デートで好印象！愛され女性の服装・身だしなみ・マナーと注意点は？

多くの男性は「目で恋をする」？

気になる人や婚活の相手とデートの約束が決まると、楽しみな一方で、「悪い印象を持たれたくない」とちょっと心配になる方もいるでしょう。

デートに限らず、第一印象はとても重要。ある心理学の実験でも有名なように、相手に抱く印象の55%は「見た目などの視覚情報」によるもので、それは出会って6秒でほぼ決まってしまうとも言われています。そしてその第一印象を覆すには何倍もの時間がかかりますが、恋愛の場合、悪印象になってしまえばお付き合いに発展すること自体が難しくなってしまいます。

では、女性がデートで男性に好印象を持ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか？ 男性は女性に比べて視覚優位な傾向にあり、「目で恋する」人も多いもの。女性ならではのエレガントさ、清らかさ、セクシーさを、女性の服装や身だしなみ、しぐさなどから感じ取ることで「好印象だな」と判断することが多いので、その点を中心に気を付けていきましょう。
今回は、デートで好印象を持ってもらうために気を付けるべき「服装・身だしなみ・マナー」やNGポイント、ぜひ取り入れてほしいコツなどをお伝えします。

デート前にチェック！NGな服装・身だしなみ7選

まずは、女性がやりがちな服装や身だしなみについて、好印象を持たれたいなら控えてほしいポイントを挙げていきましょう。

①仕事モードになるバッグ

黒くて大きなリクルートバッグやPC、大きな書類などを持ち歩いている女性は要注意。男性に仕事や職場をイメージさせてしまう大きなカバンは、デート向きではありません。

②スーツやビジネスカラー

バッグと同じ理由で、服装もいかにも仕事用っぽい黒・ネイビー・ダークグレーで、直線的なシャツ＆パンツスタイルなどは避けた方がよいでしょう。自分自身も仕事気分になってサバサバしてしまい、相手に威圧感を与える可能性も。たかが服装といえど、ついつい上手に甘えることがむずかしくなるのです。

③派手なネイル

意外と見られやすいのは手。お手入れは大事ですが、男性は女性の「ネイルアート」をチェックしているわけではありません。ごてごてしたジュエリーネイルは華美な印象を与えますが、家庭的な女性を望む男性も多いので、家事ができないレベルの派手なデザインは割ける……くらいを目安にすると良いでしょう。

④ヒールリフトがすり減ったパンプス

ヒールリフト（ヒールのかかとの底）が減って金属部分が露出し、歩くたびにカンカンと鳴っている女性がいます。仕事ができる男性は靴磨きにもこだわっている人も多く、人の靴も意外と見ているもの。一緒に歩いてる女性の靴がカンカン鳴っていると「耳障りで恥ずかしい」と思い、逃げ出したい気持ちになっているかもしれません。

⑤服の毛玉やシミ

パンプスと同様に、当たり前の身だしなみではありますが、「だらしない生活を感じさせる」薄汚れた服装は避けましょう。ニットの毛玉、袖の黒ずみ、スカートのシミ、ペットの毛などがついた服は、不潔な印象を与えるので注意が必要です。

⑥近い距離で見えるムダ毛

写真や遠目ではわからないのが、ムダ毛や産毛の処理の甘さ。脇や手脚は処理していても、意外と見落としがちなのが、口の周り、頬周り、眉周辺、指毛など。食事をするくらいの距離だと見えてしまうこともあるので、出かける前にチェックを忘れずに。

⑦トレンドファッションや高級ブランドなど「頑張りすぎ」

ヒールが高すぎ、ジュエリーつけすぎ･･･など、頑張りすぎている強めファッションは「お金がかかりそう」と男性には不人気です。トレンドのウエットヘアや赤リップなども、「ただの怖い人」と思われてしまいます。高級ブランドを身につけるのも、「お金がかかりそうな女性」という印象を与えるのでNGです。TPOに合わせた服装という意味で、デートで好印象を狙うのには適さないでしょう。

好印象な服装・身だしなみは？

では実際、どんな服装や身だしなみがベストなのでしょうか？ 初デートの準備に役立つポイントをお伝えします。

①バッグは小ぶりでも収納力のあるもの

忙しくて気遣いのできる女性のみなさんは持ち物も多くなりがち。マチがしっかりあるデザインショルダーバッグなどを使用するのがおすすめです。丸みのあるシルエットでも収納力があり、ポーチなどもしっかり収納できますよ。

②ネイルは「フレンチネイル」で整える

デザイン性や派手さよりも、キレイに整えていることの方が大事です。ネイルサロンに行くなら、フレンチネイルや逆フレンチなどシンプルなデザインにしましょう。色についても、肌馴染みのいいナチュラルなものにして、クリアで艶のあるネイルにするのがおすすめです。

