植草美幸流 婚活理論01

初デートの会計どうする?割り勘?奢られて良い?2回目につなげる女性のマナーと正しい対応!

青山の結婚相談所で代表を務める、婚活アドバイザーの植草美幸です。婚活指導をしていると、女性から「初デートのお会計はおごってもらってもいいのか?」という質問を受けることがあります。お会計は男女どちらが支払うべきか迷う方も多いですよね。ごちそうしてもらっていいのか、女性から「割り勘にしよう」と言い出した方がいいのか、男性が年下の場合は――?「割り勘男子」は脈ナシなのか……と、男性心理も気になります。今回は私の長年の婚活指導の経験をもとに「初デートのお会計をどうしたら良いか」について、みなさんにお伝えさせてもらいますね。

初デートの会計、おごってもらっていい?

結論から言うと、1回目のデートは「男性におごってもらってOK」です。

婚活におけるデートは、男性が女性を誘うことが多いと思います。そのため、「誘った方が支払いする」というのがマナーと考えてよいでしょう。

「今日は誘ってもらったし、お支払いは男性に甘えよう」と決めたなら、わざわざ財布を出して「払う気があるフリ」する必要はありません。

その代わり、エスコートしたいと考える男性を喜ばせる意味でも、きちんと誠意あるお礼をしましょう。お会計や店を出たタイミングで、ちゃんと「ご馳走様でした」と伝えてくださいね。

その男性のことを気に入っていて今後もっと仲を深めていきたい場合、「次のデートでは、私にごちそうさせてください」や「次回は私もお支払いしたいです」と、お伝えしましょう。

男性が全額支払うか割り勘にするか悩んでいる様子だったら、あなたの方から「ご馳走様でした。“次回は”私にもお支払いさせてください」と切り出して、仕切ってしまってもいいと思います。

「そうは言っても堂々と奢られるなんて気が引ける・・・」という人は会計時に、「私も払いますね」と言ってみてください。財布を出すそぶりはスマートじゃないので、言葉で伝えれば十分。ここで男性が「いいよ、今日は奢るから」と言えば素直に受け入れて良いのです。ただ、後述しますが、この場合支払いを求められたらきちんとお金を払ってくださいね。

また、初回デートであなたが「この男性ともう会うことはないな」と思った場合は、割り勘にするのがよいと思います。付き合う前だし、振ってしまう立場ですから、お金だけ出させてサヨナラするのは失礼です。

おごってもらったあとのフォローの方法は?

話を「あなたが好意を持っている男性が相手の場合」に戻しますね。

おごってもらった後は、次のデートや食事に行く時にフォローします。そのまま2軒目や、別の日の2回目デートにつなげる意味もあるのです。

1軒目のデートが食事だったとしたら、2軒目もしくは2回目のデートのカフェ代や軽食代を、あなたがお支払いをしましょう。

もしくは、手土産を渡すのもいいですね。2回目のデートのときに、こじゃれたラッピングをした1000円台のスイーツなどを用意します。渡す際には「前回はご馳走さまでした! よかったら召し上がってください」と一言添えてみてください。

要は、「初回デートはおごってもらったけれど、毎回おごられっぱなしというワケじゃないですよ」という姿勢を見せましょう。

「割り勘」になった場合

お店が高級で相手の職業や年収から考えて「ちょっと負担かな」と思うのであれば、自分もお金を出したいと申し出ましょう。男性は好意的な印象を抱いてくれるはずです。

私の経験上、最近の男性は「女性がお金を出すなんて、脈ナシか?」という考えはありません。「払ってもらえるならラッキー」と思う方が多いと思います。

また、女性の方が明らかに高収入もしくは年上の場合や、男性やお互いがまだ学生の場合は初回から割り勘でもいいかもしれません。

初めてのデートでも2回目以降でも双方が支払うことになった場合、年収を鑑みて6:4や7:3くらいの割合と少し男性が多めに支払うことが、私の経験上一般的です。

男性が全額支払いを済ませたあとにお店の外で、女性側からお金を渡すという方法もありますが、個人的には会計時にはっきりしたほうがスムーズだと思っています。カジュアルなお店なら、いっしょに会計伝票を覗きこんで「いくらでしたか? 私も支払いますね」と言うのも、人懐っこくて可愛いと思ってもらえますよ。

