異動した元同僚たちと、疎遠になりがちです。仲良くするにはどうすれば良いのでしょうか？【ナリくんのお悩み相談42】
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん 【お悩み相談編】
Q:今回のお悩み ↓
-
この春、会社の仲の良い同僚たちは他の会社に転職したり、異動したりでバラバラになってしまいます。自分はこれまでそうやってバラバラになった人たちと疎遠になってしまう傾向があり、この人たちとも疎遠になるのかな…と寂しい思いがします。どうすればずっと仲良しでいられるでしょうか。
僕は長野の田舎から上京して専門学校に入学し卒業しました。2年間という短い時間ではありましたが人生の中ではとても貴重な時間だったと思っています。
2年間という短い時間の中で同級生や先生達などたくさんの魅力的な人たちと出逢いました。
そして、卒業してからは、その人たちとは、一度もあってません。悲しくもありません。なぜなら、べつに自分から会おうなんて思ったことがないからです。終わり。
質問に答えますね。
正直、職場が変わろうと会おうと思えばいつだって会えますよ。ただ、シンプルに「会おうとしない自分」がいるだけです。
孤独というのは、自分の周りに人がいないことを指すのではなく、周りに人はいるのにその人たちに心を開こうとしない自らの心理状態をいいますよね。
「1人」と「独り」は違います。
1人だから孤独なのではなく、心が孤独だから独りなのです。逆ですよね。
それに、心が孤独ではなかったら、1人でも、独りではないです。
時代が江戸時代なら会えないのも変わりますが、毎月携帯料金払ってる時点で、日本中に会えない人なんて基本いないんですよね。会おうと思えば誰とでも会えます。(会おうと思って会えないのだとしたら、それ普通に嫌われてるから、それはまた別のお話ですね。)
「自分はこれまでそうやってバラバラになった人たちと疎遠になってしまう傾向があり」
もし、そんな傾向があるのだとしたら「会おうとしない自分」がいるだけです。
もっと、深くいうと、会おうとせず、「いつも疎遠になるなぁ」と思うことにメリットすら感じて自分がいるだけです。孤独を感じることにメリットを感じてる自分がいるのです。
「会おうとしない自分」がなぜいるのか考える
そのメリットってなんなのでしょうかね。そこが大事ですよね。
もしかしたらこれかなーと思うのは、二つありまして。一つは「断られなくて済む」ってことです。
人を誘うと断られる可能性って生まれてきますよね。断られるのって嫌な人は嫌なんですよね。断られるくらいなら、独りでいるほうがまだマシだと思ってたりします。ただ、自分で選んで独りでいるとは認めたくないので、「いつも疎遠になるなぁ」と嘆くことで、私は会いたいのに会うことができない、ここには何かしらの問題があって、仕方ないのかもしれないという態度でいられます。
自分から人を誘わないくせに、友達がいないって言う人は本当によくいますね。そして、周りの人は誘われるのに、「私だけ誘われない」とか続けて言うこともあります。その周りの人は、誘われる前に誘ってるんですよ。もしくは誘われたら鬼のように場を盛り上げてくれるか、有用か。
どちらにしろ「誘わない自分」がいるから、「誘われない自分」がいるんですよね。
もう一つは、「責任を取らなくて済む」です。例えば自分が主催で前の職場の飲み会を開いたとします。つまり、幹事ですね。
そうしたら、お店選びから、誰が来るのかのまとめもしなければいけません。お店選びで大変なのは、値段と店の雰囲気。店の雰囲気は事前に知ってたらわかるが、値段がみんなが想定してるより、高すぎたり安すぎたり(貧相すぎたり)どう思われるかわかりません。
どちらにしろ、「そこを予約した人」のせいになります。そりゃ、大人ですから誰にでも失敗はあるし、責める人はいないとは思いますが、空気感はそうなりますよね。
それに耐えられそうもない、それが嫌だったら、当たり前ですけど、主催者にはなりたくありません。
でも、自分が責任を負いたくないからやらない。なんて認めたくないでしょうから、「いつも疎遠になるなぁ」と嘆いているほうが自分にとってメリットがあるわけです。
どちらの理由にしろ、なによりも「会おうとしない自分」がいるから、疎遠になるだけなのです。それ以外の理由って、ほぼほぼないと思いますよ。厳しかったらごめんなさい。さっき情熱大陸観てたので、熱くなってしまいました。
- 「意識、どんどん下げてこう。by ナリくん」のオススメ記事はこちら！
- 「やりたくないことをやらない」の幸福感、半端ないよ
- 子どもがいても、いなくても byナリくん
- 【ナリくんお悩み相談】母親との関係って、人生に影響しますか？
あなたのそのお悩み、ナリくんに相談してみませんか？ telling,までお悩みをお寄せください。https://telling.asahi.com/request
