マッチングアプリでモテる女性とは?年齢や体形、喫煙習慣、職業…データをもとに恋愛コンサルが徹底分析

今や恋活・婚活に欠かせないマッチングアプリ。アプリを使っている人なら、自分がどのくらいモテるのか、気になっているでしょう。株式会社リンクバルが提供するマッチングアプリ「CoupLink(カップリンク)」のデータをもとに、モテに詳しい恋愛コンサルタントの、おとうふさんに話を聞きました。

おとうふさん: 初めまして。おとうふです。私はこれまでマッチングアプリに載せる自己紹介文の添削や、恋愛経験が少ない男性のコンサルティングなどをしてきました。「好みの女性」についてヒアリングした男性は延べ200人以上。今回はヒアリングの結果と「CoupLink」のデータを元に「どんな女性がモテるのか」を探っていきたいと思います。

※「CoupLink」は恋活・婚活アプリ。「検索条件」を設定して異性を探し、気に入れば「いいね!」を送る。先方からも「いいね!」が返ってきた場合はマッチングが成立。メッセージのやり取りができるようになる。以下、太字は「CoupLink」のデータ(※)。

重視されるのは、外見と年齢、喫煙習慣

「検索条件」で重視された項目

データ|男性が女性を探す際に重視するのは、体形・年齢・喫煙習慣・職業・結婚歴・休日だった。

おとうふ: ほとんどの男性がまず重視するのは外見と年齢、そして喫煙習慣です。
職業や休日には「できれば合えば」程度、結婚歴については「未婚の方がいい」といった感じに希望している人が多いです。女性の年収や学歴、同居人の有無などはそこまで気にしていませんね。

体形

データ|検索では「スリム」「やや細め」「普通」が同程度に人気で、次いで「ややぽっちゃり」「ぽっちゃり」「太め」。一方、実際に「いいね!」を多くもらっているのは「普通」「ややぽっちゃり」の女性が大部分を占めた。

おとうふ: 好みのタイプを聞くと、「細い女性」と答える男性がほとんどですが、踏み込むと「胸が大きければいい」という人が多いですね。「ガリガリで胸が小さいより、ぽっちゃりで胸が大きい方が……」との声は、本当によく聞きます。
「トロフィーワイフ」という言葉もあるように、「周囲から羨ましがられるような女性と付き合いたい」と考える男性は多いものです。胸が大きい女性と交際することが、男性の一つのステータスになってしまっているのでしょう。
実際に「いいね!」を貰えるのは、「スリム」より「ややぽっちゃり」の方が多い。細い女性を求めつつも「ぽっちゃりの方が胸が大きい可能性が高い」と考えた結果なんでしょうね。
一方で、結婚相手や真剣に交際する彼女を探している男性の多くは、普通体形、もしくは細い女性を求めている印象があります。「そもそも胸が小さい人が好き」という男性も、2割程度います。

年齢

データ|検索では、全ての年代で7割が同い年・年下を、3割が年上を求める傾向にあった。※「CoupLink」利用者のボリュームゾーンは23~35歳

おとうふ: 年下好きと年上好きの割合については、ヒアリングの実感に近いですね。基本的に男性は若い女性が好きですが、年上好きも一定数います。
真剣に相手を探していると思われる人は、「精神的に落ち着いている」という理由で年上を希望されるケースもあります。そういった方々が多くいる一方で、一部には遊び目的で年上を好む男性も。例えば、結婚に焦っている30代の女性を、体目当てで狙う20代男性もいると、ヒアリングを通じて感じています。

データ|“年の差”については、自分より下の年齢なら際限なく、上は10歳までが許容されるケースが多かった。男性の年齢が上がると、求める年上の年齢の幅も広がり、10歳以上年上を許容する人が増えた。

おとうふ: ヒアリングをする中で感じているのは、男性は自身の年齢が上がれば上がるほど「絶対に年下がいい」「女性は若ければ若いほどいい」と考える人が増えるということ。年上好きの男性についても、自身が歳を重ねるにつれて、年上への許容範囲が狭まっていく印象がありました。だから今回のデータはびっくりしました。
出産のことを考えずにパートナーを探す場合は実際の年齢は高くても「若く見える美人がいい」と思う人も多いはず。「年上好き」や「年齢を気にしない」男性は一定数いて、この中に含まれていると思います。
遊び目的の男性も、年の差を気にしないですね。というのも、比較的ライトなマッチングアプリでは、50歳前後の女性が意外とモテるんですよ。遊び目的の男性は結婚を求められることを嫌う。だから結婚願望が強くないと思われる50歳前後の女性を「遊び相手として重くない」と考えるんでしょうね。残念ですが、このような男性も紛れ込んでいるので、結婚願望がある女性は注意してくださいね。

