最高に楽しいぼっち旅をしよう！台湾編

【真船佳奈】#4 もう罪悪感はいらない！ギルティフリーっぽい台湾グルメを食べつくす！〈後編〉【ぼっち旅】

文・イラスト：真船佳奈

2019/04/29

telling,の人気連載「“親指レディ”OLサム子」の作者にして現役テレビ局員の真船佳奈さん。前回、NYへ一人旅した珍道中をつづり大バズした「ぼっち旅」の第2弾です。今回真船先生の餌食（？）となった土地は台湾。ギルティフリーグルメを食べ尽くしてます。

●最高に楽しいぼっち旅をしよう！台湾編

まだまだ食べます、ギルティフリーフード

＜前回までのあらすじ＞

正月恐ろしいほどにすき焼きを食べてしまい、ベイマックスか信楽焼の狸かってレベルに太ってしまった筆者。台湾で食べても罪悪感を感じない、健康的っぽい食べ物「ギルティフリーフード」を食べまくることに。

さて、続いてやってきたのは「柴寮仔米苔目」というお店。
今回も漢字からは全く想像がつかない。米と苔と目しか読めない。

60年以上の歴史をもつ老舗。地元の大人気店らしく、めちゃくちゃ混んでいる。
ここで頼むのは低カロリーの麺料理米苔目！

米粉からできた、おうどん的なサムシング。
普段丸亀製麺で百科事典くらいの厚さのかき揚げと座布団くらいのおあげを乗せて完食している私にとっては、超シンプルで超罪悪感ない見た目。

汁なし版も頼んでみた。

いただきまーす

美味いお！この毎回私の「いただきまーす」と「美味い！」連続ショット、いる？

「誰が撮っているんだろう」という疑問にお答えすると、通訳さんである。
目の腫れた女が飯を食う様子をひたすら撮影させられる可哀想な通訳さん。そんな背景も感じながらお楽しみいただきたい。

おうどんよりモチモチ感と甘さは控えめ。食べたことのない「ポクポク」といった食感。まさに新食感！

ただね、そろそろ私の体が猛烈に油っ気を求めている。
マヨネーズぶりゅぶりゅかけたいでちゅ〜！
お客様の中にキユーピーマヨネーズ様はいらっしゃいませんか〜！

お店の外がずっとドカンドカン音がしていて、煙が立っていたので
台湾は物騒なとこだなあ、と思っていたら祭り的なことをやっていた。
爆竹鳴らしがち。そして爆竹の量が半端ないのでボヤに見間違えがち。

誰だよ。

もはやギルティフリーでもない

さて、続いてはこちら。「福圓號真功夫養生饅頭」。
まんじゅうだけはかろうじて読める。

こちらでは、無添加の饅頭を販売。日本のあんこ饅頭ではなく、フルーツやチーズの入ったスイーツ饅頭や、おかず饅頭的なものも。
もはやギルティフリーでもなんでもないけど、無添加だから許そう。
いいんだよ美味ければ。

ちなみにこの左側に書かれている「素」という文字は「ベジタリアン対応」という意味。動物性の食材は入っていない、という意味らしい。宗教上の理由でベジタリアンな人も多いためこうした表記がなされているのだとか。

ちなみに今更だけど、この国はあまり「低糖質」という文化はなく、炭水化物大好き！いっぱい食べてたくさん運動しようね〜という考え方だそうで。ジムはたくさんあるらしい。

そんな中、果物的なものとチーズ的なものが入っているおまんじゅうを買ってみました。もちろん運動せず車の中でパカり。

具がぎっしりでござるよ〜
おまんじゅうはしっとりモチモチ、中に入ったクランベリー的なやつの甘酸っぱさとチーズのまろやかさが相まっていい感じ〜。

こちらは、あんことチーズ的な何かだったと思う。
具がたっぷり詰まっていて、この記事を書いている深夜0時現在に、もう一回食べたい一品。

「罪悪感なく」「行列なく」食べられる餃子

まだまだ行きます。
台湾といえば小籠包！名店「鼎泰豐」の前には常に行列。2時間待ちは当たり前とか。
しかし、忠孝敦化駅にある頂好名店城というデパートの中に、「罪悪感なく」「行列なく」食べられる餃子の店があると聞いてやってきた。
さも「罪悪感なく食べられる小籠包」を紹介するような口ぶりで、さりげなく餃子の話にすり替えたのがポイント。
「頂好紫琳蒸餃」というお店。かろうじて餃子の「餃」っぽい字が読めるぞ読めるぞ〜！