働きながら世界一周!? リーマントラベラーが教える旅達人への道

「ぼっち旅」って結局なんなんだ?旅の達人流の回答は……

週末弾丸トラベルを繰り返し、サラリーマンでありながら世界一周を達成したリーマントラベラー・東松寛文さん。番外編として、NYぼっち旅をしてきた真船佳奈さんからの疑問に回答してもらいました。今回は「心がけているルール」、そして「一人旅とは?」という深い話も飛び出しました!

真船さん、質問ありがとうございます!僕も改めて聞かれると、頭の中が整理されてくる感じがあります。今回は「結局一人旅って何?」っていう、ちょっと深い話になりました!

Q4:身を守るために心がけているルールがあったら教えてください。
おなかを壊しそうなものは食べない!とか、暗い路地は通らない!とか、話しかけてくる人は信用しない!とか……
東松さんが心がけている身を守るためのルールがあったら教えてください。

A4:「ちょっと変かな」に敏感になり、笑顔を忘れずに!
違和感に敏感になり、怪しい!と思ったら、やらないことが肝心です。海外では、ちょっとくらいいいか……という気持ちが、命取りになります。
例えば、ちょっと街の風景が変わったな、と感じたら引き返しましょう。治安の悪いエリアは、明らかに街の雰囲気が変わることが多いですし、変な匂いがしたり、ホームレスの人が増えたりします。そう言った変化を気にすることが重要です。
また、観光地で、自分から話しかけてくる人も怪しいですね。特にカタコトの日本語で話しかけてくる人がいたら用心しましょう。カメラをお願いするときなど誰かに話しかけないといけない時は、僕は必ず自分から話しかけるようにします。
食事に関しては、基本はなんでも食べます。現地の人が食べているということは、人間が食べられるもののはずなので。ですが、明らかにマズイ時や「あれ?」と違和感を感じた時は、申し訳ないですが、残します。そうすることで、現地の人の文化にも触れながら、今まで一度もお腹を壊さずに旅しています。

旅先では「笑顔」が大概のことは解決してくれます(笑)

あとは、笑顔を忘れないこと。不安そうな顔をしている人ほど、その不安が相手にも伝わるため、狙われやすくなります。不安な場面でも、笑顔や毅然とした態度で臨むことが、身を守ることにつながります。ただ、女性の場合は、笑顔を振りまきすぎると現地の方が勘違いして惚れてしまう場合もあり得ます。その辺の使い分けは重要かと思います。

Q5 :一人旅って、なんなんでしょうね笑
旅のまとめを書いていて、(なんで一人旅するんだろうな~)という結論は、「一人で生きていけると実感したいから」でした。
もちろん、誰にも合わせなくていいから気軽に行けるし、気軽に動けるし、そういう自由さも何事にも代えられないメリットですが、結局東松さんにとって一人旅って何でしょう?というところをズバリ伺いたいです笑。

A5:一人旅は「新しい自分に出会える」時間!
「自分と向き合い、新しい自分を見つける時間」ですね。旅って、すべてが非日常だし、ハプニングやトラブルも頻繁に起こるからこそ、自分の感情が動くタイミングが多いと思うんです。楽しい、とか、すごい、とか、怖いなど。その感情の奥に、本当の自分が眠っています。だから僕は、そう言った自分と向き合うための「材料」をたくさん見つけて、なぜそのように感じたのか、帰りの飛行機でじっくり考えます。
帰りの飛行機という、電波のない環境で向き合うのがポイントですね。そうすることで、「実は自分はこんなことに興味があったんだ」など、新しい自分に気がつくことができます。これって日本ではなかなかできません。毎日仕事しているだけでは、なかなか感情が大きく動くことってないし、スマホが自由に使える環境だと、なかなか自分と向き合う時間も作れません。だからこそ僕は、もっと自分を知るために旅に出ます。

帰りの飛行機の時間が、「自分探しの旅」の時間です。

以上、リーマントラベラー流に質問に答えてみました!参考になりましたか?真船さん、そしてtelling,読者のみなさん、これからも楽しい「ぼっち旅」を極めてくださいね!

平日は激務の広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」。2016年、毎週末海外へ行き3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。地球の歩き方から旅のプロに選ばれる。以降、TVや新聞、雑誌等のメディアにも多数出演。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)。YouTube公式チャンネルも大好評更新中。
リーマントラベラー