植草美幸流 婚活理論12

婚活でウケがいい自己紹介文の書き方!マッチングアプリや結婚相談所で使えるアピールすべき項目とは?

青山の結婚相談所マリーミー代表で恋愛・婚活アドバイザーの植草美幸です。マッチングアプリや結婚相談所などに登録して、真剣に婚活している人も多い昨今。直接対面する前に、互いのプロフィールを見て「マッチング」をするステップがあると思います。どのようなプロフィールだったら、男性側に「会ってみたい」と思ってもらえるのでしょうか?今回は自己紹介文に書くべき項目と、書くと男ウケが悪くなる項目について見ていきたいと思います。

「自己紹介文」はマッチングの決め手

婚活と言えば「条件だけでお相手を選ぶのだろう」と思われがちですが、実は「自己PR」は重要なマッチングの「決め手」となっています。

婚活中のみなさんは、お相手の自己紹介文を本当によく読みこんでいて、印象に残ったひとこともきちんと覚えています。例えば「“人と話すのが好き”と書いていたのを見て申し込みました」など、かなり具体的におっしゃいます。初めてのお見合いでうまく会話が続くか不安だったそうですが、お相手が明るく会話上手な方なら「ぜひ会いたい」と感じたのだそうです。

婚活における自己紹介文とは?

結婚相談所でも、マッチングアプリでも、一般的にはプロフィールページ内に自己PRの文章を書きますよね。年齢や職業といった定量的なプロフィール情報のほかに、人柄やライフスタイルなどを自由に記述するのが「自己紹介文」です。

結婚相談所の場合

結婚を見据える場合、お相手の収入や資産に関しての将来性などを知りたいもの。プロフィール情報には、年齢、生年月日、身長、体重、血液型、最終学歴、年収、職業、勤務地、趣味、結婚歴(子の有無)、し好品(お酒・たばこ)、資格、資産(マンション、有価証券、貯金額)などの項目があります。
一方で、結婚生活を送る上では、お互いの価値観や結婚観、家庭環境といったバックグラウンドも重視すべきです。定量的な項目では伝えられない魅力を、文章で伝えることが重要になります。なかなかマッチングしないという方は、担当者に相談して書き直すことをお勧めします。
また、自己紹介文とは違いますが、担当カウンセラーによる「担当PR」がある結婚相談所も。主観ではなく、第三者が客観的に書くため、お相手を選ぶ際に大いに役に立ちます。書き方は婚活アドバイザーの力量によるところが大きいでしょう。

マッチングアプリの場合

最近はマッチングアプリを婚活目的に使う人が増えていますよね。
アプリ上でプロフィールページを開けば、その人の職業、年収、居住地、出身地、身長、体形……といった定量的な内容を見ることができます。それにあわせて載っているのが、自己紹介の文章です。
アプリの場合は結婚相談所とは違い、担当カウンセラーが書くPR文はありません。そのぶん、自分の魅力を最大限に伝える努力が必要になります。ただ、自分を過大評価しているような印象を与える表現には注意が必要です。友達に見てもらい、第三者目線でアドバイスをもらうなどの工夫をするとよいでしょう。
結婚相談所よりも気軽に登録でき、よりオープンな空間のアプリでは、見知らぬ人に個人情報や詳しいプロフィールを晒す危険も伴います。どこまでの情報を出すか慎重に検討しましょう。

婚活で男性ウケがいい自己紹介文 7選

お互いが結婚相手を探す目的で出会いを探す場合、参考にしていただきたい自己紹介文の書き方を7つ挙げていきます。相手の真剣な想いに応えられる「好印象な自己紹介」に必要な項目です。

①性格や雰囲気

肩書や収入といったプロフィールではわからないあなたの印象を言葉にしましょう。会う前の「どんな人なんだろう?」という不安を消し去りましょう。
例えば、「癒し系、フットワークが軽い、明るい、話を聞くのが好き、好奇心旺盛、裏表がない」などです。「性格は○○だと言われます」という風に、周囲からの評判として書くと、良いことづくめでも違和感がありません。

②趣味

さまざま趣味があると思いますが、好印象にしたいなら「料理」を絡めましょう。また、適度な運動習慣など健康維持に関する内容も良いですね。

③休みの過ごし方

週末の過ごし方は、ライフスタイルに直結するもの。家で何をして過ごしているのか? をお伝えするだけでイメージされやすくなります。「午前中から掃除や洗濯をして、ランチを作って……」と“普通”のことを書くのも意外と好印象です。

④ 家事スキル

生活する力があることは、結婚生活を送る上で男女ともに重要です。ですから、家事や料理のスキル、家庭的であることを求める方は多いもの。「料理や家事全般は得意」と記載できるとやはり好印象です。

⑤結婚後の働き方

仕事に関する考え方に正解はありません。相手とのバランスが重要なので、率直にお伝えしましょう。だから相手にどうしてほしいのか? まで記載してOKです。

⑥子どもの頃の話

子どもの頃のエピソードから、育ってきた家庭環境が伝わります。現在の趣味や休日の過ごし方などに絡めると自然な印象です。それが相手との共通点になることも。

⑦目指す家庭像

「結婚したらこんな家庭にしたい」という内容を自己PRの締めの言葉に取り入れることで、結婚生活のイメージを共有しましょう。「『人にやさしく』をモットーにしている」「周囲が困っていたら、すぐ対応すると決めている」など人柄が伝わる内容を添えるのも好印象です。

婚活で男性ウケが悪い自己PR 4選

相手男性に“誤解されやすい”自己PRもあります。ご自身に照らし合わせて手直ししてみてください。

①30代以上の「家事は勉強中です」

勉強中=まだできないと判断されてしまいます。幼い印象ですし、年齢が上がるほどぶりっ子風に思われるのでNGです。

②お金のかかる&意識高すぎる趣味

遊びや習い事ばかり書くと、「僕の入るスキがなさそう」と思われ、結婚後に一緒に生活するイメージを持ってもらいにくくなることも。
一方で、頻繁に行っている趣味がないからといって、月1回や年に数回する程度の意識高い内容を絞り出すのも逆効果。例えば、サーフィンやヨット、登山、ランニング、ゴルフなどは、相手から「自分はできないからパス」と避けられることもあります。生涯楽しみたい重要な項目なら率直に書いてもよいですが、無理して趣味として書く必要はありません。

③過去の結婚歴について「前の相手が悪い」と書く

過去に結婚歴がある方のみですが、離婚した理由として相手に非があったと書くのはNGです。「性格の不一致」「お互いの努力が足りなかった」など一般的な内容にとどめ、「当時は未熟だったけれど今は……」と未来につなげる書き方が吉。

④詐欺加工しすぎの写真

自己紹介文とは別ですが、こちらも補足。加工アプリなどを使いすぎて別人や人形のようになっている人は、バレているし、引かれています。会ったときに「だまされた」という印象になり、がっかりされてしまいます。写真より実物の方が素敵、という方がいいでしょう。表情のよさや光の具合で印象をよくするのはOK。できることなら加工に見慣れいる女性ではなく、同世代の男友達に写真を見てもらうのもおすすめです。

自己紹介文をきちんと書いて素敵な相手を見つけよう

自己紹介文の書き方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
自己紹介文を推敲してみることで、自分にぴったりな相手が見つかったり、成婚が叶ったりするはず。ぜひ頑張ってくださいね。

結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピー設立。2009年、結婚相談所マリーミー設立。自ら婚活している男女にアドバイスし、成婚に導いている。セミナーの開催、テレビやラジオも多数出演。著書に『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ』『男の婚活は会話が8割「また会いたい」にはワケがある!』『モテ理論』など。
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