「払うフリだけ」はマナー違反

ただし、一度「私も払いますよ」と言ったなら、いざ割り勘になったときも気持ちよく払うこと。

「一応、“払う気持ちがあるフリ”だけする」「財布を持って払うアピールだけする」という恋愛マニュアルもありますが、実際に払わされると後から怒る女性がいます。婚活の相談に乗っていると「“3000円でいいよ”と言われたんですけど! ありえない。本当は出すつもりはなかったのに!」とブチ切れる女性を目にすることがありますが、それはさすがにお門違い! 女性が自分から「払いたい」と言った場合、男性がその気持ちを尊重するのは普通のことです。

恋愛経験がなく「女性心理がわからないから怖い」と思う男性も多いので、気持ちと裏腹な態度をとる女性を嫌う傾向にあります。「払いたいなら払う」「払わないなら次のデートでお礼をする」、その二択です。

また、デートの時には千円札を4枚、五千円札を1枚用意しておくようにするのもマナー。「支払う」と言ったのに一万円札しかなく、結局払わずに帰ると後味が悪くなるので注意してくださいね。

男性が割り勘にする心理

とはいえ、「初デートくらい支払ってほしい」と考える女性の気持ちもわからなくはありません。お支払いをしてくれる=大事にされているバロメータだと思ってしまう人もいますよね。

しかし、男性側の心理としては「割り勘だから脈ナシの相手」ということはあまりないように、私は思います。

割り勘にする男性は、相手がだれであっても「エスコートするためにお支払いしたい」という習慣自体がない印象です。私の経験上そのような人は単純に恋愛慣れしていないので、女性にスマートにおごるスキルも経済力も持ち合わせていないということが多いですね。悲しいかな。

また、イマドキの男性はデート中の負担が多いと「結婚後も大変そう…」と想像して警戒してしまいがち。おごることを単純に損だ、余計な負担だと思っているのでしょう。

だからこそ、初デート以降、2軒目・2回目以降はなるべく割り勘にするか、おごられた方がお礼を用意する、お支払いは交代で行うなどして、対等な関係になっておくのがベストな選択だと思います。

「割り勘男は付き合う価値なし」論者は損をする

最近は、「お金は男性が出すのが当たり前」と豪語する女性は少なくなってきたように感じます。しかし、アラフォー以上になると“昭和の恋愛観”を引きずっているのか、割り勘に否定的な女性を目にすることがあるのも事実。

「全おごり」を希望するのは自由ですが、はっきり言って婚活では不利になるのでご注意を。

結婚相談所の場合は特にこの傾向が強いのですが、婚活というのは同時に複数のお相手とデートを重ねることが一般的と言えます。それぞれ相手の条件や相性を比較して、最終的に一人に絞るわけです。同じくらい好きな相手だったら、「全おごり」の彼女と「割り勘」の彼女、どちらを選ぶでしょうか?
当然、負担が少ないほうがリピートしやすい=次のデートにつながりやすいですよね。数万円のデート代が「負担」と思われて、次のデートにつながらなくなるほうが損ではないでしょうか? 単純計算でおごりのデート1回は、割り勘デート2回に相当します。

デート代を均等に支払うだけで、もう一度デートしやすい「プラス要素」になるなら、気持ちよく支払った方が賢い選択だと、私は思います。

デート代の支払いは難しく捉えられがちですが、感謝や誠意を伝えたり、「対等な関係でいたい」という意思表示をしたりできる場でもあります。互いに気持ちよく過ごせるよう相手への心遣いを忘れないでくださいね。

結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピー設立。2009年、結婚相談所マリーミー設立。自ら婚活している男女にアドバイスし、成婚に導いている。セミナーの開催、テレビやラジオも多数出演。著書に『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ』『男の婚活は会話が8割「また会いたい」にはワケがある!』『モテ理論』など。
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