お金が貯まる!? クレジットカードとの賢い付き合い方とは
●スタバが好き、お金も好き。投資家×お金ワカラナイ女子のQ&A 09
知っているようで知らないクレジットカードのメリット
先生:えぇっ! ナシ子さん、クレジットカードを持っていないのですか‥‥?
生徒:はい。持っていたけど、年会費かかるうえに、ついつい買い物をし過ぎちゃうので解約しちゃいました。
先生:そういう人は多いですね。ところで、クレジットカードを使うメリットってなんだかわかりますか?
生徒:使った額に応じてポイントやマイルが貯まるってことでしょ?
先生:この先何十年も現金で払い続けるか、カードで払ってしっかりとポイントを貯めるかだけでも相当な差がつくと思います。それにクレジットカードで支払ったら、「クレジットヒストリー」がつくから、金融機関からの信頼度も高くなるんですよ。
生徒:クレジットヒストリーってなんですか?
先生:クレジットの支払い履歴は、カード会社のほかに、個人情報信用機関で管理されているんです。毎月滞りなくクレジットカードの返済をしていると信用度があがり、住宅ローンなどの審査が通りやすくなるんですよ。
ショッピング保険で盗難にあった商品代金が戻ってくる
先生:ショッピング保険のついたクレジットカードなら、カード決済した商品が盗難に遭った場合は保険適用期間中に申請すれば、商品の代金がほぼ全額戻ってきますしね。
生徒:えー! それは知らなかった。じゃあ、高いブランド物のバッグなんかはショッピング保険のついたカードで払った方が安心ですね。
先生:マネーフォワ―ドなどの無料家計簿管理アプリと連動したら、家計簿管理しなくてもいいし、楽でしょ。
ほかにも、現金が盗難にあったら戻ってくる確率は低いけれど、クレジットカードだったらすぐに止めて再発行をすれば問題ありません。現金と違い、お金をおろすたびにATMに行く時間も手数料も削減できて、いいことづくめ!
生徒:たしかにそうですね。でも、日常の買い物で使いすぎちゃったら……。
使い過ぎ防止のためにショッピング&キャッシング枠を減額
先生:「カード決済にしたらあれもこれもと買ってしまう」という人の場合は、ショッピング枠(利用限度額)をはじめから低く設定すればいいのでは? 増やすのには審査が必要ですが、減らすのはカード会社に連絡するだけで変更してくれますよ。さらに心配なら、カード会社から直接お金を借りるキャッシング枠を0にしておくのも手かもしれません。
まあ、支払いがコントロールできない人は、そもそもカードは作らない方がいいですけどね。
「使ってみたいけど、心配」という人の場合は、公共料金や携帯代など、毎月決まった引き落としだけクレジットカードを使ってポイントを貯めていく方法もありますよ。
生徒:そうですね! なんでもかんでもクレジットカード決済となったら、今自分がどれだけ使っているのかわからなくなりそうですが、公共料金や携帯代など決まったものだけと決めておけば大丈夫そうです。
先生:まずは、そのあたりからお金をコントロールすることを学ぶといいかもしれませんね。
生徒:さすが投資家。考え方も行動もムダがないですね~。
先生:褒めてもなにも出てきませんよ(笑)。それに、「カードを使いたくない」といっていても、近い将来、現金決済は減ってくるでしょう。クレジットカードすら使わない時代が到来するかもしれません。そうなるまえに、お金をコントロールする力をつけておいたほうがいいですよ。
生徒:え? どういうことですか?
先生:まあ、これは次回、お話ししますよ。
(ジョージ先生のつぶやき)
「クレジットカードは怖い」と思う人はまだまだ多いでしょうね。ただ、時代はキャッシュレスどこかカードレスになりつつあります。いまのうちにお金の支出をコントールする力を身につけておかないと、いずれお金に振り回されることになりかねません。
●今回のまとめ
- 1、現金払い、カード払いにするかで生涯貯まるポイントに大きな差が出る
- 2、クレジットカードにはクレジットヒストリー、家計簿管理、ショッピング保険など利用するメリットは大
- 3、使い過ぎが心配なときは事前にショッピング枠、キャッシング枠を減額して対応
監修:生方 正
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