データ|検索条件では、18歳から25歳までの女性はニーズが徐々に上がり、25歳から30歳にかけて下がる傾向にある。30歳を一つの区切りと捉えて「~30歳」に設定している男性が多く、31歳からは大幅に減少。そこから緩やかな下降が続き、35歳と36歳の間にも小さな谷があった。

おとうふ: マッチングアプリは恋活目的で利用している人が多いので、女性の出産の年齢を考慮して……というよりは、「なんとなく、この年齢以降はおばさん」と考えて検索している男性がほとんど。「~30歳」という区切りは、イメージによるものだと思いますね。
女性は35歳以降に出産する場合、医学的に「高齢出産」と定義されます。結婚相談所の場合は、「35歳」を意識して女性の年齢をシビアに見ている男性が多く、「32歳」が一つの区切りになっている。結婚相談所よりアプリを利用している男性の方が、出産に関する知識がない場合が多く、女性の年齢への許容範囲が広いように感じます。「女性が40代でも、妊娠・出産は当たり前にできる」と思っている人が多くて、びっくりします。

喫煙習慣

データ|検索条件も「いいね!」の獲得も、「吸わない」が一番人気だった。

おとうふ: 「なんとなく、女性にはたばこを吸ってほしくない」と思っている男性がほとんどで、完全にイメージの問題。男性自身が非喫煙者なら、相手にも吸ってほしくないと考えるのは理解できますが、喫煙する男性でも、女性には吸わないことを求めがちです。吸う男性の中に、「喫煙者でもいい」という人が時々いるくらいかな。
将来を見据えて付き合う相手を探している人ほど、非喫煙者を望む傾向がありますね。結婚相談所で活動している男性からは「喫煙する女性は外してください」と、よく言われます。

ハイスペ男性は、ハイスペ女性を好む?

職業

データ|検索条件では、「保育士」「看護師」「公務員」の三つが人気だった。

おとうふ: 相変わらず、女性にお世話してほしいと思っている男性は多い。保育士や看護師は職業柄、「面倒見がいい」と思われがちで、人気があるのだと思います。ヒアリングでは、保育士や看護師に対して「性欲が強い」というイメージを持っている男性も一定数いる。「口説けば落とせそう」「チョロそう」と思っている面もあるでしょう。
一方、公務員の人気が高いのは、安定した収入を求めているということでしょう。私がTwitterでとったアンケートでは、男性は経営者など独立している女性を敬遠する傾向にありました。結婚相手を探す際に、収入が安定している人を求めていると見ています。

データ|男性の年齢が上がるにつれ、検索で人気になる女性の職業も。36歳以上の男性では、経営者、役員、弁護士、公認会計士、上場企業、大手企業、大手外資、商社などを好み、医師も顕著に増えた。

おとうふ: 自らのプライドを傷つけたくないために、ほとんどの男性が自分より低収入の女性を好むんですよ。ただ、男性は一般的に年齢が上がれば役職に就いたり、収入が上がったりすることが多い。すると、いわゆるハイスペ女性にも負けないため、士業や大手企業勤務なども対象になるのでしょう。20代で高収入の男性は、女性の収入が高くても気にしない人がほとんどです。
知的な会話がしたいから「バリキャリの女性がいい」と考える男性も多いですね。男女ともにハイスペが多い「東カレデート」という審査制マッチングアプリの利用者にヒアリングすると、「仕事を頑張っている女性の方が、話が面白い」との意見が多く聞かれました。

データ|一方で、実際に「いいね!」をもらっているのは「会社員」「事務員」「接客業」が多かった。

おとうふ: 現実には男性が女性に一番求めているのは容姿と若さ。職業への希望はありつつも、実際は「容姿が好みで若ければ、仕事は何でもいい」と考えがち。最終的に職業は重視されていないんです。それが顕著に出た結果だと感じます。