③お手入れされた「肌や髪」のセレブ感

まだ触れ合うような関係ではない分、「近づきたい」「触れたい」と思わせて男性の恋心を盛り上げたいもの。男性にはない柔らかさや滑らかさを感じさせる肌感や髪質は魅力的です。肌も髪もきちんとお手入れをして、しっとりすべすべ、潤った印象を保ちましょう。日焼け対策を怠ってシミやシワだらけだったり、髪がボサボサだったりすると、それだけで老けた印象になってしまうので、気を抜かずにケアしましょう。

④体のメリハリをちょっと出す「フィット＆フレア」な服

バスト、ウエスト、ヒップのメリハリ。この三つをすべて強調するとただのボディコンになってしまいます。ですから、そのうち1～2カ所のラインが見えるコーディネートにするのがポイント。そうすることで着やせするのに女性らしく、丸みや柔らかさあるコーデが叶います。

⑤コーデには「1か所以上のマカロンカラー」

マカロンとは、卵白と砂糖を使ったフランスの焼き菓子のこと。マカロンカラーは、お菓子のように甘く明るく、清涼感のある淡い色味を指します。大人が全身淡い色みの服装をするのは難しいかもしれませんので、1カ所だけ取り入れてみてください。華やかなカラーのアイテムが加わることで、無意識に自分の行動や心理にもかわいらしさや愛らしさをプラスできるはず。気恥ずかしいと思う場合は、ちょっとした小物からでも取り入れてみてください。

⑥相手にあげられる「気遣いグッズ」も忍ばせて

咳こんだときの「のど飴」、食後の口臭対策に「ミントタブレット」や「洗口液」など、自分でも使えて相手にも渡せるものを持っておきましょう。ばんそうこうや綿棒なども役立ちます。ハンカチは、手を拭くタオルタイプと、食事のナフキンにもなる大判コットンなど用途ごとに「数種持ち」をすると好感度◎。男性に貸す用に、女性らしい鮮やかな色柄で汚れが目立ちにくいものを持っておくのも良いでしょう。

守るべきマナーや行動の心得

服装や身だしなみがキチンとしていても、態度や行動がマナー違反ではいけません。基本的なマナーと見落としがちなポイントも見ていきましょう。

①「基本マナー」の見直し

初めてのデートや付き合う前のデートでは、まだ共通の話題も少ないもの。あなたの行動は頭からつま先まで観察されているくらいの緊張感を持っておいた方がよいでしょう。肘をつく、足を組むなどはもちろん、料理に直箸をつけているかどうか、箸の持ち方はどうか、皿やテーブルは汚れていないか……など、基本のテーブルマナーは押さえておきたいもの。
ちなみにこれは相手男性のご両親にお会いする際には、同様以上の見直しが必要です（そのため個人的には、はじめてのご両親との顔合わせで食事……というのは、おすすめしていません！）。

②「お酒の飲みすぎ」にも要注意

女子会ばかり行っていると、「お酒を飲んで暴露大会」をするのが快感でクセになっている…という女性も少なくありません。まだ親しくない男性の前で同じように振る舞うと、清らかではない、遊んでいる、下品……という印象を与えてしまうかも。初デートでは自分の身を守るためにも「ほろ酔い」を限度にして、酔いつぶれたり、気が大きくなったりするような飲み方は控えましょう。婚活や気になる男性とのデートの場合、例え仲良くなってからでも泥酔するのはおすすめしません。

③「お酒を注ぐ」「とりわけ」はしなくていい

グラスにお酒を注いだり、サラダを取り分けてあげたりする“合コンテクニック”を良しとする見方もありますが、個人的にはおすすめしていません。あなたは対等なデート相手であって、男性に媚びる必要はないからです。相手への気遣いとして「次、何か飲みますか？」「おしょうゆどうぞ」といった言葉が出るくらいがよいでしょう。むしろ、袖にフリルがついた洋服を着ていって、「お願い、サラダ取って♪」と言える女性の方が愛されますよ。

基本マナーをおさえて、プラスアルファの好印象を

ここまで、デートで好印象を持ってもらうために気を付けるべきポイントを紹介しました。
男女ともに恋愛経験が浅い方も多い昨今。デート自体が初めてという人もいるため、「服装や身だしなみ、持ち物が分からない」という相談を受けることも多くなっています。しかも、お互い「恋に恋している」状態だからこそ、ちょっとしたことに幻滅しがちな傾向も。初デートは相手をよく知らないからこその幻滅ポイントが多く潜んでいます。やや保守的かなと思うくらい緊張感を持っている方がいいのかもしれません。まずは基本マナーを抑えて、女性ならではのエレガントさ、清らかさ、セクシーさ、気遣いやかわいらしさを添えるイメージで行ってみてくださいね。