婚活で「相手を好きになれない」と悩む人必見!実は恋愛が結婚に不向きな理由
「好きになれない」は成功のもと?
婚活で色々な男性に会ってみても、「いい人だとは思うけれど、好きになれない」「結婚したいと思える男性に出会えない」と悩んでいる女性は少なくありません。多くの女性は男性に対して警戒心があるため「好きでもない人と仲を進展できない」というのもわかります。しかし、前回の記事で「婚活初期に恋愛感情は無用」とお伝えしました。実は、婚活の段階では「まだ好きにならなくていい」んです。
そもそも「婚活=好きな人を探すこと」という考えは間違っています。婚活とは「自分に合う人を探すこと」。その中から、さらに一生向き合う価値がある人を探すことです。結婚相手を決めてから、徐々に好きになっていけばいいのです。
恋愛モードになり、冷静な目で相手を見極めずに結婚するほうが、「こんなはずではなかった」となる可能性があって危険です。 男性を簡単に好きになれない人ほど、婚活が向いているかもしれません。
「婚活相手を好きになれない」人の4つの特徴
とはいえ、「好き」という原動力がないと男性と仲を深めるのは難しい、という方には解決方法が必要です。まずは好きになれないと悩む人の考え方の癖や傾向について考えてみましょう。
①憧れを追うのが恋愛だと思っている
好きな人の定義は「存在が好き」「うっとり眺めるだけで幸せ」「考えるだけでドキドキ」「一度でいいから並んで歩きたい」でしょうか? これは恋愛どころか、推しのアイドルを追っかけているようなもの。「愛されるより愛したい」「手が届かない人を追いかけたい」という考え方をリセットしましょう。結婚は、今のあなたが手に入れられる人とするものです。
②過剰に奥手な「待ち子さん」
「王子様が壁ドンしてキスを奪いに来る」というような少女漫画でない限り、恋愛に発展しないような奥手な人です。可能性がある出会いがあったとしても、脈ありサインを出さないので、何も起きずに終わってしまいます。男性と深くかかわることもないので「好き」という感情にもなりません。自分から提案したり、行動したり、せめて脈ありの態度を示さなければ解決しません。
③人を「減点方式」で見定める癖がある
成婚しやすい人は、相手のいいところを見つけて褒めるのが上手です。一方、相手を見定め悪いところを探してしまう人は、婚活がうまくいくはずもありません。「来てやったのに、5分も待たされた」や「不細工で大したプロフィールでもないくせに」というような言葉が、婚活女性の口から出てくるたび本当に驚きます。結婚できても考えを改めなければ、離婚まっしぐらの悪い傾向です。
④自分を棚に上げて高望みしている
「婚活女性が望む“普通の男性”は高望みか?」という話題が議論を呼んだのが記憶に新しいでしょう。あらゆる条件を集めて「こういう人なら好きになれる」と妄想するのは、婚活がうまくいかない人の典型です。そのような条件の人が存在するかも分からないうえ、あなたに振り向いてくれる保証もありません。“理想の相手”を妄想するのはやめましょう。婚活では、「結婚したい」と今、思っている人としか出会えませんし、今のあなたにマッチする人としかうまくいきません。
「いい人だけど好きになれない」を解決する4つの方法
「だから私は好きになれない……」と嘆いているだけでは婚活は進みません。「好き」という感情はコントロールできなくても、行動や思考を変えてみることはできます。
①「スコアリングシート」をつけてみる
出会った男性が「自分の結婚相手に向いているか」を総合的に判断するために、相手をスコアリングしてみましょう。
自分にとって大切な条件を10項目挙げて、1項目につき10点満点で採点するのです。内容は例えば、①学歴 ②職業・勤務先③年収④将来性⑤人柄・性格⑥顔⑦からだ(身長・体重)⑧家柄(親・親族)⑨住まい・住居⑩子育て方針――など。
スコアリングのメリットは、「まだピンと来ないけど、60点以上なら交際を進める」と、数字から冷静に判断できること。「点数は同じでもこの人のほうがいい」と自覚すれば譲れない項目や妥協できる条件が見えてくるのも利点です。重要な情報の聞き忘れを防止することにもつながりますよ。
②条件以外の「相手のいいところ」を探してみる
データ以外の「相手のいいところ」を見つける意識も、大事です。「ささいなことだけど素晴らしいところ」に気づき、なるべく言葉にして相手に伝えるようにします。たとえば、「毎日自炊しているって素晴らしいですね」「部下に慕われていて人望がある」……ほかにも「マジメで誠実」「協調性がある」などもいいでしょう。スコアリングシートにメモ欄をつくって挙げておけば、「本当に好きかわからない」と悩んだときに振り返ることもできます。
③結婚生活を「現実的かつ具体的」に想像する
どんなに条件がよくても生活スタイルの相性が悪ければ結婚生活はうまくいきません。お互いの違いを共有し、その違いについて「どう思うか」を話し合っていくと、結婚生活が具体的にイメージできるようになります。それぞれの感じ方や価値観の違いも見えてくるでしょう。例えば、「平日の帰宅時間が遅く、出張も多い。不満に感じるか、むしろ一人の時間があっていいと思う?」「子供が2人欲しい。仕事は続けるけれど、下の子が小学校に入るまで時短勤務を選択するつもりだけど、数年後も残業が多いまま?」など、具体的にすり合わせます。相手の協調性や共感性が見え、相性も把握できますよ。
④結婚したい理由を「セルフカウンセリング」する
ただの妄想で条件を挙げていると、現実とかけ離れてしまいます。「どうして結婚したいのか」を自分に向き合い、じっくり考えることが大切です。
まずは、“結婚しない自分”を想像してみましょう。仕事を今のペースで一生続けられるか、仕事をセーブした場合、貯金はできるのか、年金はいくらなのか、家賃や住まいをどうするか、未婚の友達も減ってきて精神的には頼れる人はいるのか、そして親の老後や自分のリタイア後は――。こうして“なんとなく先送りにしてきた現実”を見つめるのです。結婚は妄想ではなく“現実と向き合うこと”。好きかどうかよりも大事なことが見えてくるはずです。
現実の相手と向き合っていくことは結婚後も続く
婚活では、今あなたが現実に出会える相手と向き合っていくことが重要です。それは結婚後も同じこと。「こうだったらいいのに」と理想と現実の間でさまよっていたら結婚できたとしても、その後の生活がうまくいきません。「好きになれない自分」を攻める必要はありません。「なかなか好きにならないからこそ、冷静に相手を見極められる」と考え方をポジティブに変えましょう。長い人生を「向き合って歩いていける方」と出会えることをお祈りしています。
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