植草美幸流 婚活理論〈番外編〉

30代女性の婚活、成功のコツは?結婚できない理由や服装の注意点、失敗しない方法も

30代で婚活をすると、20代の時とは違う苦労を感じている人もいるでしょう。国の調査によると、結婚願望があるアラサーの半数は「いい人に出会えない」と考えているそう。今回は30代で婚活を成功させるための心得などを、結婚相談所マリーミー代表・婚活アドバイザー植草美幸さんのお話をもとにお伝えします。

結婚願望はある・・・でも上がる未婚率

生涯未婚の女性は7人に1人

結婚しない人が増えていると言われています。
国の最新の調査によると50歳で未婚の人の割合、いわゆる生涯未婚率は女性は7人に1人、男性は4人に1人。1970年には女性は30人に1人、男性は50人に1人だったので、今後も上昇すると考えられています。

「いずれは結婚」男女ともに9割

ただ、結婚願望自体がなくなっているわけではありません。未婚の18~34歳を対象にした別の調査では、「いずれは結婚しよう」と考えている人が男女ともに9割近く。子どもや家族をもてたり、精神的に安らげる場が得られたりするという点を、メリットに感じている人が多いようです。

アラサーになると、「いい相手に出会えない」?

では、なぜその人たちは結婚“しない”、もしくは“できない”のでしょうか。
独身でいる理由について尋ねたところ、25~34歳のいわゆる“アラサー”は「適当な相手にまだめぐり会わない」との答えが5割で、最多。積極的に独身を選んでいるのではなく、したくても“結婚できない”現状があるようです。18~24歳では「まだ若すぎる」の回答が最多でしたが、年齢が上がるにつれ「いい相手に出会えない」と感じるようになるんですね。

30代の未婚率は?

では、実際に30代の未婚率はどのくらいなのでしょう。
2015年の国の調査によると、30代前半の女性は約3人に1人、男性は2人に1人程度が未婚。30代後半になると女性はおおむね4人に1人、男 性 は 3人 に1人が未婚という数字が出ています。

30代で婚活している女性の特徴

ここからは、結婚したい30代の女性に向けて役立つ情報をお伝えしたいと思います。まずは30代で婚活をしている女性の特徴を、パターン別に見ていきましょう。

いつか結婚すると思っていた

10代・20代で恋人はいたものの、結婚に結びつかなかった人です。「絶対に結婚したい」と強い思いがあったというよりは、「いつかするだろう」と漠然と思っていたのかもしれません。30代になると出会いの機会が減るので、10代・20代の頃のように簡単に相手を探せず苦労することも。
このケースにあてはまる人が、30代で婚活している人のなかで一番多いんです。

仕事や趣味が充実していて、一人でも楽しめる

仕事や趣味など平日が充実していると、結婚を見据えて恋人やパートナーをつくるのが面倒に感じる人もいます。
例えばデートの誘いがあったとしても、「普段忙しいから、空いた時間は一人でゆっくり過ごしたい」と考え、断ってしまう。異性に依存しない暮らしを送っているため、交際相手がなかなかできず結婚が遠のきます。

恋愛下手で交際した経験が少ない

好きになった人と交際できない恋愛下手なタイプ。そういう人は自分に自信が持てないので、そのまま婚活を始めても、うまくいかないでしょう。

そもそも恋愛をしてこなかった

もともと異性と遊ぶことや恋愛に興味がなかったという人もいます。どこかのタイミングで「やっぱり結婚したい」や「このまま一生ひとりで生きて行くのかな」と思い30代になってから焦って婚活を始めても、すんなりとはいきません。

30代婚活のリアルと難しい理由

周囲や自身の変化で、30代の婚活は20代の時より難しくなったと感じている人もいるかもしれません。なぜそう感じるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

同世代の独身男性が減る

30歳くらいを境に、結婚式に呼ばれる機会が減ったと感じている人も多いでしょう。事実、2019年の男性の平均初婚年齢は31.2歳。
同世代に既婚者が増えれば、真剣に付き合う対象が減るのは当然のこと。20代の時よりも婚活が難しくなるのです。

