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コンプレックスは愛

高橋メアリージュンさん 「心の持ちようだけで、幸せな日々を過ごせる」

ドラマや映画、バラエティ番組にも引っ張りだこの高橋メアリージュンさん(31)。「闇金ウシジマくん」の女闇金・犀原茜や「コウノドリ」での産後うつの妻など、印象深い役を多数演じています。順風満帆に見える彼女ですが、実は様々な悩みと向き合いながら生きてきたそう。どのように乗り越え、向き合おうとしているのか、語っていただきました。

●コンプレックスは愛

褐色の肌、分厚い唇、大きな手足がコンプレックスだった

高橋メアリージュンさん(以下、メアリー): 15歳でモデルデビューしたばかりのとき、「君、女優顔じゃないね」ってテレビ局の方に言われたんです。そのときは、「そうなんですよ」と愛想笑いをすることしかできなかった。自分の容姿には自信がなかったし、「世の中の美しいひと」とは私は違うんだ、歌手になるからいいや、と心に半ばふたをしていたところがあって。でも、この一言は10年以上ずっと胸につかえていました。

分厚い唇、褐色の肌、前に張りだした太もも……幼い頃からコンプレックスがたくさんあったから、傷ついたんですよね。小3くらいから、唇を気にしていて、ある日「私って、タラコ唇?」とおそるおそる父に聞いたら、「ほんまやな」と即答(笑)。それからずっと、好きな男の子の前ではずっと上唇をかんで口を閉じて笑わないようにしていたし、中高生になってからは色白になりたい一心で美白クリームを塗りすぎて、白塗りお化けのようになっていました。

――すごく容姿で悩んできたんですね。今は、気になさっていないように見えます。

メアリー: 周りの人にかけていただいた言葉で、だんだん前向きにとらえられるようになりました。
いちばん最初にコンプレックスが消えたきっかけは、小学生のときに所属していたバレーボールチームの監督がかけてくれた「みんな見てみ!このベッピン」という言葉。初めて家族以外の人に容姿を褒められたんです。それからも、私の人生が変わる節目には、「言葉」がありました。

女優として手探りだった時期に励ましてくれた武田鉄矢さんの言葉や、CanCamモデルを卒業して身の振り方を悩んでいたときに「ピンチはチャンスだから」とメールをくれた前の事務所の社長からの言葉が、「女優向きじゃなかった」私の今をつくってくれました。どれもシンプルな言葉でしたが、周りの方のこうした励ましが、今の私をつくっていると思っています。

――今はコンプレックスについてどう感じているんですか。

メアリー: 褐色の肌も唇もその他のパーツも、全部好きです。「CanCam」のフェミニンなファッションは私には似合わなかったけれど、5年半続けるうちに、だんだんカジュアルがトレンドになって、「私だから」着こなせる服を任せられるようになって自信もついてきたし、ふと気づいたんですよね。憧れているジェニファー・ロペス、ビヨンセ、後藤久美子さん……。「私は彼女たちの健康的な美しさが好きだし、私もその健康的な肌を持っている。人と違っても、胸をはっていいんだ」と思えるようになりました。

みんなと違うからこそ個性として光る

メアリー: だんだん、みんなと違うからこそよかったと思えることが増えてきています。ハーフだからこそつかめた女優の仕事もあったし、個性的な役を演じることもできた。コンプレックスは隠すより自信をもって出していった方がかっこいいと思うんです。

今だって、全部のコンプレックスを克服したわけじゃないし、口下手で人見知りで、人と話すときには未だに緊張するし、友達も少ない(笑)。でも、つい最近演じた役を通して、「不器用でもいいから、自分から話しかけたり、コミュニケーションしよう」という感じで行動できるようになりました。若いときは特に、本当に小さなことでも、ものすごく大きなことのように悩んでしまう。でも、悩むこと自体は悪いことではなくて、自分を好きになる道の途中にいるんだな、と思っています。私も、まだまだ今も成長途中です。

お金がないことが「不幸」なのではない。それを不幸と感じることが不幸なんだ

――家の借金を代わりに返済されているそうですね。その事実だけ聞くと、「大変そう……」と思うんですが、なぜ悲壮感がなく、メアリーさんの言葉には愛や感謝があふれてるんですか?

メアリー: 家族がいるからです。とくに両親は、私に愛を教えてくれた存在です。私が中1のとき、父が経営していた会社が倒産して、ものすごく貧乏になりました。借金取りにおびえたり食べ物がなかったり、困ったことは確かですが、不幸だと思ったことはありません。父は愛の塊のような人で、私たち4人の子どもを育てるのに必死だったけれど、弱音ひとつ吐かずに明るかった。隣で母も笑っていたことを覚えています。そうした苦難をともに乗り越えてきたからこそ、家族の結びつきが強いんだと思います。

15歳でモデルとして働き始めてから、私はずっと家の借金を返済して、お小遣い制で生活していたけど、家族で助け合ってきた私にはふつうのこと。他人が決めた「不幸」にあてはめて、「自分たちは不幸だ」と思うことが、いちばん不幸だと思います。

幸せを実感できるように毎日かかさず続けていること

――メアリーさんにとって大切なのは、経済的な豊かさよりも、「大好きな人たちが幸せであること」なんですね。

メアリー: 20代で何度か体調を崩したこともあって、人生はいつまで続くかわからないと思っています。
健康であること、仕事に行けること、みんなに会えることがいちばん。

本当に私は今、とても幸せだし、悩んでいたことも個性としてポジティブにとらえられるようになりました。心のもちようはとても大切で、たくさんの幸せを感じられるようになったと思うから。
毎朝、家族や大切な人の顔を一人ひとり思い浮かべて「家族みんなが健康で、幸せで、守られていて、ありがとうございます」と感謝して、愛の気持ちを送れるような時間をつくっています。そうすると、その日一日すごく穏やかな気持ちで過ごせるし、ささやかなことに喜びを感じられるんですよ。
不安なことがあっても、心が穏やかになる。これを毎日続けているから、幸せを実感できる日が増えて、充実した一日を過ごせているんだと思っています。

続きの記事<増田セバスチャンさん「『自分らしく生きる』とは、覚悟を持って生きること」>はこちら

  

●高橋メアリージュンさんプロフィール
モデル・女優。2006年から雑誌『CanCam』の専属モデルを務める。タレント活動などを経て、2012年NHKドラマ連続テレビ小説「純と愛」で女優に転身。以降、「闇金ウシジマくん Part2」「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」など、映画、ドラマ、舞台など多方面で活動中。著書に『Difficult? Yes. Impossible? …NO. わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』(KKベストセラーズ)がある。
連続ドラマW 東野圭吾「ダイイング・アイ」3/16(土)毎週よる10時、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ「東京独身男子」に出演予定。

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