結婚歴

データ|検索では8~9割の男性が「未婚」を希望。40歳以下の男性は9割超が好む一方で、41歳以上は8割程度までに減少。男性の年齢が上がるにつれて「離婚」「死別」の希望が増えた。

おとうふ: 未婚・バツイチに関わらず、ほとんどの男性が「若い未婚女性」を希望している印象があります。離婚を経験した人の中に、「バツイチでも」って人がたまにいるくらい。
ただ、男性に子どもがいる場合は違ってきますね。相手もバツイチだったり、子どもがいたりした方が「気が楽だ」という意見も聞かれます。
年齢が上がるにつれて、離婚や死別を経験した男性が増えるため、「未婚の女性じゃなくてもいい」と考える男性が増えるのでしょう。

休日について

データ|検索条件も、実際に「いいね!」をもらっている女性も「土日」が一番人気だった。

おとうふ: ここは当然の結果だと思いますが、「自分が土日休みだから相手も同じがいい」と言う人が多いですね。

「モテ」に寄せつつも「自分らしさ」を大切に

おとうふさんからのメッセージ

アプリにもよりますが、多くの男性が重視しているのは、やはり容姿と若さ。遊び目的の人ほど、顔や体形を重要視しています。真剣に相手を探している男性は、仕事に対する考え方といった内面を重視しており、アプリの自己紹介文をよく読んでいると感じます。
数多くの「いいね!」をもらえれば選択肢が広がるので、万人ウケを狙ったプロフィールをつくるのも一つの手です。ただ、「ひとりの男性と幸せになりたい」というのなら、多くの人からアプローチを受ける必要はありません。ある程度“モテ”に寄せつつも「自分らしさ」は残した方がいいと思います。
例えば、実際は「ぽっちゃり」の人が、アプリ上で「普通」の設定をしてマッチングしやすいようにするということは、戦略としてアリ。ただ、実際に会ったときに「あれ、自己申告の体形と違うな」と思われてしまう可能性が高いですよね。その印象を覆すくらいの魅力がないのなら、はじめから正直に書いた方がいいと思います。むしろ、幸せそうな顔で食事をしている写真を載せるなどして、自分の個性を売りにした方が、ありのままを愛してくれる男性に出会えますよ。

●編集後記: マッチングアプリは、その特性上、“条件”を入り口にして異性を探す人がほとんどだ。そこで求められる女性の傾向に、「スタイルがいい」「たばこを吸わない」「お世話してくれそうな職業」といったステレオタイプな男性の好みが表れるのは、仕方がないことだと思う。ただ、出会いがアプリだとしても実際に付き合う場合に重視するのは、大事なのは人間性や相性だろう。多くの男性がアプリで示す傾向に女性側が合わせる必要はない。おとうふさんが言うように、「モテ」に寄せるのではなく、「自分の個性を売りにする」戦略を取れば、自分に合う相手を見つけられるかもしれない。

※…データは「CoupLink」から。「いいね!」をもらっている属性については、2020年4月~21年3月に登録した女性のうち、登録日から30日以内に100件以上の「いいね!」が送られている女性上位1万人の、21年6月時点のプロフィール情報。今回の記事はマッチングアプリ利用者のデータやヒアリングに基づき、利用者の実態を示したもの。

●おとうふさんのプロフィール
マッチングアプリのプロフィール添削のプロ。これまで600件以上のプロフィール添削・作成に携わる。TBS「マツコの知らない世界」などにも出演。今秋、KADOKAWAより、女性向けのマッチングアプリ指南書を出版予定。Twitter:@o10fusan

●取材協力:株式会社リンクバル
大手街コンポータルサイト「machicon JAPAN(街コンジャパン)」やマッチングアプリ「CoupLink(カップリンク)」、オンライン結婚相談所「マリッジスタイル」などを展開している。6月に「CoupLink」の会員データを元に、質問に答えれば無料で“モテ度”を診断してくれる「マッチングアプリ戦闘力診断」のサービスも開始。

1989年、東京生まれ。香川・滋賀で新聞記者、紙面編集者を経て、2020年3月からtelling,編集部。好きなものは花、猫、美容、散歩、ランニング、料理、銭湯。
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