出会いの機会が減る

まわりの友達が結婚し始めると、男性と出会う機会も減るものです。例えば20代の時よく合コンを開いてくれたり、出会いスポットに一緒に行ったりしていた女友達が家庭を持ちます。そうれば、そういった場所に行く頻度が当然減ります。

男性からのアプローチが減る

婚活指導をしていると「ほとんどの男性は、若い女性が好き」と感じます。多くの男性が「結婚したら子どもがほしい」と考えているからです。30代女性が同世代の男性と交際したいと考えていても、男性が「20代の女性がいい」というケースも。年上が好きな男性も一定数いますが、35歳以上の女性が子どもを産む場合は高齢出産になります。この点が視野に入る30代は不利になりやすいのが、残念ながら現実。20代の時よりも、男性からのアプローチが減ります。

年下女性=ライバルが増える

年を重ねれば、競争相手が増えます。例えばあなたが35歳だとしましょう。10年前の25歳の時に15歳だった女性は、いまは25歳になっており、婚活市場にいます。このように年々、ライバルが増え状況が厳しくなっていくのです。

時間の使い方に慎重になる

これは女性自身の問題ですが、婚活にあまり時間を割けないという人もいます。30代になれば、職場である程度責任ある立場や頼られるポジションになっているもの。仕事が忙しければ、「せっかくの休日を男性のために使うのがもったいない、一人でゆっくり過ごしたい」と考え、好きでもない男性のために時間をつくるのが面倒になります。相当気に入った男性じゃないと2人で会うモチベーションが上がらず、交際に発展しません。

自由な生活を手放せなくなる

長期間独身でいると自由な暮らしに慣れきっている人もいるでしょう。一人暮らしの場合は人との共同生活から遠ざかるし、実家暮らしの場合は家事など親に何でもやってもらうことが当たり前になってしまいます。長年続けた生活スタイルを変えるのは相当な努力が必要です。自由気ままな暮らしを手放すことにハードルを感じる人もいます。

理想が高くなる

社会に出て年上や既婚の男性と一緒に仕事をする機会が増え、無意識のうちに理想が上がっていませんか?年を重ねればその分、男性と接する機会が増えるので「男性たるもの、しっかりしてて当たり前」「仕事を一生懸命やっていて当然」など、厳しい目で見るようになりがちです。婚活している期間が長くなるにつれ、「妥協したくない」との気持ちが強まる人も。折り合いを付けなければ、いつまで経っても結婚できません。

結婚を意識しすぎて慎重になる

これは男女ともに言えることですが、30代になると「次に付き合う相手=結婚を考える人」となるため、交際すること自体に慎重になりがちです。20代の時は「いいな」と思ったら付き合えたのに、30代になったら「この人の年収いくらなんだろう」とか「ちょっと価値観が違うかもしれない」など、考えすぎて交際に発展しないことも。「結婚に結びつかない相手と交際して時間を無駄にしたくない」との思いは尊重しますが、結局恋人がいない期間だけが延びてしまいます。

20代と30代の婚活の違い

純粋な気持ちと勢いで結婚できるのは20代です。まわりの友人を思い浮かべてみてください。学生のころから付き合った人や交際した会社の同僚などと、「好き」の延長線で結婚しているケースが多いのではないでしょうか。
しかし30代は結婚をしっかり意識して相手を探さないと、できません。将来を真剣に考えていない男性と無駄な時間を過ごすわけにはいかないし、好きで付き合っても価値観などが違えば別れてしまうからです。これまでのように男性と出会って、なんとなくデートを楽しんでいても、結婚につながりにくいんですね。

30代婚活を成功させるためにコツ

20代の時より圧倒的に厳しいことを理解する

30代の婚活は20代の時とは違い、男性側も結婚をより意識して慎重になります。そのため、若い頃よりも交際に至るまでのハードルが上がります。年齢が上がれば上がるほど若い女性というライバルが増える傾向にあるので、厳しい現実があるということを、まず知っておきましょう。

魅力的な人間になる

若さで男性から選ばれる年齢ではありません。ライバルは25歳の女性と考え、その女性たちにはない「人間としての魅力」が備わっているか、いま一度自らを省みましょう。きちんと生活する、仕事を頑張るなど当たり前ですが意外とむずかしいもの。私のおすすめは、クラシック音楽や映画といった特定の分野で、男性よりも深い教養を身につけることです。男性が知らない自分だけの世界を持つことで、魅力が備わります。

