telling, Diary ―私たちの心の中。

私は、もっとできる。自分を見くびるのをやめて新しい世界へGO

なまめかしく妖艶な表現力で性別問わず見る者の目を釘づけにするポールダンスのダンサーであり、注目のブロガー、ライターでもある“まなつ”さん。彼女が問いかけるのは、「フツー」って、「アタリマエ」って、なに? ってこと。 telling,世代のライター、クリエイター、アーティストが綴る「telling, Diary」としてお届けします。

新年、あけましておめでとうございます。
2019年なんて、なんだかとっても近未来な感じがしますね。

クロスフィット始めました

今年はもっと体を鍛えたい、体力をつけたいなと思って、年明け早々にクロスフィットを始めることに。
クロスフィットとは、何かを持ち上げたりジャンプしたりといった、日常的な動作を短時間の間に高負荷で行う「ファンクショナルトレーニング」と呼ばれているもの。
単なる筋トレではなく、有酸素も無酸素も織り交ぜ、スタミナや柔軟性やバランスなども満遍なく向上させることができる画期的なトレーニング方法なのです。
器具を使うことがあんまりないことと、それぞれに合わせた負荷や回数で行うので、ジムに通った経験がない人にもオススメできます。

それで、クロスフィットを始める前にちょっと体を慣らしとこうと思って、自宅でのトレーニングをしています。
トレーニングと言ってもスクワット、足上げ、バランスボールを使った体幹キープなど簡単なもの。
ただ、ポールダンスもやってるし多少は筋力があるから、普通に筋トレするのではなく少し負荷かけようかな?と思って、足首につける重りを買いました。
左右合わせて1kgの重りを両足につけて、いける高さまで前へキックするのを左右20回ずつ。
そのあと壁に手をついて、後ろにもキックするのを同じく左右20回ずつ。
地面に寝転んで開脚したままの腹筋30回。
この辺でなんとなく、めちゃくちゃキツいな…?やたら息が上がるし、さすが重りがあると全然違うわ……と思っていたのですが。

実は…キツいに決まってる

一通りのメニューを終え、足についた重りを外す時によく見たら「1」って左右両方に書いてあるんですよ。
左右合わせて1kg、つまり500gずつの重りだと思ってたのですが、実は片方で1kgの重りでした。
つまり、左右で2kg。そんなもん、キツいに決まってる。
案の定、次の日はいい感じに筋肉痛で、確実にトレーニングの成果が出ているのを感じました。

勝手に限界を決めていた

それにしても、1kgの重りだとわかっていたら多分買わなかったでしょう。
片方が1kgの重りなんて、私には負荷が強すぎる、と500gのものを探そうとしたに違いない。
自分にはそんな高負荷の運動はできない、と尻込みしていたと思います。
けれど勘違いして、500gと思ってつけて運動してみたら、そりゃキツイんだけどいい感じに動けた。
ああ、私も案外自分を過小評価していたんだな〜と思いました。
本当はもっとできるかもしれない、尻込みする必要なんかなくてどんどん挑戦できるのに、勝手に自分の限界を決めていたのかもしれません。

自分を見くびらない

そういうことが私にもまだまだたくさんあって、ちょっと無理目だと思うことでもやってみるのが、今年の目標です。
できないかもしれない、と思ったことでも、やってみたら案外できるから。
ちょっとキツいかもしれないけど、今までの自分を打破して、自分の限界を決めずに動くこと。
私って本当は、もっとできちゃうのかもしれない。もっとすごいのかもしれない、と外にも打ち出す。
自分で言うのかよ!とつっこまれても構いません。
自分を見くびるのをやめて、新しい世界へ行くことにします。

ポールダンサー・文筆家。水商売をするレズビアンで機能不全家庭に生まれ育つ、 という数え役満みたいな人生を送りながらもどうにか生き延びて毎日飯を食っているアラサー。 この世はノールール・バーリトゥードで他人を気にせず楽しく生きるがモットー。
まなつ