会費で手厚い補償が常に付帯されているゴールドやプラチナカードで、かなりの節約ができるんですよ。
年3回、計120日も外国に行く私は、保険代に換算したらそれだけで6万円は得していることになっちゃいますからね。
その他にも、空港から自宅までの宅配サービスを無料で利用したり、空港ラウンジを利用するなど、カード特典を使いこなすことで節約にもつながっているんですよ~。
出かける前にカードの補償内容を細かく再チェック!
まずは、所有している海外旅行保険付の補償内容を把握しましょう。ケガや病気の治療費はいくらですか? 持ち物の損害は? 賠償責任は? 現地で病気になったときどんな手続きが必要なの? 救援者費用はいくらまで出るの? そもそも、自宅を出発したところから補償されている?
キューバや北朝鮮など、訪れる国によっては保険の引き受けをしてくれない国だってありますよ。
また、アフリカの方では「一定日数以上の駐在には保険が効かない」なんてことも実際にあるんですよ。
日頃から補償内容を把握しておくことはもちろん、航空券を購入する前に、保険会社に確認をするくらいの用心深さが身に付くと滞在中のリスクだけでなく、人生に降りかかってくる色々なリスクについても下げられるようになります~!
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構成:間野由利子