自立する

30代なら、精神的にも経済的にも自立した者同士が理想です。結婚する理由には、心の安定という要素があるはず。一緒に住むと負担が増えたり生活が苦しくなったりするような女性だと思われたら、交際している男性がいても別れを告げられやすいです。相手に依存しすぎず、しっかりした人間になるのは基本ですが大切なことです。

素直さや謙虚さを忘れない

仕事をバリバリこなして社会的責任もある女性は、本人にその気がなくても、気が強くて素直さや謙虚さが足りないことがあります。職場ではそれでいいかもしれませんが、婚活の場においては別。「素直じゃない・謙虚じゃない人とは、結婚したくない」と思われてしまいます。男性の話を聞くときには、変なプライドを見せずに「わからない、すごいね!教えて!」などと、正直に言えた方がよいのです。へりくだる必要はありませんが、傲慢になりすぎず謙虚でいることも大事です。

高望みしない

理想が高く、厳しい目で男性を品定めしていませんか。「上場企業以外むり」「年収1,000万以上」などわかりやすい条件設定もありますが、無意識のうちに相手に要求する水準が高くなっていることもあります。普段から職場で年上や既婚の男性と接している女性は特に、期待値が上がりがち。「エスコートしてくれて当然」「気を利かせて当たり前」「奢らないのは論外」など、男性に対して本人が無自覚にハードルを上げている可能性があります。婚活で知り合った男性が多少、気の利かない人でも「許せない」と考えるのではなく、許容するおおらかさも大切。20代女性も含めるとライバルが多いわけですから、相手を受け入れる気持ちを持ちましょう。

男性にとって「都合がいい女」にならない

たまに、「都合がいい女」と「居心地がいい女」の違いをわかっていない人がいます。すぐに体の関係になれば軽くてふしだらな印象を持たれ、遊びの対象としか思ってもらえません。居心地のよさを感じてもらうのは大事ですが、いつでも相手に合わせてばかりでは結婚つながりにくいでしょう。自分を犠牲にするような関係はやめ、いやなことは「NO」と言える関係になってください。大切にしてくれる男性なら、あなたが一度いやと言ったようなことはしません。

無理な恋愛はしない

振り向いてくれない相手を追いかけ続けるのは時間の無駄です。20代まではそれでもいいかもしれませんが、高齢出産になる可能性がある30代は、子どもを授かりたいなら、時間がありません。貴重な時間を費やしても、男性から「キープ」として扱われたら後悔するのはあなたです。どんな人生を歩みたいのか真剣に考えれば、一刻たりとも無駄にできないことはわかるはず。交際や結婚が無理な相手に対しては、追いかけるのをやめ、早めに気持ちを切り替えましょう。

お見合い・婚活デートの服装ポイント

人の印象は出会って数秒で決まるとの説があります。もちろん婚活においても、外見が与える印象はとても大切。
もし男性に清潔感がなかったり、だらしなかったりしたら、あなただってショックですよね。男性も、同様にあなたのファッションを見ています。
いまは何においても“自分らしく”が流行っていますが、「一般的に男性ウケがいい服装」があるのも事実。好感度が高い服装と注意点を見ていきましょう。

肌や髪など素材の手入れをする

肌や髪などにつやがあるだけで、健康的に若く、綺麗に見えるものです。逆にきれいにしていないと、「おばさん」と思われてしまうことも。30代の肌や髪は、きちんとお手入れをしなければ美しく保つのは難しいでしょう。デートの直前に急いで手入れするのではなく、日頃から自分に合うものを使ってケアしてくださいね。

コンサバ系・パステルカラーのワンピース

婚活という場で相手に好印象を与えられるのは、女子アナが着てそうなコンサバ系ファッションです。なかでも外れにくいのが、白・ピンク・イエロー・水色など優しいパステルカラーのワンピース。
花やリボン、レースなどがワンポイントであしらわれているものもよいでしょう。スカートはフレアタイプのものが男性から好まれます。
アクセサリーを着けるとしたら、主張が強いものより清楚で控えめパールがおすすめ。派手すぎないことが大事です。

