ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方101のルール〈8〉
中身は同じ。200円と149円のコーヒー、どちらを買う？
●ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方 101のルール〈8〉
ルール008 “節約はカッコ悪い”は本当？
次のアポイントまで時間があるA子さん、休憩も兼ねてコーヒーショップで資料整理ですか？
わずか200円でコーヒーが飲めちゃうんですから本当にお得ですよね～！
あれ……（汗）。支払いの時、さっきもらったクーポンをレジの定員に手渡していない！
あれれ……（大汗）。現金で会計していますが、クレジットカード持ってませんでしたっけ？
「ミレニアル女子」連載8回目となる今回は、「 “節約はカッコ悪い”は本当？」についてお伝えします。
割引クーポンを使うことはカッコ悪いこと？
こんにちは。億万長者の生方（うぶかた）です。
A子さん、さっき道でもらったコーヒーショップのクーポンを使ったら50円節約できましたよね？
それに、現金ではなく提携しているクレジットカードで支払ったらポイントを貯めることもできたのでは？
そもそもカードで支払えば、ポイントやマイルが貯められるのに～。「もったいない！」
ひょっとして、クーポンを使って割引をしてもらうことや、カードを提示してポイントやマイルを得ることはかっこ悪いと思っていませんか？
たしかに、すべてのお店のポイントカードやクレジットカードを持ち歩いたら、財布の中はカード類でパンパン。あっという間にお気に入りの財布が型崩れしてきちゃいます！
でも、よく利用するお店のポイントを貯めないのは、とってももったいないことなんですよ～。
「え～、でも、100円につき１ポイントをもらってもたかが1円でしょ。クーポン出したりポイント集めるのって、なんかちょっと……」
というA子さんの心の声が聞こえてきそうです。
女子からしたら、割引クーポンを使ったり、毎回ポイントを貯めたりすることって“カッコ悪い”ことですか？
僕は、投資家なので次のように考えます。
投資家の考える「100円につき1ポイント」とは
今の時代、銀行の普通預金の金利は0.01％ほど。
つまり、100万円を預けたら1年後に100円を利子としてもらえる。
それに引き換え、100円につき1ポイントもらえるポイントの還元率は1％。
銀行金利は預けた1年後に利息がつきますが、A子さんが訪れたコーヒーショップだったら、支払った直後に反映されます。
おまけに、銀行金利は受け取る前に利子所得20％に加え、2037年まで復興特別所得税0.315％も引かれちゃうんですよ！
僕からみれば、割引クーポンを使わなかったり、ポイントを貯めない人というのは、あえてお金をムダなところに投資……（汗）、いや浪費しているということに……（大汗）。
中身は同じ。200円と149円のコーヒー、どちらを買う？
ここに1杯のコーヒーが売られています。1つは200円、もう1つはクーポンを出したら150円で買えます。さらにポイントカードを提示したら1ポイントがつきます。150円からさらに1円が引かれて得しちゃうわけです。
200円のコーヒーと、149円のコーヒー、「どちらを買いますか？」ということです。
お金に対する価値観は人それぞれなので、「クーポンを使うのはカッコ悪いから使わずに200円払う」というのもいいと思いますよ。
世の中、「お金を使うときは豪快に！ 細かいところを気にするなんてカッコ悪い」という風潮がありますからね～。
とはいえ、高給レストランを予約する場合は、「一休.com」のような数千円単位で割引になるサイトを使うという女子は多いかもしれませんが。
1円も数千円も、同じお金なんですけどね～。
貯まったお金は投資で大きく増やす
投資家は金額の大小に関係なく、ムダを省きます。僕は「クーポンを出したら149円で買えるコーヒーを、なぜわざわざ200円も出す必要があるの？」って思っちゃうわけですよ。
割引券やポイントを利用することでお金が貯まるスピードがどんどん加速し、貯まったお金を投資にまわし、金利〇％以上で運用。おかげで資産は雪だるま式に……。
いやぁ、節約とポイントで鍛えたマネーリテラシー。投資する際に非常に役立ちましたよ！
詳しくは次回の「ポイントを確実に取る姿勢が投資をするときに役に立つ」でお話します。
続きの記事＜Tポイント、ポンタ、楽天…”ポイント集め”が投資に役立つワケ＞はこちら
構成：間野由利子
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