働きながら世界一周!? リーマントラベラーが教える旅達人への道

リーマントラベラーの2018総決算、1年で21の国・地域へ!

「日本にいるときは“トランジット(乗り継ぎ)”期間」と捉えて、平日は日本で働きながら、週末で“世界一周”の旅に出て、2年が経過したリーマントラベラー・東松寛文。今年もいろいろな国へ行き、その度にいろいろなハプニングやトラブルが起こり、その分、大きく成長できて、顔もすっかり老けてきました。こう見えて、31歳をやらせていただいております。 今年最後の今回の記事では、そんな僕の激動の一年の振り返ろうと思います。

●働きながら世界一周!? リーマントラベラーが教える旅達人への道 15

2018年、旅した国は?

2018年は、現時点で合計12回の海外旅行に行き、延べ21の国・地域へ渡航しました。1月のアフリカ横断に始まり、定番の韓国や台湾はもちろん、初めてのハワイ、スリランカ、バングラデシュなどにも行きました!中でも一番印象的だったのは、7月のロシア。サッカーのロシアW杯、決勝戦を見に行きました。世界一を決める試合ということで、とんでもない熱狂が待っていると思ったら、決勝カードのフランス、クロアチア以外のサッカーファンも世界中から集結!スタジアムだけでなく、街もお祭りムードで、とてもピースフルな空間だったのが印象的でした。ちなみに、ZOZOの前澤社長と剛力さんには会えませんでした。

試合前にクロアチア美女に囲まれ、満悦の僕。

ロシアの後に寄った、沿ドニエストルへの旅も非常に刺激的でした。沿ドニエストルは、東欧にある未承認国家。モルドバの中の一部地域が勝手に独立してしまっている状態です。観光客は事前に申請をしないと宿泊すらできず、入国にはパスポートが必要です(スタンプは押されません)。「未承認国家」と聞くと、危険なイメージがあるかもしれませんが、沿ドニエストルは現在は治安も良く、日帰りであれば誰でも入国可能です。ロシアまで行ったついでに訪れ、いつもの旅とは違った刺激を味わうことができました。

そんな感じで、例年どおり休みがあれば旅に出ていたので、貯金は前年比100%の0円!で今年も終えそうです。(今年の年末も旅に出ます!)

<リーマントラベラーの今年の旅程>
1月 ベナン→ケニア→ウガンダ→ルワンダ
2月 カンボジア→ラオス
3月 ベトナム
4月 アメリカ(ハワイ)
6月 スリランカ、フィリピン
7月 ロシア→モルドバ→沿ドニエストル→韓国
8月 韓国
9月 アメリカ→カナダ、タイ→バングラデシュ
10月 アメリカ(ハワイ)
11月 台湾

初めてのハワイは、予想の数億倍楽しめちゃいました。

2018年、一番Twitterで拡散した話題は?

僕は旅の合間や、日本でのトランジット中に、Twitterで旅にまつわる情報などを投稿しています。その中でも一番反響があったのが、年始のアフリカ横断の旅の合間の投稿です。

アフリカ中部のヴィクトリア湖のほとりにある国・ウガンダ。夜、レストランに入ると、Wi-Fiがあったのですが、その利用の仕組みが面白かったので、投稿しました。

https://twitter.com/ryman_traveler/status/948595699578437632

Wi-Fiの利用にはパスワードが必要なのですが、そのパスワードは、なんとビール瓶の栓の裏に印刷されているのです!ということは、ビールを買わないとWi-Fiが使えません。それも、利用時間は30分。30分が経過したら、またビールを買わないとWi-Fiが使えないのです!よくできたシステムです。
アフリカにもこんなマーケティング手法があるのだと驚いたので、すぐにTwitterに投稿したところ、一気に日本で投稿が拡散して、約1.6万のいいね!、約2万のリツイートを頂きました。

ちなみに、拡散されたのが嬉しくて、Twitterの状況を確認するために、ウガンダでフリーWi-Fiではなくデータローミングで携帯を使いまくったところ、翌月の携帯電話の利用料金がとんでもない金額で全く笑えなかったのは、ここだけの話です。

2018年、個人的一番のニュースは?

他にも様々なメディアに出演させていただいたり、全国各地で講演させていただいたリーマントラベラーですが、今年の個人的一番のニュースは、やはり、6月に著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)を上梓したことです。

夢が叶いました!

「本を出版すること」は、小さい頃からの僕の夢でした。しかし、22歳で広告代理店に入社するときに、一度その夢を諦めました。サラリーマンになったら、さすがに本を出すのは難しいだろう、と。

それから8年が経ちました。

会社の外で無我夢中で挑戦し続けました。すると、気がついたら、小さい頃からの夢を叶えることができました。

近年の働き方改革や副業解禁などで、時間を有効活用すれば、どんどん会社の外でも挑戦しやすい環境ができてきました。それに加えて、SNSの発達などで、個人の力でも、多くの人に自分の活動を知ってもらうことが可能な世の中にもなってきました。今までは夢を叶える場所が、会社しかありませんでしたが、どこででも夢を叶えられる時代になったのです。

本を出したこともビッグニュースではありましたが、それ以上に、“諦めなければ夢は叶う”と証明できたことが、僕の中で一番のビッグニュースだったと思っています。

出版を祝ってくれている(?)ベトナムの人々

そして明日から、少し早めにお休みを頂戴して、いよいよ今年最後の旅へ行ってきます。今年は年末年始を活用して17日間のお休みで、中米をバスで縦断しようと思っています。パナマ運河を出発して、グアテマラを目指します。初めての中米、そして初めてのバス旅。今からワクワクとドキドキが止まりません。中米と聞くと治安が悪いイメージがありますが、今回は比較的治安の良いエリアを中心に回る予定です。しかしながら、治安より何より、僕のお尻が長時間移動に耐えられるかが一番の不安です。旅の様子、そして僕のお尻の様子はSNSで発信していくので、そちらで是非チェックしてみてくださいね!

僕の連載を楽しみにしてくださった皆様、本年も大変お世話になりました。また来年も刺激的な週末旅行の話をお届けできればと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。それでは皆様、よいお年を!

昨年の年越しで、アフリカ・ベナンでやってもらった儀式

続きの記事<これってどうなの!?「ぼっち旅」の疑問にリーマントラベラーが答えます!>はこちら

平日は激務の広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」。2016年、毎週末海外へ行き3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。地球の歩き方から旅のプロに選ばれる。以降、TVや新聞、雑誌等のメディアにも多数出演。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)。YouTube公式チャンネルも大好評更新中。
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