NGポイント・安っぽくならないように

ここで気を付けたいのは軽やかなカラーゆえに、安っぽく見られないようにすること。また、ファストファッションや安価なブランドは、素材の質などが悪いこともあります。30歳を超えたら「本当に似合うか」買う前によく吟味してくださいね。

NGポイント・高級ブランド

逆に「ひと目でわかる高級ブランド」も避けた方がよいでしょう。モノグラムバッグやブランドロゴが裏地に入ったコートなどは、男性に「金遣いが粗い」という印象を与えかねません。恋愛対象ならいいかもしれませんが、結婚相手としてはふさわしくないと思われがちです。

NGポイント・個性的すぎるアイテムやトレンド

婚活という場においては、あまりにも個性的すぎるアイテムやトレンド感満載の奇抜なファッションは避けた方がよいでしょう。自分の個性や好きなテイストのものを着るのは、お互いを深く知ってからで十分です。

失敗しない婚活方法

では、具体的にどうやって婚活をしたらよいのでしょうか。ここからは方法別に注意点などお伝えします。始める前の人も、すでに始めている人も参考にしてみてください。

友人の紹介や合コン

友人や知人の紹介というのは、人間性がある程度保証されるので安心できます。仲介してくれた人の面子もあり、遊び目的でアプローチを受けるリスクは少ないでしょう。まわりの人に「私いま婚活中だから、いい人がいたら紹介してほしい」と伝えておけば、出会いがあるかもしれません。
ただ、30代になると男女ともに結婚している人が増えるので、紹介や合コンの機会は減るります。もし合コンや紹介などの声がかかったら、そのチャンスは大事にしましょう。

マッチングアプリ

最近は若い世代のみならず、幅広い層が婚活目的でマッチングアプリを使っていますよね。
気を付けてほしいのは、既婚や彼女持ち、体目当ての男性に引っかからないこと。誰でも簡単に利用できる安いアプリは、遊び目的で登録している会員もいます。「焦ってる」と思われがちな30代は、その気持ちを利用されて遊ばれる可能性も。
自分が傷つかないためにも真剣に相手を探すのであれば、独身証明書や収入証明書の提出が義務づけられているアプリがおすすめです。

街コン・婚活イベント

一度に多くの人と出会える婚活イベントやパーティーは、コミュニケーション能力が高い人にとっては最適です。年齢制限などが設けられているイベントが多いので、事前のリサーチが欠かせません。こちらも各証明書の提出が義務づけられていないものもあるので、注意が必要です。

仲介型結婚相談所

アドバイザーが会員一人ひとりに婚活の注意点を指導しながら、男性を紹介したり、希望を聞き取って一緒に探したりします。費用は高額になりますが、各証明書の提出が義務づけられているうえ、アドバイスを受けながら婚活ができるので、短期で結果を出したい人には最適です。

データマッチング型結婚相談所

会員になった人の情報をネット上で提供するサービスです。自分のプロフィールや希望条件を登録して相手を探しますが、入会には審査があるため、信頼度が高いサービスと言えるでしょう。仲介型結婚相談所とは違って助言・仲介はありません。

自分に合った婚活を

30代の婚活において気を付けるべきことや活動の方法などを、ここまで紹介してきました。自分に合った方法で婚活をすれば、結婚できる可能性はぐっと上がるはずです。ぜひこの記事をきっかけに素敵なパートナーを見つけてくださいね。

参考書籍:『尊敬婚のすすめ』

「尊敬婚のすすめ」

著者:植草美幸

発行:評言社
価格:1,400円(税別)

結婚相談所マリーミー代表取締役、婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピー設立。2009年、結婚相談所マリーミー設立。自ら婚活している男女にアドバイスし、成婚に導いている。セミナーの開催、テレビやラジオも多数出演。著書に『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ』『男の婚活は会話が8割「また会いたい」にはワケがある!』『モテ理論』など。
1989年、東京生まれ。不登校から高卒認定をとって大学に行き、新聞の記者・編集者を経て、2020年3月からtelling,編集部に来ました。仕事や女性としての生き方を巡り悩み多きミレニアル世代ど真ん中です。趣味はランニング、街歩き、飲み歩き。
植草美幸流 婚活理論