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コンプレックスは愛

世間の「こうあるべき」にとらわれず、前を向きつつ不完全なところも人間らしくてむしろ好き。本特集「コンプレックスは愛」は、「コンプレックスって、愛すべきもの」というメッセージを届け、みなさんと考えたいという思いで始動しました。コンプレックスを通して、等身大のミレニアル女性の本音や、少しだけ先輩たちが寄せる女性たちへのエールを届けます。

●コンプレックスは愛

このほうがいいよね。
こうやったほうが正しいよね。
普通はみんな、こうやるよね。

って気にしながら、がんばってきた。

人生の大事なことをえらぶときだって、正しいかとか、間違ってないかとか……。
そうじゃないとダメなんだって思ってた。

でも、なんか、ぜんぶ、
だれかに言われたことだったかもって、そんな気も、しない?

きっと、すごく昔に誰かが言ったこと。
そのときの、誰かを守るために大切なことだったかもしれない。

わたしたちは、その「正しい」を、なんとなく受け継いできた。

誰が悪いわけでもない。
時代、時代で作られてきたし、私たちひとりひとりが作ってきた。
いろんな枠が、作られてきた。

「私って、なんでこれができないんだろう」って思うのは、
その枠からはみ出ていたり、欠けていたりするから、かもしれない。
それが、コンプレックスの正体なのかもしれない。

でも
はみ出ていたもの、欠けていた部分もひっくるめて、まさにあなた自身を表してる。

「なんて、美しいんだろう」。
もし、そんなふうに思えたら、世界は私に、少しだけ優しくなるのかもしれない。

それでも、はみ出たものを、削ぎ落としたい、
欠けた部分を、何かで埋めたい、そう思っていても大丈夫。

だってやっぱり、みんなと同じになることなんてないから。
そのへこみやでっぱりが、あなたらしさだから。

それはすごく美しいもの。愛すべきもの。

軽やかでクリエイティブなあなた。
ゆらゆらと柔らかなあなた。
野心家で燃えるようなあなた。

そのままのあなたでいい。
ありのままでいい。

まわりはもう、もしかしたら、そんなあなたの持ち味を認めているし、
あとは、あなたが自身が、自分を愛するだけ。

木々の声を聞くように、自分自身を感じよう。

コンプレックスを、愛そう。

  

コンプレックスは愛