私の世界一周 05

世界一周の着替えってどうしてるの?

世界一周、いつかはやってみたい!と思う人もいるのではないでしょうか。ふわっと思っていても、なかなか実現にはいたらない、という人も多いはず。でも実はけっこう簡単にできちゃうんです。世界一周を2回経験した編集者による、実体験コラムをお届けします。

●わたしの世界一周 05

 世界一周をする上で、絶対に避けられない問題、それが着替えと洗濯について。頻繁に移動するからできるだけ荷物は減らしたいけど、汚い服を着るのはいやだし、快適に過ごしたい……。

 今回は、実際にわたしが世界一周した体験をもとに、何を持っていったかを書いていこうと思います。

さまざまな気温の国をめぐる場合

ビジネスクラスで世界一周に行った時は、11月でした。

・オーストラリア(ゴールドコースト、シドニー)…春から夏になりかけ、20~25度の予想
・シンガポール…真夏 30度前後予想
・イギリス(ロンドン、カーディフ)…秋から冬、日本より寒い3度~15度の予想
・アメリカ(サンフランシスコ)…秋、15度~20度予想
・アメリカ(ハワイ)…秋、20度~28度予想

 と考えて行ったのですが……、これでほぼ四季があるのと同様。本当に何を持っていくか困りました。

ユニクロ大活躍

 そこでやはり活躍するのは、ユニクロのアイテム。安いし高機能だし、本当にユニクロは優秀過ぎます……。

・ウルトラライトダウン
・ヒートテック(8分袖Uネックタイプ)
・エアリズム

を持っていきました。エアリズムは1年中着ています。冬でも室内に入ると汗をかいたりしてしまうので、エアリズム&ヒートテックを何年も前から重ね着しているのですが、去年ぐらいから公式でもこの着方が紹介されていました。

 ユニクロの安アイテムに加えて、アウターで重宝したのがゴアテックスのパーカー。薄くてかさばらず、雨も弾いてくれるので、全行程で大活躍でした。こちらは3万程度とちょっと値が張りますが、使える頻度を考えたら持っておいて損はないと思います。

「中身」アイテムで調節

 そのほか荷物を減らすために腐心して考え出したのが、季節感があまりないボトムスを持っていって、寒い時はタイツやレギンスを履く、というもの。ワンピースやショートパンツなどにタイツ、レギンスをあわせても違和感のないものにしました。

 ゆるっとしたワンピース&レギンスは、飛行機で長時間移動する際にも役立ちました。ビジネスクラスに搭乗するのには、あんまりラフじゃない格好のほうがいい……という事前情報を得ていたため、ビビっていた私。結果的にラフな人もいましたが、それなりに皆さんきれいめな方が多くて(収入や雰囲気の問題かもしれない)、やっぱりワンピースを持っていって良かったと思いました。

 持っていった全アイテムを書き出すと、

<インナー関係>
・下着上下、エアリズム 5着
・ヒートテック 3着
・タイツ 3足
・レギンス 2枚
<トップス関係>
・ワンピース 2着
・Tシャツ 5着
・ニット 3着
<ボトムス関係>
・デニムショートパンツ 1着
・チノパンツ 1本
・薄手のワイドパンツ 1本
・厚手のショートパンツ 1着
<アウター関係>
・スウェットパーカー 1着
・ゴアテックスパーカー 1着
・ウルトラライトダウン(長袖タイプ) 1着
<小物関係>
・ストール 1枚
<靴関係>
・スニーカー 1足
・サンダル 2足
・ビーチサンダル 1足
・ムートンブーツ 1足←オーストラリアで購入

 こうやって書くと、けっこうありますね……。

  ニット、タイツ(裏起毛でした)などかさばるものについては、無印良品の衣類圧縮袋を使い、極力小さくまとめていました。とはいえ、バックパッカーではなかったので、極限まで荷物を減らす! というよりは、自分が快適にいられる範囲で、持ち運びできるギリギリのラインを攻めていました。

 結局お土産などを買いまくったので、サンフランシスコでスーツケースをもう1つ買い足しましたしね。しかもエコノミークラスは預ける荷物は23キロ以内ですが、ビジネスクラスは132キロまでOK。ということでいろんなものを入れまくっていたら、荷物の総重量は60キロぐらいになりました。どんな引っ越しだよ……(汗)。

 どんな旅のスタイルをするかでも荷物は変わってきます。今回は完全に行き先から決めていきましたが、旅程を立てる上で迷ったら、あまりにも季節が離れている場所は避ける、などの意思決定をしていくと、結果的に楽になるかと思います。

(次回に続く)

朝日新聞バーティカルメディアの編集者。撮影、分析などにも携わるなんでも屋。横浜DeNAベイスターズファン。旅行が大好物で、日本縦断2回、世界一周2回経験あり。特に好きな場所は横浜、沖縄、ハワイ、軽井沢。
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